舞台裏での…
すみません…やっとの投稿です|´・ω・`)
花神視点
あーあ…フラードのやつオレが自分を見て笑ってるってことに気づいてやがる…
部屋を出る際にきっちり睨みを効かせ出ていった自分の遣属精霊に未だに笑いが治まらぬまま思う
まぁ、笑いが治まらないお陰で可愛い弟がオレから離れ窓際で何か…おそらく笑いを対策でも考えているのだろう
オレの為と聞こえは良いが、実際問題直ぐ隣にあった温もりが無いと言うのも寂しいモノだったりする…
そろそろ落ち着くことにするか…!!取り敢えず、プロクスにドデカイピンクのリボンを頭に着けてるとこを思い浮かべ……オエッ(勝手に想像して勝手に吐くなよぉおおぉおお!!byプロクス)
※御食事中の方につきましては誠に申し訳ありません…
恐ろしいヤツだ…プロクス!!
オレにここまでのダメージを負わせるとは…グッ!!
…まず、リーヴァが現実に戻る前にこの惨状をなんとかしなきゃな…
フラードに心話で救援要請を発する
「…(フラード!!フラード!!…今オレの今世紀最大のピンチなんだ!バケツと雑巾持って来い!)」
「(は?…主、口調が前のに戻っていらっしゃいますがどうなさいましたか?)」
先程の動揺から一変、オレのピンチに飄々と構える(見てないが)自分の遣属精霊に拳を振るいそうになる(居ないが)
心話の性質でフラードの愉しそうな感情付加されるのだがそんな会話はオレの苛立ちを煽るだけだ
「(良、い、か、ら!!早くしろ頼む!!)」
「(主…頼むなんて言えたんですね…)」
「(…早くしろ)」
「(嗚呼…懐かしいですね、その口調…
これを期にオカマ辞めて頂けませんか?毎回会話する度に何やら胸に競り上がるモノがあるので)」
「(絞め殺すぞ…テメェ、なに毎回吐きそうなってたとか暴露してんだ!…ついでに着替えも持ってこい)」
さらりと毒を吐くのは、何時ものことだか今は何時の余裕が無い為に神力が溢れ出そうになる…危ない危ない…
がそれに対してフラードが堪えた様子も無い…チッ
「(ふふ…)
本当に懐かしいですね…馬鹿主
では私が処理いたしますので早くお着替えなさってください」
扉から音もなく現れたフラードから着替えを受け取り、着替える
その間に、フラードがオレの吐瀉物を処理する
「馬鹿とはなによ…馬鹿とは
それにちょっと声抑えなさいよ?リーヴァが気付いちゃうでしょうが」
「はいはい…
ふぅ…終わりましたよ」
スボンを履き終わり、シャツに腕を通しているとバケツとジャンパーを手に持ち控えていた
相も変わらずの手際に、感謝しながらリーヴァが気付いていないか確認する…うん、よかったまだ考えてるのか、長い髪から覗くうなじが色気があっていいぞ舐めてぇ…(大変関係ない!!)
「ありがとう…お陰でリーヴァに気付かれない
ですんだわ」
「いえ、それでは…
あ、それと酷く据えた臭いがするので薔薇など、匂いの強い花をご用意しますか?」
チラリと窓際にいるリーヴァを見るところ自分でも自覚していたが、そこまで酷いのかよ…
「良いわ、私がやるから」
手を閉じて、少し力を籠めると花弁が隙間から溢れ薫る
部屋に匂いが充満してきた頃にソファに座りフラードが淹れた紅茶に花弁を浮かべる、まぁ元から紅茶の薫りが良いので要らないのだが
「では、私はケーキを持って参りますので…」
「わかったわ…美味しいのをよろしくね?」
…パタン…
扉が閉まると一気にリーヴァに集中する
…どんだけ悩んでんだリーヴァ…こっち見ろよ~
するとオレの想いが通じたのか、リーヴァが機械仕掛けの人形よろしくこちらを見る
おー驚いてる驚いてる
「兄様…?え、治まったの? あんなに壊れていたのに?」
そこから恐る恐ると小動物のように近づいて来るリーヴァにハートを撃ち抜かれるが、瞳には壊れているオレが強く焼き付いているらしくまるでキチガイを見る目だ
それよりかオレの不祥事に気付かれないでホッとしたけど
「壊れてないわぁー泣くわよ? そんなキチガイ見るような目で見ないで、ね? 私の可愛い リ ー ヴ ァ 」
ここは下手に言い訳を言うと可笑しいので、茶化して話の軸を流そうと試みる
「いやいや壊れてたよ、思い出して堰を切ったよう に笑ってた人を、思い返せばすぐに浮かぶから!! 」
意外にも、リーヴァがお父様に対しての様な態度をしてくれた
これがリーヴァの内なのか…あぁ…!
これからオレにも、可愛い口で沢山の言葉を聞けるのか…興奮するわー!!
「あら…私にも素を見せてくれるようになったのね ~嬉しい!」
これからが楽しみだな…本当に
side終
ーー 舞台裏の不祥事 ーー
(主のあの口調…久々ですね…
本当にリーヴァ様々ですね)
(あれ?兄様…服変えた?)
(え、まぁちょっと…ね)
ザハルが…ちょっと変態感割増になりました…なってしまいました(´Д`)
てか、リーヴァよく気付かれないでいられたな…おい!!