魔物の大量発生とギルドマスター
これは先程書きました閑話と同じくらいの時間になります、
テンプレに絡まれ、二つ名までつけられてしまった俺だったが気を取り直して(現実逃避をして)森の調査へと向かうことにした
「それにして魔物が多すぎない?」
確かに今まで森に入ったことはなかったので正確なことはわからないが、一応気配察知の範囲内くらいは気配を探っていたのだ
それに比べても・・・・・
「今日は前見たときに比べて100倍くらいの数に膨れ上がっていると思うんだけど?」
そう、森の中の敵性反応が異常に多くなっているのだ
「100倍ですって!?そんなの早くギルドに報告しないと!」
そんなにまずいのか?敵性反応って言っても豆粒みたいなのがほとんどで次にビー玉サイズのが多くてピンポン玉サイズに至っては一つだけなんだが・・・・
それをニーナに伝えると
「気配のサイズに違い・・・?まさかとは思うけど強さで大きさに差が出るとか?だとしたら今この森には3種類の強さを持つ存在がいるってことに・・・・ってヤバイじゃない!」
なんだかニーナが一人で狼狽えている
「それって一旦戻った方がいいのかな?」
「勿論よ!っていうか全速力で戻って!」
ニーナの言葉に本当にヤバイことが起こっていると悟る
「んじゃあしっかり捕まってろよ?」
ニーナを背中に背負ってタマをだっこする
「ふぇ?何を?」
ニーナが俺の首に手を回したのを確認して俺は走り出した
それこそ全力で
「あぎゃぁああああぁぁぁぁぁぁあ!」
ニーナが女の子が上げてはいけない類いの声を上げているが無視して走る
全力疾走って言ったのはニーナだし
「ガギャッ!」
『レベルが上がった』
『キラは成長の限界に達した』
ん?今何かを引いたみたいだ
まぁ、いっか
全力で走ったお陰で30秒程で街の入り口に着いた
入り口に着いた途端にニーナは
「地面・・・ウプッ」
とか言いながら地面にキラキラを撒き散らしている
タマはどちらかというと面白かったようですごくニコニコしているが
「どっ、どうしたんだ!?すごい勢いで突っ込んできて・・・一瞬新手の魔物かと思ったぞ」
街の入り口を守る騎士にまで人外だと言われるなんて・・・
俺が軽くショックを受けているとキラキラの放出を終わらせたニーナが
「うぷっ、魔物の大量発生・・・・知らせないと・・ガクッ」
どこかの死にかけの兵士みたいな言い方だな・・・って、ん?大量発生?何それ?
と思ってダウンしたニーナの代わりに騎士を見ると顔を青ざめて
「今すぐギルドに報告を!第一種警戒体制!急げ!」
と騒ぎだした
とりあえずはダウンしたニーナを連れて俺もギルドに向かうことにした
「一体何があったんだ?」
ギルドは何時もより騒がしく、職員があわただしく走り回っている
いや、何があったのかは明白だ
魔物の大量発生が起こったのだ
だけどそれって大騒ぎするようなことなのだろうか?
「緊急連絡を出した所、各地で同じようにモンスターの大量発生が起こっていることが判明しました!これよりこの事態を緊急依頼とします!」
緊急依頼って確か冒険者強制参加な依頼だったかな?
「まずは偵察班を組みます!敵の規模を探るためのパーティーをいくつか募集します」
あれ?敵の規模って・・・俺確かさっき確認してきたばっかりだな
「キラ・・・・あそこへ・・・うぷっ」
いつのまにか復活したらしいニーナも行けと言っている
わかったけど俺の背中でリバースはやめてくれよ?
「すいません、俺は先程森に行ってきて気配察知で数を確認したんですが・・」
と言うと受付嬢がこちらをガン見する
「それは本当ですか!?だとしたら規模は!?どのくらいだったんですか?」
受付嬢さんの目が血走っている
折角の美人さんなのにもったいない
「えーっと・・・確か2~3万って所ですね」
正確には数えていないからわからないけど、それくらいはいたと思う
「2~3万・・・それならなんとか・・・・」
受付嬢さんがほっと溜め息をつく
「それだけじゃ・・うぶっ・・・・・無いわ・・おそらく上位種・・・と最上位種がいる・・・うぷっ」
その言葉に受付嬢さんが青ざめる
しかし、流石にプロだけあって業務を優先する
「確証はありますか?」
「キラが・・・敵性反応の大きさに・・・かなりの差を感じている・・そして、敵性反応の大きさが3種類・・・・」
「なるほど・・・・気配察知なら敵性反応の大きさで大体の強さがわかるって聞いたことがあります・・・・すみませんがキラさん、うちのギルドマスターへ今の話を伝えていただけないでしょうか?最上位種がいるとなったらSランクの冒険者の力が必要になってきます」
「おっおう、わかった」
二人の会話についていけないままに話を振られた俺は思わず頷いてしまった
そのままなし崩し的にギルドマスターの元へ案内される
「失礼します!ギルドマスター。今回の魔物の大量発生のことでお話が!」
「入って」
中から聞こえてきたのは女の人の声だった
「失礼します」
「失礼します」
そう言って中に入ると中には白い肌の・・・・・
「子ども?」
そう、見た感じニーナと変わらない身長の女の子がいたのだ
「残念ながら私はもう127歳。子どもという年齢はとっくに過ぎ去っている」
ロリババアかよ!
そう突っ込みかけてギルドマスターの尖った耳に気づく
「・・・・・エルフなのか?」
「そう、私の名前はソラ。エルフでこの王都のギルドマスターをやっている。よろしく-鬼神-」
俺のことも知ってるのかよ
「あの時は偶然私も見ていたから。安心して、プレテンはギルドを除名処分になったし、あなたにはなんのお咎めも無い」
「はぁ・・・・」
俺が森に行ってきて帰ってくる頃には処分が終わってるってスゲーな、おい
「それで?話ってなに?」
いきなり本題を振るのもなんだし経緯からはなすか
「昨日クエストから帰るときにいきなり15匹ものゴブリンに同時に襲われまして・・・まぁ、それは瞬殺したんですが、なんかまずいことが起こっているんじゃないかと思って、森に行って見ると気配察知に2~3万程度の敵性反応が出ました。そして、その中でも敵性反応が大きいやつと中くらいのやつと小さいやつに別れていると仲間に伝えたら、それは早くギルドに伝えないとヤバイと言われたので報告をと」
「なるほど・・・・つまり、今森の中には最上位種がいるということ・・・・他の街からここへの援軍に、実力的にはBランク相当のパーティーが向かったと聞いているけど最上位種が相手なら荷が重いか・・・」
俺の下手な説明だけでここまで理解するとかスゲーなこの人
「そうです!なのでギルドマスター!早急にランクS冒険者の応援の要請を!」
ギルドマスターは受付嬢の話を聞くと俺に向き直り
「-鬼神-指名依頼受けてみる?」
そう訪ねた




