異世界転移と初戦闘
本日より連載始めました
この連載は皆様の応援とブックマークと感想と評価による作者のモチベーションでかかれております
是非とも評価やブックマークお願い致します
2月16日感想にてご指摘いただき盗賊のスキルの説明をのせました
ご指摘いただき誠にありがとうございました
早速ですが問題です
気がついたらどこともわからぬ城の中
目の前には魔王を倒してくれと懇願する美人な自称王女(?)
回りを見渡せばクラスの皆の唖然とした顔
これなーんだ
正解は異世界転移です☆
とかふざけてみたけど正直に言おう
滅茶苦茶混乱してる
確か今日のホームルームが終わっていつも通り委員長の
「起立、気を付け、礼」
の号令に合わせて
「ありがとうございました」
と皆でボソボソ言って顔を上げるとこうなっていた
うん、訳がわからん
なんで号令と同時に住んでいた世界からさようならしなきゃいけないんだよ!
ん?なんか自称王女様(?)が言ってる
ステータスを見ろ?
あぁ、異世界転移ものによくあるやつね
俺は言われた通りステータスと唱えてステータスを出してみる
ちなみにこの世界の一般男性の平均を10とした俺のステータスはこんな感じらしい
佐藤 キラ
職業
HP 10/10
MP 10/10
攻撃 8
防御 7
速さ 11
魔力 5
スキル
ギフト
成長限界短縮
うん、これが俺のステータスみたいだ
見事にこの世界の平均男性より下回ってる
唯一勝ってるの速さだけじゃねーか
普通こういうのって小説とかだとチート性能を持ってるとかじゃないの!?
とか思ってると自称王女(?)が皆を連れて移動しだした
なんでもステータスが低いのはこの世界の職業についていないからでこの世界の職業につけば、それぞれある程度のステータスがプラスされるのだそうだ
まぁ、それを使っても平均10ってことは上昇値はお察しな訳だが
ちなみに転職等も可能となっており、それぞれの職業の条件を満たせば最初の職業以外の新しい職業につくことも可能らしい
ただし、一度レベルが最大になってしまった職業に関してはもう転職できないそうだ
最初の職業のリストはこんな感じだった
戦士(HP+3 攻撃+2 防御+2)
魔法使い(MP+7 魔力+3)
格闘家(HP+4 攻撃+5)
盗賊(攻撃+1 速さ+7)
僧侶(MP+2 魔力+6)
クラスの皆は戦士を選ぶものが一番多く次いで魔法使いが多かった
ちなみに俺は盗賊にした
なんでかって?面白そうだったから
改めてステータスを確認する
佐藤 キラ
職業 盗賊
HP 10/10
MP 10/10
攻撃 8(+1)
防御 7
速さ 11(+7)
魔力 5
スキル
気配察知 隠密 初級鑑定
ギフト
成長限界短縮
気配察知
半径500メートル内の敵意を持つ存在を感知する
隠密 (消費MP3)
効果時間中気配が薄くなり、見つかり辛くなる
効果時間は自身のレベル×1分
初級鑑定
目で見たものを鑑定することができる
名前と効果がわかる
Oh・・・
なんかスキル増えとる
これは盗賊の職業になったからだと考えるべきか
周りからもスキル覚えたー等と言った言葉が聞こえてきてるし
それで次だが・・・・・ん?ギフトの内容?
これって知ることができるのか・・・・
ちなみに異世界から召喚された人は全員何らかのギフトを持っているらしい
もしかして、これって小説とかでよく読んだチートってやつか!?
名前からはあんまり想像がつかないんだが・・・・
そう思いながらも調べてみる
成長限界短縮
成長の限界がかなり短くなるが1レベル毎のステータス上昇幅が10倍になる
「せっ、成長チート来たぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
思わず叫んでしまい訝しげな目をされてしまい、手を振ってなんでもないとごまかす
しかし、これってものすごいチートだよな!?成長の限界が短くなるということは高レベルが条件になってくる職業にはなれないけど、俺の想像が間違えていないならステータスだけで圧殺できるくらいになるはずだ
それで、自称王女様(?)の話の続きだが魔王討伐には複数人のパーティー、大体4~6人くらいのパーティーに別れて行って欲しいらしい
・・・・・はぁ!?
万年ボッチの俺にパーティーを組めと!?
俺がスキルとかの話を誰ともしていない時点で察してくれ!
まぁ、確かに仲の良いやつがいる訳じゃないが逆に言えばそこまで仲の悪いやつが多いわけでもない
俺の成長チートを知ればパーティーを組んでくれるやつくらいいくらでもいるだろう
まずはお試し的にパーティーを組んで戦うらしい
俺は今回誘ってくれた委員長である渡辺 剛のパーティーに入れてもらうことになった
なんでも委員長のパーティーは本気で魔王を討伐するつもりらしく、俺をパーティーに入れてくれたのも俺がクラスで唯一盗賊の職業を選んだからという理由らしい
って盗賊選んだの俺だけなのかよ!
ちなみにパーティーを組むと組んだメンバーのレベルアップやその他重要なことは頭の中に流れてくるらしい
うまく活用すれば念話のようなこともできる
うん、グループチャットみたいな物か
お試しパーティーの戦う場所は「修行の間」と呼ばれる場所でレベルと種類を設定したモンスターを召喚することができる場所らしい
そんなところがあるならそこでレベルを上げて魔王を倒せば良いんじゃ?と思ったが1対1に特化しすぎて大群に囲まれたときに簡単にやられることになるらしい
色々と大変なんだなぁ
とまぁ、そんなことは置いておいて、俺たちが戦うのは人数分のスライムだ
スライムは1体倒すことでレベル1からレベル2になるための経験値が得られるらしい
そして、今回のお試しパーティーはレベル2になることが目的だ。そしてパーティーは委員長と俺含め6人なので6回戦うことになるらしい
一回目は委員長がスバッと一発で両断
二回目は仲間の魔法使いである副委員長が魔法でこんがりと
三回目、四回目、五回目、六回目はパーティーで連携して倒した
ちなみに最後の一体は俺が止めをさした
急造の連携でもなんとかなりそうだ
と
「レベルがアップしました」
「レベルがアップしました」
「レベルがアップしました」
「レベルがアップしました」
「レベルがアップしました」
「レベルがアップしました」
一人ずつ皆のレベルがアップしたようだな
ステータスを確認する
佐藤 キラ
職業 盗賊
Lv.2(成長の限界)
HP 40/40
MP 20/20
攻撃 38(+1)
防御 27
速さ 61(+7)
魔力 25
スキル
気配察知 隠密 初級鑑定
ギフト
成長限界短縮
「キラは成長の限界に達しました」
「「「「「「へ!?」」」」」」
俺たち6人は思わず変な声を出してしまった