暫し別行動
やっと更新いたしました!!(´・ω・`)
誰か本当に…脚力、いやペン力をわ私に下さい…
青い空に、神々のざわめき…そして、私に向かう目線…どれも樹海では味わうことのないであろうものを
今、俺は体感している
「リーヴァ…私の手をちゃぁんと握っとけよ?」
え、混ざってるよんだけど!
本来交わらない筈のおねぇとアニキがコラボってるんだけど!
「り、了解…」
俺に矛先がいかないことを祈りながら、ケガをした方とは反対の手に力を入れる…どうしたか視線が強まった…あれか?新入りの癖に兄様に引っ付いてんじゃねー的な?
「リーヴァ、胸を張って良いんですよ!!
みんな貴方が美しくて注目してるんですから、やはり僕の見立てに狂いはありませんでしたね!」
どちらかというとアリル兄さんの方が胸を張ってるやん
「…善処する…」
やはり、樹海で静かにいた俺には沢山の視線はツラいモノでしかなくてどうしても目線が下を向きそうになる
…そういえば、なんかパパの声が一切しないな…
後ろを見るが、何故かパパがいない…そしてプロクスも
「…兄様、パパは…?」
「ん?…お父様がどうしたの?…あら、いない…」
「あぁ、ふぉやひぃなりゃきゃえったらぜぇ」
どうやら近くのお店から買ってきた串物の肉をほうばり戻ってきながら理解不能の言葉を話すプロクス
「ちゃんと咀嚼してから話せってのよバカ」
プロクスの頭に兄様のパンチがうまいこと決まる
「うっぐっ!……ゴクン…
えぇえー…おまっ、ザハルてめぇ!殴ることねぇじゃねーか!…衝撃で飲んじまった…もったいねーことした…」
俺の拳ぐらいの肉を噛まずに飲めるのもすげーよ!(てか、気にするとこそこかよ!)
「で、なんですか?」
「…誰もなぐさめぇのな
いや、親父…リーヴァの家に泊まってた期間ずっと仕事サボってたらしい……この街に入ったところで部下に強制送還されていった」
「いやに手際が良いわね…」
そう兄様達が話をしている間になんとか気付かれないように兄様の手を…「なに?どうしたの?リーヴァ」
はい、気付かれたー!分かってたけどさ!早すぎるでしょー!
「いや、プロクスと同じもの食べたいなって思って…」
プロクスが行ったであろうステーキ串という広告板のあるお店を示す…今のところそんなに並んでいないから早めに行きたくて、忙しく足踏みをする
「…あぁ、なるほどねー…わかったわ!二人に気付かれる前にさっさと終わらせちゃいましょ?」
茶目っ気のある笑顔で俺を引っ張ってくれ、二人で並ぶ
ーー抜き足差し足忍び足ーー
(まだ、プロクス達気付かない…)
短くてすみません!!
次回は、新キャラの予感…です