日常
はい!
あの後、パパから男性の身体についてみっちり教えて頂きました!
今は城の近くの樹海にあるお屋敷に住んでいます、はい
静かでしかもアンティーク調の入った落ち着いたお屋敷、ヒッキーになってしまいそう
そして私、油神はなんと!パパから名前を頂きました!と言っても他神も頂いてるみたいだけどね
では、改めて自己紹介させていただきます!
リーヴァと申します、宜しくお願いします!
と、まぁ名前も紹介できましたし
油の材料集めしてこようかな?
っとその前に
「えーっと、たしかここのクローゼットに……あった!!ローブ!
これがないと出掛けられないんだよな~」
なぜ、出掛けるのにローブが必要だって?
簡単だよ、こんな見た目で油神なんて説得力ないだろ?
実際、酒神なんて酒屋に居そうなおじさんだったし…逆に美神なんてモデルも霞むような傾国の美人だった
なので、私も油の神っぽくしてみようと試行錯誤した結果ローブを着てフードで顔を限界まで隠すといった格好になりました
まぁ、実はパパに勧められたのもあるけどね
理由は知らないけど、多分私と同じだと思う
(違うんだか……dyパパ)
(近ごろは、パパに会ってないなー…
今度会いに行こうかな、お土産持って)
そんなことを考えながら、樹海を抜けていくと神の街に着いた
「……とりあえず、花神の所へ行くか」
あ、言い忘れてましたが
男なのに"前"の口調が抜けない私にパパが人前では言葉少な目にした方が良いと助言してくれたのです(確かにこれじゃおねぇだわ)
「(もぉ、どっから見ても油神にしか見えまい!)」
そう、街道を歩きながら自己満足に浸っていると
「おい、見ろよ油神だ、あいつもかわらず辛気くせー奴だなぁー!」
「ちょっとー、ヤメナヨー」
「って全然止めてねーじゃんギャハハ!」
チラッと見てみると水神とその遣属精霊が
遣属精霊っていうのは、神が自分の司るモノに対して多くの神に支持を受けると自然と現れるそうだ(幽霊みたいで怖いと思ったは秘密)
ちなみに性格は神によるらしい
「(水と油って言うもんなー、しゃーないほっとこ)……」
毎日、似たり寄ったりで
口に出して言うのは水神位で、他は小馬鹿
態度です
ついでにいえば、今現在私の顔を知っているのはパパだけですねー…
友達、つくるか