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迷い子



アリル兄さんの肌問題が解決し、兄様が淹れてくれたローズティで一服しているとパパが真剣な顔をし




《リーヴァ…話したいことがある》



と打ち出してきた



それに反応した兄様が見たことも無い焦りの表情でパパに食って掛かる



「ちょっと…!お父様話って

まさか、樹神ランヴィのことじゃないわよね?!」



樹神ランヴィ



《そのまさか、だ



ザハル…分かれ、リーヴァにも教えておくべきなんだよ…これは》


パパが座っていたソファーから腰を上げ、兄様の目の前にしゃがみこみ幼子に言い聞かせるように優しく手を包み言う


「でもでも!


リーヴァにはまだ早いわ!

だってリーヴァは…《ザハル!!………お前は自分の鳥籠に押し込んで小鳥よろしく可愛がるのが、リーヴァにとって良いことだと、幸せだと、思っているのか?》…」


兄様が何時もと違い、まるで幼子に還ったように理解を拒みパパの手を振り払った


その最中見たパパの顔は怒られているのは…兄様の筈なのに、どうしてか今にも泣きそうな顔をしていた



「父さん、ザハル、落ち着きましょう……リーヴァが戸惑っていますよ?」




「あ……リーヴァ

ごめんなさいね…大丈夫よ…そう大丈夫、大丈夫だから…」



我に帰ったように抱き締めてくる兄様は何処と無く迷子の子供のような不安定さを感じさせられ、俺からすると抱き締められていると言うよりもすがりついているといったような様子に胸の奥からパパとは違う愛しさが沸き上がってくる



俺を、油神としてではなく

俺自身を必要としてくれて…



「……ありがとう、大丈夫…

俺はいなくならないし……兄様を裏切らないよ、側にいるから…」


まるで返事をするように回す腕に力を入れられた……





ーー迷子の兄様ーー



(アリアルア、俺達……空気じゃね?)


(しっ!今良いとこなんですよ!!)



(ダメだこりゃ)



短くてすみません!!


リーヴァに恋愛プラグを立たせたかったんです……(´・ω・`)ショボーン

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