ご教授願います!
お、おぉお気に入り登録ありがとうございますー!!!
まだまだ十分な技術のない私ですが、精一杯頑張っていきますのでこれからも宜しくお願いします!(>.<)
和解し、ザハル兄様にぬいぐるみよろしく抱き締められ膝の上に座らせもらいながら(強制)いつの間にか出された紅茶を飲せてもらっていると
ふと、考えた
何か忘れてね?と
考えてみると確かにそうだ
何か忘れてる
けれどそれがどうした?
人、じゃなくても
まぁ、例え神でも忘れることはある
大切なのは"今"をどう生きるかなのだ!
《いや、待てぇえい!
良い感じにまとめようとしているとこ悪いがな?我は昨日からずっと楽しみにしてたのだぞ?!》
と完結させようとするとパパの鋭いツッコミが飛んだ
「あぁ~…思い出したよ、パパ」
《思い出したのか?!》
「はい、確か…」
《…ゴックン!……確か?》
目の前までずいっと迫ってきたパパ(最早、テーブルに乗り上がっている)に後ろにいらっしゃるザハル兄様も固唾を飲んで見守る中……
「心をいちいち読まないでくださいってお願いしに来たんだ!」
……ぶちかました
「お父様!あれほどそうゆうことはやり過ぎない様にと申し上げたのに!」パァリン!
ザハル兄様がカップを粉砕して怒る(スゲーな!)
《すまん!けどなこれには海より深い訳がってちがーう!
今はその話題ではなく、リーヴァ!我にお土産を持ってきてくれたのだろう?!》
「…紅茶が」
パパは一回後ろに後退して謝罪をするがすぐに復活してテーブルに両手をついてツッコんだ
お土産?……!
「そうだ……お土産!」
いやぁ~、喉に小骨が突き刺さった様だったのはこれが原因か!(突き刺さっ?!)
《小骨扱い?!》
そう考えながら鞄からアロマオイルを取り出す(無視した!)
「パパ、はい
俺がはじめて創ったんだ、えーっと、その…受け取ってくれたら嬉しい……」
照れ臭くて目線が下がる
《……ありがとう、リーヴァ》
すると後ろから私を抱き締めているザハル兄様が匂いを嗅ぐ動作をし始めたーーー私って臭うのかな?!
「あら?これ私があげたラベンダーの香りがするんだけど?」
なんだアロマオイルの匂いを嗅いでたのか(ホッ)
「これはザハル兄様のくれたラベンダーを
元に創ったんだ、体に塗ってマッサージすると体の疲れが取れたり、血行が良くなるから肌にあった老廃物が取れて綺麗になったりこの場合ラベンダーだからリラックスの効果があるんだけど匂いよって他にも色々な効果が出るんだ」
面倒なので一気に話すとパパとザハル兄様がポカーンとした顔でこっち見ていた
「リーヴァ!貴方ちゃんと神としてお仕事頑張ってるのね!お兄ちゃん感激!!」
「ぐっ……!」
後ろから抱き締められていた力が強くなり危うくリバースしそうになる(出すものが無いけれど)
出来れば力加減をして欲しいな、死んじゃうから私が
「あら?ごめんね?!リーヴァ
力入れすぎちゃったみたい」
「いえ、大丈夫だ
それより……お仕事って?」
気になり聞き返すと、頭を撫でてくれていたザハル兄様の手が強張る
「……お父様?」
《(あ、やっべ!忘れてた)今日説明するつもりだったんだ、そう怒るなザハル
リーヴァ、よく頑張ったな!大切に使うからな》
その後、パパにアロマオイルの保管時の注意点を伝え、三人で暫しお茶とクッキーに舌鼓を打った
ついでなんだが、栄養として神は食事を必要としないが嗜みのような感じで摂ったりするらしい(byザハル兄様豆知識)
私も今さっきはじめて知りました
ーーーカチャーーー
《では、お前に神としての仕事を、役目を教えよう》
パパがカップを置くとさっきと打って変わって真剣な表情でこちらを見据える
まるで、さっきまでのパパとは別人みたいな様子に少し怖くなる
「リーヴァ、もしかして怖い?」
私の様子が変わったのを感じとったのかザハル兄様が心配そうに聞いてくれた
けれど、パパの目には優しい光が灯っているのを見ると自然と入っていた力が抜けていく
「大丈夫、ありがとうザハル兄様」
「良いのよ」
そう言うとまた頭を撫ではじめるザハル兄様
「パパ、教えてくれ
ーー神としての仕事、役目を」