第一章
初投稿です。レイアウトなど、まだ投稿の仕方がわかりませんので、ご容赦下さいませ。
投稿感覚は不定期です。
気付くと俺は、ふかふかのベットの上にいた…。
あぁ、そうか、昨日はアソコでハメを外しすぎて頭がパーンになったのか。
バニーガールは、やりすぎだったかもしれん…。
窓から射し込む光の感じからすると、どうやら今は昼頃らしい。
「もう昼か…。実にけしからん寝心地だ、もう1度寝よ…。」
俺は、そう呟くと、また夢の中へとバカンスを開始する。
あれ、何か大切な事を忘れているような…。
ま、いいか。
そんなに重要な事ではない筈だ。きっと…、いや、たぶん…。
コンコン
…。
コンコン
……。
カチャ…。
「失礼します。」
控えめな音色で部屋の扉が開き、如何にも"執事です"という装いのおっさんが居た。
いつも俺に"だけ"優しい、家礼のじいやアルバスだ。
「坊っちゃま、国王陛下が会議室に来て頂きたいとの事です。」
俺は寝ているフリを決め込み、無視した。
多分、じいやにはバレていると思うが、知らん。俺は寝るのが好きなのだ。
「坊っちゃま…、起きておられるのは分かっております。」
「う、うーん…。」
いかにも寝言です。と言わんばかりの華麗な演技の後、
俺はじいやから目をそらすように背を向け、寝返りをうつ。
よし!これで、後30分は戦える。
「はぁ…、仕方ありませんな。坊っちゃま失礼いたしますぞ。」
そう言って、じいやは俺の寝具を、ぐいぐい引っ張る。
体格差の影響か、徐々に自陣は劣勢になっていく。クっ、敵はどうにも強すぎるっ!
俺は徹底抗戦の構えを見せる為、自分の装備をガッシリ掴んだ。
スッ…。
俺の頭脳を司るヘルムが消えた。どうやら右舷はフェイントだったらしい。
理不尽な攻撃により、床にポフッという、無慈悲な音がなる。
しまった!残りは体を守る純白の鎧しかないっ!
俺は鎧という名の防具を略奪されない為、必死に掴んだ。
サ、ササッ(ぐるぐる…)、スッ…
「さ、行きますぞ。」
しまったぁぁぁぁ!その手があったかっ!
そう言って、じいやは俺を純白の鎧で簀巻きにして小脇に抱えた。
「じ、じいや、く、くるしい…。」
「自業自得でございます。」
「せ、せめて身だしなみを整え…。」
「時間がございません。」
「俺、全裸なんだけど…。」
「大丈夫でございます。皆様、気付いていても、見て見ぬ振りをして下さるでしょう。」
「いや、それなんて昔話よ…。」
こうして俺のパンツすら履いていない1日は始まった。