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裏切られて勇者パーティを追放された俺が悪役令嬢婚約破棄な話  作者: にーりあ


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いい箱

一回セックスしたら遠慮が無くなる女がいる。


今まで恥ずかしがったり距離取ってたりしてたくせに、一回やると急にそういうのが無くなって普通に距離を詰め裸を見られても恥ずかしがらなくなる。


あれなんなんだろうな。


今までのは演技だったのか?


かまととぶったのか?


もったいぶって価値を高める戦略なのか?


学者どもはペアボンド効果とかいってたけど、それって後付けの理由な気がしてならない。


欲望のままに毎日セックスを求めてくる女は男にとって本当にしんどい。


そもそもセックスという行為は、基本女へのサービスだ。


それは男側が子孫を残すための戦略の一環であり、故に女を喜ばす戦術に男は研鑽を重ね一喜一憂し最強を目指してしまうのだ。


皮を切り、長く太く固くし、挙句の果てには真珠まで装備せんとする。


悲しむべきは、生殖の為にはそれもやむなしと考えてしまう男の立場の弱さよ。実に嘆かわしい。


でもね。俺はそういうのあんまり感じないタイプなんだよね。


お前らに性的興奮が湧かないの。知的好奇心は無くは無いけど、それも一回ヤれば把握できるのでもうやる意義を感じないのよねぶっちゃけ。


「まさかこの時代に天ぷらが食べられるとは思わなかったでござるよ」


俺が用意した実験棟(コンテナハウス)のひとつ、調理棟内で天ぷら作成実験。


「しかもうまいでござる。外サクサクで、ミロクどのは元一流料理人でござったの?」


「いえいえ、この専用器具のおかげですね。油が希少というのは旅先でもそうでしたので」


「この専用器具? ただのフライヤーでは?」


「えっと、これは私の師匠の発明でして、水と油の比重と温度差を利用した合理的な調理器具なんですよね」


「ん? 水と油の? 水が沈むとか言う話でござるか?」


「ええ。それもそうですし、冷たいものも沈みますよね。この器具は油の上を熱く下を冷たくを実現したもので、例えば熱々の油に水を入れると弾けて油を飛び散らせてしまいますが、物理法則を整えてやれば――」


俺は氷を油の中に投入。「あ!」とおとこおんなが一歩下がって防御姿勢をとったが、何も起きないことに彼女は目を見開いた。


「ええ?! なんで?! え? なんで?!」


「このように、油が跳ねることは無く、水分は下に沈むわけです。この作用で揚げ物が焦げる事も無く、結果油も傷まないと、そういう仕組みなんですよ」


「すごい! え?! ミロク氏、超科学時代からの転生? 西暦何年からきたの?!」


「……せい、れき?」


性癖じゃなく?


あ、性癖は性の趣向という間違ったほうの意味ね今のは。正しい方じゃなく。


「すみません。凰晶歴なら1192年なんですが」


「いい国作ろう鎌倉幕府でござるね!」


うん。それ歳バレる奴。


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