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裏切られて勇者パーティを追放された俺が悪役令嬢婚約破棄な話  作者: にーりあ


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名づけ

やんちゃ姫が犬に名前を付けると言い出したのでなんてつけるのかを黙ってみていた。


動物虐待を素で行くような名前ばかりが上がる。


でかい犬なので鬼犬とかどういう発想なのか。


なんででかいと鬼? 流行ってんのそういうの?


強かったりでかかったり、そういうのみんな『鬼』なわけ?


例えばすっごい強い人とかでかいとかな人がいたとして。


その人が田中さんだったら『鬼田中』とかいっちゃうの?


その人が小島さんだったら『鬼小島』とか?


「小島なのにでかいのかーい!」っていう突っ込みの方がまだまぁまぁスタンダードなんじゃない? 体験人数二、三十人的な。


太陽のようなおまんまんのほうがスコル嬢で、立派なナニを持ってる方がハティ氏ですって教えてあげたいけれどさてどうしよう。


「ミロクはどんな名前がいいと思うかや?」


「そうですね。……犬が聞き取りやすい音は、おう系と言われているようですから――」


俺は周りを見る。


そこには子供らが十数名。


知能試験と遺伝子検査をした上で面接をし、思想教育が可能と判断した幼い男女ら。


将来を見込んで俺が選抜した特待生らは、今はやんちゃ姫の付き人である。


「オスはコタロウ、メスはハナなどがよろしいのではないでしょうか」


「ほう。コタロウにハナかや」


眉を顰めフムフムと小さく頷くやんちゃ姫。


女陰と言えばハナ。


男根と言えばタロウ。


まぁメス狼はともかくオス狼に関しては全然『』ではないんだけれどもね。名は体を表すを地で行くならどうやってもオオタロウですありがとうございました。だけどふざけんなよオオタロウはねーだろいくら鬼イチモツだからって。遊び人の俺に喧嘩売ってんのか? お前なんかコで十分だよ雑種が。ちんちんのでかさが戦力の決定的差ではないということをいつか教えてやる。


あとついでにフグリもでかいから鬼のフグリの称号をとってもいいけど、オニノフグリって流行性痴呆症の特効薬だからな? 死んだら漢方の材料にしてあげるね。


「なかなかよいぞよ。良い名前ぞよ」


「お気に召していただけたのなら光栄です」


「うむ。ではお前は今日からハナぞよ。そしてお前は今日からコタロウじゃ!」


力一杯抱き着いて狼それぞれの毛皮を全身でモフモフするやんちゃ姫。


ただ。


二頭とも目を細めて俺を見つめるのはどういう意図によるものなのか。


あなたわたしらの名前知ってましたよね? という抗議か。


しるかよそんなの。


おかしいでしょこの地で見つかった狼の名にラテンなリズムを刻むのは。


それともオニオオカミマルだのオニジロドウジだのオオガミケンミョウレンだのヤケントウシロウのほうがよかったのか?


……あれ? うそでしょ?


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