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曰く




神の中でも長子に当たる樹神がいた、その者の名はランヴィ…とても穏やかで、かと思えば情熱家の気質を持った子だった



あの子は、その永い年月のお陰かランヴィは後に生まれてくる神々の中でも抜きん出た力を持っていて、始めはあの子を兄として慕っていた子等も敬遠するようになったんだ……思えばそれがことの始まりだったのかもしれん



あの子は徐々に自らの力に溺れ始め、果てには周りの神から神権を奪わんとしはじめ…流石に目に余った我がランヴィを諭した


だか、あの子はそれを境にさらに行動が悪化してく始末



他の子等がランヴィを危険視するのは時間の問題だった


あ…兄様の拘束する力が増す…体がミシミシと悲鳴をあげてるよぉお!!




そして、今からちょうど100年前ランヴィはザハルから神権を奪おうと手にかけようとし、命からがら逃げ延びたザハルを我が保護し……ランヴィを封印したのだ…この地、迷走の樹海にな…


プロクスが手を震わせ、耐えられないとばかりにアリル兄さんが顔を背ける




パパも…

俺を絞め殺さんばかりに抱き締めている兄様も

アリル兄さんも

プロクスもみんな悲痛な表情をしている








……けど言わせて?







なんでぇ俺そんな曰く付きの土地に住んじゃってるわけぇえ??!!!


え、パパわかってたよね?

何故に、ここ?


てか、痛い!俺が気絶しないぐらいの力加減が憎いよ兄様!!

このまま放置すると俺の方が目も当てられない事になるよ?!




「兄様…痛い…よ」



「リーヴァ……心配してくれてありがとう

大丈夫よ、もう痛くないから」




話が通じねー!!…やべ、息も怪しくなってきた……





《ザハル…お前リーヴァにあの傷を見せたのか……?》




「えぇ、…お風呂でねぇ?」




《ふ、風呂?!

お前ら…いつの間に……そんな関係に??!》





ち、違う…!誤解や!!(どこの修羅場だ)

まだそんなに進んで…って俺もなに言ってんの?!





「ザハル…君、弟を早速喰べましたか……はぁ…」



パパ…いつも、の読心術的なモノで誤解を…解いて……酸素薄の中、懸命に訴える





《リーヴァ~!!おいおいおい!!》



「親父…俺の服で鼻水拭くなよ…」



錯乱してて、読むことも忘れてるー!!






ーー誤解やぁあ!!ーー



(ごめんね?リーヴァ…周りの虫を一掃するのに良いチャンスだったから~)←はなっからリーヴァの言わんすることをわかっていた






あれ?シリア、す?


どこいった?!


すみません、途中でシリアス落としました……_(^^;)ゞ




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