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心機一転(?)

お気に入り登録ありがとうございます!!


いや、本当に嬉し過ぎてエンストしてしまいそうです




あー…ただいま私の自宅までの道のり(それをひとは樹海と呼ぶ)を兄様と手を繋いで進行中であります


目下の問題は1つ

兄様のビク付き方(警戒体制?)が尋常じゃないのだ


つい先程のことですが、私が足を踏み間違えて転けてしまった時なんて「リーヴァ!大丈夫?!誰にやられたの?!」とめいいっぱい心配していただきました


それこそ、あーるぴーじーでもあるまいし誰にやられるも何もないわけで




兄様の態度は、この森に何かがあるよ!と言っているようにしかおもえないのだ




けれど、チキンの私には兄様に聞くことも出来やしないわけだよワトソン君!(探偵気取り?!)


そして、今やっと兄様との冒険(帰宅イベント)が終わり懐かしの我が家が目の前にあるというわけだ!



「兄様、ここが俺の家です」



「あら!素敵じゃなぁい!」



「ありがとうございます

さ、どうぞ 入って下さい」



そう言って兄様を招き入れ

(兄様のお陰で)少し怖くなった樹海を一瞥しながらも扉を閉め、ずんずん進んでしまう兄様を追いかける


てか、ここ私の家だから!!

ちょっとは遠慮しよ?!



「ほら!リーヴァ

疲れたしお風呂でも入りましょ?」



当たり前のように浴室に入ろうとする兄様


なんでわかるのさ!

いや、それより……


「あんたがそれを言うか!」


あんたパパを注意できねーよ!特にそうゆうとことかぁ!!


「言っちゃうわ!」


嫌になるくらいそっくりだよおぉおお前ら親子は!本当ネタ合わせとかしてねーだろーな?!





ーーそんな言い合いをしながらもさりげなく私を浴室に引き込んだ兄様は本当にいい性格してると思いました。(作文?)



………ってエスケープしてる場合じゃねーよ!自分!!



「いやいや、待って下さい兄様

俺は、後で入りますから兄様が先に入って下さい」


危ねーマジで危ねーよ!!

流され過ぎて無人島に流れ着くとこだったわ!



「ダメ、ただこねないで早く入るわよ!男は裸の付き合いからはじまるってよく言うじゃない」



「言いません、とゆうか貴方それ言える立場にないですからね?主にキャラ的な問題で」




「却下!後その発言自体がアウトよ」



その後、私のささやかな抵抗も跳ね返され兄様とのお風呂タイム(強制)に臨むはめになったのである




(ギャアァアアアア!!)


(何 悲鳴あげてんの!リーヴァ

あんたもおんなじもんついてんでしょうに!)


(だけど……)


(だけど、じゃない!)





そして、その日私は俺になった







ーー 身も心も男へ!! ーー



いや、知識だけじゃダメだわ 本当




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