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世界地図(ラー大陸)

世界地図をざっとですが創りました。

縮尺など細かい事は全く意識していませんし、地図だけでは投稿できなかったので多少細かい設定が書いてあります。

そちらの方は読まなくても本編に影響ありませんので、地図だけを見て「こういう世界ね~」と思っていただけたらと思います。

 挿絵(By みてみん)




 平面世海であり東西南北の果てには結界が張られ、そこより先に進むことは叶わない。

 海には魔物が蔓延り、かつては世界中の船が海外貿易を行っていたが、現在では航海すること自体が困難である。

 世界を東西に分断する中央の大海を【セシリア海】という。そのセシリア海の中央には高い岩山に囲まれた前人未踏の島、【ウラノス島】が存在し、古の予言では全ての災いはウラノス島より訪れるとされていた。


 北西にある【濃霧の大地】は、かつて【シャインガーデン】と呼ばれる神聖な地だったが、『災いの日』以降魔神軍の根城となっている。


 セシリア海を挟んだ東の大大陸【アスタード大陸】には大小六つの国が存在する。

 北部中央に王都を構える【インガドル王国】は、インガドル山脈より西側北部一帯と中央域の【ゴルゴダの丘】以西を治めている。

 ゴルゴダの丘には古くから神に仕える一族が住んでおり、丘を自治している。

 東部一帯を治める【ジール大公国】は強力な騎士団ジール十勇士を誇る。

 南東の端に突き出した長靴状の半島には【都市国家ミラマ】、南部中央の湖に囲まれた地に【都市国家アッシエパーレ】、そして南西部に【ビフレスト教国】が存在する。


 北東の【ドミディ大陸】には大陸全域を治める【ドミディ王国】が存在し、この国は他国侵略を度々繰り返している。

 過去にあった平和同盟締結の際も大国でありながらその輪に加わらなかった経緯があり、ラー大陸が魔神軍の脅威に晒された現在も領土拡大の野望を抱き、虎視眈々と情勢を睨んでいる。

 因みに平和同盟締結に関わった主立った五ヶ国とはインガドル王国、ジール大公国、ビフレスト教国、フィヴリル王国、サーガイア帝国を差す。


 セシリア海北部に浮かぶ寒冷な【ニブルヘイヤ大陸】には【フィヴリル王国】が存在する。この国はインガドル王国と同様にドミディ王国の侵略目標国とされているが、国力がドミディ王国を上回るインガドル王国とは違い、フィヴリル王国は特に軍事力の面でドミディ王国に劣る。その為、フィヴリル王国にとってドミディ王国は脅威であるが、海に魔物が出現した事によって結果的にその脅威から脱しつつある。


 セシリア海南部にはラー大陸で最も小さい大陸【サウシーナ大陸】が存在する。

 かつてサウシーナ大陸には原住民族【ンディンパ族】の文化が隆盛していたが、ある時大陸にやってきた【旧魔導国家マナリア】の生き残りたちとの間で戦いが起こる。

 勝利した旧魔導国家マナリアの面々は、大陸北部に新王都を構え【新魔導国家マナリア】を称する。

 敗れたンディンパ族はサウシーナ大陸の北に浮かぶ諸島に移り住むことを余儀なくされ、ンディンパ族の遺跡は破壊された。


 セシリア海の西には大大陸【ヴィーグリーズ大陸】が存在する。

 かつては豊かな緑と田園地帯が広がり水脈も豊富で人口の多い大陸だったが、『災いの日』の大震災は震源地に近かったヴィーグリーズ大陸の地形を変えるほどの影響を及ぼし、大陸のあちこちに生じた亀裂に海水がなだれ込み無数の海峡となってしまった。

 各地で人口が激減してしまい、豊かな田園風景は荒野へと変わり果て、大陸北部には濃霧の大地から運ばれる瘴気の影響で木々すらも枯れている。

 大陸中央部に王都を構える【サーガイア帝国】は広大なヴィーグリーズ大陸を一手に治めているが、様々な問題に直面しており、世海最大の国力を有していた帝国は現在苦難に喘いでいる。


 大陸西部の半島には、かつてサーガイア帝国と覇権を争った旧魔導国家マナリアの王都が崩壊した状態で残されている。

 滅亡から五〇〇年以上が経過した現在でも呪われた地として、一切手が付けられていない。

 大陸南西部には広大な【ラトホテップ砂漠】が広がっている。




 

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