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ルーナとの交渉

「ルーナ!ひさしぶりなのー!」


「ひさしぶり・・・・なのかな?まぁ、あえて嬉しいわ」


これから探しに行こうと思っていたルーナが向こうから来てくれるとはありがたい


「丁度良かった!実は俺たちルーナに用事があってクラインの街に来たんだ」


俺の言葉にニーナは少しジト目で


「・・・・・・そのわりには買い物を楽しんでいるようだけど・・・・・」


その視線は俺が今まさにアイテムボックスにしまおうとしていた袋に向けられていた


小鳥は苦笑いしている


「うーんと・・・・・ルーナを探すついでに今まで来たことの無いクラインの街を観光してみようかなと思ったら、思いの外楽しくて・・・・・・」


俺の返答に、ルーナは溜め息を一つつくと


「まぁ、私の故郷を楽しんでくださっているのは素直に嬉しいので許してあげましょう。それでは行きましょうか」


「ん?どこに?」


俺の返答に再びルーナからの呆れたような視線


「キラさん・・・・・貴方は私に話があってここに来たのではなかったのですか?」


あっ、そういうことか


「あははは・・・・・・」


これには俺も苦笑いするしかなかった



ルーナにつれられて大きな建物に入る


その中でも一番奥の部屋に案内されて、ソファーを勧められる


「申し訳ないのですが、復興したと言ってもこの街はまだまだ人材不足のためお茶を入れてくれるメイドなんかも雇えないんです。なので私が入れたお茶になりますが」


と言いながらルーナ自らがお茶を入れてくれる


それを俺たち全員の前に置くと


「それではお話を聞きましょうか」


と言われたので俺は最近あったことを話始めた


シフル様から領地をいただいたこと、その領地がニーナとタマの故郷だったこと、そこが魔物の領域だと聞かされて魔物の討伐に向かったら魔王がいたこと、魔王から聞いた過去の話、魔王軍との力試しのこと、それに力を貸してほしいことなどだ


「ふむ・・・・・お話はわかりました。それでは報酬はどのようにお考えですか?」


それも実は考えてある


ゼンとしずくに協力を頼んだときにも言われたのだ


その時は考えてなかったので、ゼンには呆れられたのだが、結果的にゼンが提案してくれたため、俺はあまり考える必要がなかった


「ルーナから俺へ依頼するとき、どんな依頼でも一つだけ無償で受けるってのはどうだ?」


ちなみにゼンから突きつけられた条件もこれで、速攻で使われた


ちなみにゼンからの依頼は


「迷宮の完全踏破」


で、しずくからの依頼は


「委員長の決闘場所までの護送と護衛」

 

だった


ちなみに小鳥たちは家族だからと言って報酬は断ったのだが、流石にそれはダメだと思い何か考えておいてほしいと言っておいた


その中で一番最初に決めたのはタマで


「お兄ちゃんにたくさん遊んでほしいの!」


だそうだ


ちなみにニーナと小鳥は未だに悩み中


「わかりました。それで手をうちましょう」


ルーナも頷く


「私の依頼はまだそこまで急いでいるものが無いので後でゆっくりと考えさせてもらうとします」


こうしてルーナの参戦も決まった



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