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魔王と後悔

そこから一週間の間ユダはルファへとこちらへ来るように説得していたらしいがルファがそれに応じることは無かった


ユダからは定時の連絡でそう伝えられており、我もその言葉を疑うことなくルファも人間どもに襲われた時の事を考えていつかはこちらへと来てくれる


そう信じていた


しかし、流石にユダが人間どもによるルファへの攻撃の情報を我に伝えたのは1週間前・・・・つまり、情報を得てから、長ければ10日は経っている訳だ


10日もあればある程度の準備が整って攻めてくるものもいるかもしれない


ルファがもし意固地になっているとしたらユダだけでの説得はむずかしいだろう


しかし、我なら・・・・・我ならばなんとかなるやもしれん


「よし、行くとするか!」


そう決めたら即決だった


仕事の引き継ぎだけ終わらせ、ルファのいる街へと向かう


む?煙がでているじゃと?


まさか!もう人間どもが!?


急がなくては!


そして、たどり着いた先で見たのは地獄だった


広場の中央で抱き合って倒れるルファと猫耳族の女性


焼かれる家


魔物によって蹂躙される街


「は・・・・・・?」


一瞬何が起こったのかわからなかった


どうして魔物が・・・・この場所を襲っているのだ?


ふと横を見るとルファと猫耳族の女性の遺体を食べようと口を開く魔物がいた


「ふざけるな!」


我はその魔物を塵に変えると辺りの魔物を滅ぼしにかかる


そして魔物を滅ぼしきった後になってようやく見つけたユダに詰め寄る


「貴様・・・・・これはどういうつもりだ?」


我の声かけにユダも、ようやく我に気づいたのか青い顔をしている


「まっ魔王様!?こっ、これには深いわけが・・・・・」


そんなものに耳を傾ける訳がなかろうに・・・・・見苦しい奴じゃ


魔王軍は家族も当然・・・・・しかし、いくら魔王軍を出たとはいえ、ルファは我の兄である。いくら家族であっても家族を殺すような者には我は一切容赦はせん!


「ひぃいいいい!」


我の殺気に当てられたのかユダが逃げ出す


「逃がすと思うか?」


我はユダを追いかけながら魔力弾を放つ


しかし、奴は全てを器用に避けながら逃げ出した


そんな追跡劇も1時間ほど続いたが我がユダを殺しきることはできなかった


なぜかいきなりユダの気配が消えて、追跡が不可能になったのだ


仕方がないので街へと戻ると


まだ遺体が残っていた者たちをルファと、抱き合っていた猫耳族の女性を中心に丁寧に埋葬した


子どもの遺体も幾つかあった


恐らくその中にルファの娘たちもいたのだろうと我は思っていたのじゃ


「ルファ・・・・・・すまない」


守れなくて、会いに行ってやれなくて、本当にすまない


だからせめて・・・・・


ここは我が必ず守り抜いてみせる


我はそう誓ったのだった




「これが事の顛末じゃ・・・・信じるかどうかはお主ら次第じゃの」


そう締め括って魔王は昔語りを止めた

追記


時系列的にはこうなっております


ユダ、街を襲う→ルシフェル、応戦するも街の人々を庇いながらだったので徐々に傷が増えて倒れる→魔王、到着からの魔物全滅→ユダを殺しに追いかける→ニーナ、タマ、物音がやんだので出てきて、両親の死体を発見→ニーナ、タマ、街を出る→魔王、戻ってきて遺体を埋葬


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