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暴食魔王の食べ歩き  作者: 因幡之黒兎
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暴食VS傲慢 其の二

はい、延期したくせにいつもと変わらぬお手軽な長さです。


休息が必要だ……


どうもっ!

全身隈無く痛い思いをした竜種系ダークエルフのロアです。


竜化がこんなに痛いとは思わなかったなぁ、使う度に痛いのかな?

だったら出来るだけ使いたくないなぁ、痛いのヤダし。


まぁ、痛い思いをしただけはあったけどね。


心なしかさっきよりも斧を振るスピードが上がっているが、それでも少し余裕が出るほどの効果があった。


「貴様ごときに、何故そのような力が!」


憎らしげに言葉を吐き顔を歪めながら、まるで嵐のように斧を振り回してくる。

なにが気に障ったのか分からんが問答無用、今度は避けるだけじゃないぞ。


「なっ!?」


嵐を切り抜けて拳を放つ。

地力が上がったおかげで反撃を織り込めるようになった。今なら風を切って動ける。

しかし相手も簡単には当たってくれない。斧の柄で器用に俺のボディを防いでいた。


「舐めるな!」


斧が迫る、避ける、反撃、防がれる、斧を振る、避ける、反撃、防がれる、一方的だったさっきまでと違い、戦闘に見える程度には持ち直した。

ただ、こうしている間にも魔力が急速に減っているのを感じる。


竜化の代償に魔力を消費し続けてる、いくら量が多くても戦いが長引けば徐々に不利になるのはこちらだ。

なのでなるだけ早く終わらせたいのだが一発も攻撃は入ってない。


何合目の打ち合いか、俺の攻撃を防いだときプリシラの口許が歪んだ。


誘われた!?


「カァァア!!」


プリシラが口を大きく開けた時、殆ど光のような輝きの炎が放たれた。


避けられない!


突然のカウンターをに包まれて、盛大に吹っ飛ばされる。

フィーちゃんが咄嗟に体を覆ってくれたけど、その光炎は確実に俺を焼いた。


鱗のおかげなのか、体が少し焦げるぐらいだったが、何度も食らいたいものじゃないな。

てかなんだよあれ、ドラゴンブレス的なやつか?


「あれを受けて形を保っているだと、忌々しい」


そんなに憎たらしげに見ないでください、貴方の方が色々すごいでしょうよ。


そんな気持ちも露知らず、プリシラは再び接近戦を挑んできた。

ただ殴りあうだけならいいんだけど、あのブレスが厄介だなぁ。ゼロ距離だと避けられないし、そう何度も喰らいたくない。


さて、どうしたもんか………。



次の更新は10/13の予定です。

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