真っ赤なお鼻の…
皆様…なんとか帰って参りましたぁあ!!
本当にお久しぶりです…
震える手で筆を取りテストに望みました私ですが…見事に好き嫌いが出るもんですね(´・ω・`)
嫌いモノがスゴいですよ…え、何が?
…ゴホゴホッ!!(´Д`)え?なんの話でしたっけ?
あーー!!そろそろ時間が!!
皆様、御待ちいただき誠にありがとうございました!!
では、久しぶりの更新ですが…どうぞ!!
ヒヒィーン!!
うん、尻が痛いです
始めて馬に乗りましたリーヴァです、はい
しかも、今乗っているのは神馬といってなんと脚が合計で六本!!それに見合う大きな体に情けない事に腰を抜かしたよ…
そんな神馬でただ今兄様の前に座らせてもらい、兄様いわく城下街…つまり、俺が知っていた街は首都の様なもので各四つの地方に他にと色んな街があるらしい…確かに国がたった一つの街で出来てるって可笑しいよな…なんで気づかなかったんだろ
まぁそんなこんなでその内の一つである南の太陽街へ依頼を果たす為、下見へと砂漠を渡っているだが…砂しかない(当たり前や)
「リーヴァ…さっきから黙ってるけど大丈夫?」
「御水を飲まれますか?」
背後から心配の声がかかり、背後を省みると後ろで手綱を握る兄様が心配そうに見て
少し後ろから別の馬に乗馬しているフラードさんが上手いことバランスをとり、両手で水筒を持っていた
いや、危ないからァア!
「大丈夫だよ、だから危険運転止めて!?」
手綱を両手で持って前見て!俺の願い!
「そう?」
「ご無理は禁物ですよ?」
そうして渋々と安全運転をし始めた二人に、ホッと息をついていると前方からズドドドドドドォオオオ!!とあり得ない轟音と音の原因に巻き上げられたであろう砂埃、いや砂嵐が近付いてくる
「え…兄様、なんか来るよ!」
そんな焦っている俺に対して二人は実に余裕綽々で、
なんで悠長に構えてんの?
「ふふ!大丈夫よぉ~」
そう言い兄様が振り上げた片腕にはいつの間にかプロクス談、世にも恐ろしい「神食ラフレシア」のランちゃんが歯を研ぐ様にギャギンギャギン!と歯の噛み合わせをし行く手の砂嵐を見ていた
あ、これ死んだわ前のヤツ
俺は行く手の砂嵐に祈りを捧げた…え、止めないのかって?
はははッ!殺す気?
「リーヴァ…ちょっと揺れるわよぉ!
オラァ!!」
兄様の雄叫びと共に放たれたランちゃんは涎を出さんばかりの勢いで抹殺対象(砂嵐)に接近、からの刺まみれの蔓を伸ばし…そして
ヘニョンと、その場に蕩けた…
「はぁあぁあ?!なにしてんよぉ、ランちゃん!!強い女に成るんでしょ?!アイツを振り向かせるんじゃないの?!」
兄様の声援も虚しくランちゃんは砂にまみれていく…てか、アイツって誰?!
しかも女の子だったんだのランちゃん?!!
「ギャギ…ギシャ~…フニャン」
ドタドタと砂嵐の手前で漁場に打ち上げられたマグロの様に体をくねらせている為、ランちゃん自身に蔓が絡まり始めている
「酔ってるよね、顔(?)が赤いし」
後ろから伸びている手が俺の腰をガッシリ掴んでいらっしゃる為に降りることが出来ないので馬上からの見ていると後ろから
「おや、あちらの方から来られるとは…予想外ですねぇ」
フラードがそう呟くと同時にムワッと熱を煽るような酒の匂いが喉を焼き、独特の香りが漂った
「っ!……ゲホッ…ゥッ…酒クサい!!」
「…っげ!こぉんの臭いは…リーヴァちょっとごめんなさいねぇ?」
同じく臭いを感じた様で兄様は忌々しそうに今だ前にこちらに向かってくる砂嵐を睨み俺の口元を袖で覆う…ありがたい
けれど、俺を後ろから護るように抱える兄様の雰囲気に違和感を感じる
「…ふぁにさま?(兄様?)」
「リーヴァ…私が合図するまで耳を塞いでてね?」
「なん「頼む」…わかったよ」
何なんだ?心なしか焦っている兄様に疑問を持つも耳を塞いで待機する…ん?前から何か見えるんだけど…誰か、が走ってきて…?
あれ、もしかして…あれって砂嵐じゃなくて盛大な砂ぼこり?
「…ゥウウウウゥウウウ!!!」
「ふぁれ?(誰?)」
「…チッ…何でアンタが来んのよォオオオオ!!」
「ふぁふぁからふぁれ?(だから誰?)」
足が速い!!あっという間にこっちに来たんですけどぉお!!怖い!前も後も怖い!!
「ザハルゥウウウウ!!ははははぁー!!待ってたぞぉーい!」
あ、見たことある!!確か…
ーー 赤っ鼻の酔いどれオジサンが…来たよ! ーー
(よりにもよって何で酔ってんのよ?!アイツゥウ!)
(知りません、気合いでも入れるつもりだったのでは?)