エピローグ -聖女-ルート
今回で-聖女-ルート終了です
次回から第2章入る予定です
その後の戦いは熾烈を極めた
キラからしてみれば一気に殲滅出来ると思っていたみたいだけど、乙女座は個体事の共有の切断ができたようで、キラが殴った個体から順次共有が切断されていったらしい
しかも半分くらいの数を倒すとまた新たに幻影乙女を使用され元の数に戻っていたし
私たちは何とか最上位種を倒した後、新たに押し寄せてきた魔物の処理をしていた。流石に私たちじゃキラ達の足手まといにしかならないからね・・・とは言っても私とタマはあの時は戦力にすらならなかったから大人しく見守ることしかできなかった
結局のところ、キラ達の戦いは三日三晩続き、その間に街の全ての魔物が襲ってきたため、街の魔物を駆逐する必要が無くなったのはよかった・・・・・のたろうか?
後、どうしてルーナさんが乙女座の接近を関知することが出来たのかと言うと
ルーナさんは乙女座によって復讐の呪印というものをつけられていたようだ
これはつけた相互が位置を把握することができるようになる呪印でそれを話したときのルーナさんの申し訳なさそうな顔がとても印象的だった
その後、キラとルーナさんは王様にクラインの街を取り戻したことを報告し、王様からは報酬としてルーナさんにクラインの街の自治権を与えられた
ルーナさんの頼みもあり、キラは私たちと一緒にクラインの街で生活することになった。キラもどこか嬉しそうでまんざらでも無いようだ
ついでにギルさんは警備隊長、ロンさんは警備副隊長、メリスさんは魔法部隊隊長、コトリさんはその副隊長に、パールンさんは情報管理部部長となった
ついでにキラは転職師が使えるため、転職の神官扱いだ
「これじゃあ自由に動ける時間が少なくなる」
と言いながらもどこか嬉しそうなのは、ここから1年後には結婚するルーナさんの頼みだからだろう
「副隊長よりも弱い隊長なんて」とぼやいていたメリスさんも指揮などはコトリさんに負けないようにと日々、勉強している
そこから5年後
王様から魔王討伐に参加するようにという命令・・・というよりお願いがルーナさんに下った
もうこの街・・・・というよりもルーナさんとキラの二人だけで国と戦うことは可能だから命令するような勇気を王様はもてなかったんだろう
当然ながら二人はこのお願いを承諾した
しかし、流石に全軍を率いて街を空にするのはまずいので、キラ、ルーナさん、私、タマ、コトリさんの5人で向かうことになった
この時には私とタマも奴隷から解放されていて(最後まで渋ったのだが結局やり込められてしまった)何時までもキラと一緒にいる必要も無いのだが、私たちがキラと一緒にいたくて強くなった結果、元々キラとパーティーを組んで経験値が恐ろしいほどに入っていたこともあり、私たはS級冒険者として認められることになった
二つ名は私が-疾風-タマが-魔狼-だ。タマに至っては「猫の獣人なのに狼さんになっちゃったの~」と苦笑いしていたが
そうそう、タマと言えば3年くらい前から少しずつ喋れるようになってきた
今では普通に話すことができるようになっている
結局魔王は討伐され(途中で面倒な人に邪魔はされたけど何とかなった)、異世界から召喚された人間はキラとコトリさんを除いて皆元の世界に帰っていった
その時の成果からキラは王国の男爵の地位を与えられかけたが、その直前に王女様からとある情報を聞いたキラはそれを断っていた
その情報とは
「もうほぼ独立国家みたいな状況になっているクラインの街を再び国の傘下に戻すために、街のトップであるルーナさんと婚姻関係にあるキラさんを国の貴族にしてしまおうという考えですね。ここでキラさんが位を受ければいずれはルーナさんも何らかの理由をつけて位を与えて国のコントロール下に置こうとするはずです」
という物だった
そんなことを聞いてキラが素直に受けとる訳もなく異種返しに
「この国の位は要らないのでクラインの街を独立国家として認めてもらえないでしょうか?」
と言ってきたと私は聞いた
これ、普通に不敬罪で処罰されてもおかしくないんだけど流石にS級の中でもトップクラスというよりもトップの実力を持つほどに強くなってしまったキラを害することはできないため王様も流したようだ
それに今のクラインの街には有名で強い人が沢山いるため、そうそう攻め込んでくる事は出来ないだろう
例を上げると、S級冒険者として私、タマ、キラ、ルーナさん、コトリさん(二つ名は-最巧-)それに隊長副隊長クラスは基本的にS級になってしまっている
それから、元ノルンギルドマスターのガリレオさんや元王都ギルドマスターの-全智-のソラさんもこの街にはいる
実はさりげなく(本人はS級の中では弱い方と言い張るが、多彩な攻撃全てに対応するのはかなり難しく、普通に強い)強かった-神秘-の二つ名を持つS級冒険者の王女様もたまにここに愚痴りに来るし、私たちともよく訓練くれるため私たちは王女様が大好きだ
王女様いわく
「はぁ、可能なら私もここに移住したい」とのことである
何せ街の外に張られたルーナさんの結界により悪意を持った物体(人間も含む)の侵入を防ぐことができるため街の中の治安はかなりいいし、中での悪意はそれを関知した瞬間に街の外に転移させられる(一度ルーナさんの仕事中に後ろから襲いかかろうとしたキラが外に転移させられていた)ため本当に治安がいいのだ
勿論外に飛ばされたからと言っても反省して悪意がなくなれば普通に入ってこれるため問題はない
まぁ街の人が慣れるまでにそれなりの時間は必要だったけど
なんやかんやありながらもこのクラインの街は今日も平和である
「ふぅ」
パタンと音を立てて書いていた本を閉じると私は傍らで眠るキラとルーナさんの息子であるソルを抱き上げる
スヤスヤと眠っているため反応は無いがとても可愛い
キラとルーナさんは今独立に向けての書類作成や回りの国との関係作りに忙しくソルの面倒を見ることを私に任せることが多い
まぁこのクライン国となる、いくら小さいとは言え国の後取りなのだ。それなりに信用がないと預けることは出来ないだろう
「それにしても・・・・・・」
私は先程閉じた本のタイトルを考えていた
これはキラが今迄に歩んだ道のりを書いたものなのだがタイトルをどうしようか悩んでいる
「んー、こんな感じでいいかな?」
一つの思い付いた言葉をタイトルの所に刻み付ける
その後顔を上げると
「ソル。お父さん達が帰ってきたみたいだよ。お出迎えに行こう!」
そう言ってソルを抱き抱えると門の方へと駆け出した
本のタイトルには
~最大レベル2の成り上がり~
とかかれていた
多分明日も更新できるとは思いますがデータ通信量がギリギリ・・・・
もしかしたら通信速度下がって更新できないかもです
その場合は次回更新は3月1日になります




