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暴食魔王の食べ歩き  作者: 因幡之黒兎
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VSドラン ~その1~

作戦、腰を大事に。

どうもっ!

何だかんだ言って結局戦っているダークエルフ、ロアです!


投げ飛ばしたドラゴン(ミミズ)を追いかけて、やって来ましたただの平原。

あの野郎は……、いた!


見つけたミミズはネズミのような俺に投げられた事に腹を立てているのか、地面を抉るように大暴れしていた。


おおぅ、怒ってる怒ってる。

チャンスだな。


俺は街からの跳躍の勢いそのままで、着地予定の場所にいたミミズの頭(で良いんだよな?)に踵落としを叩き込んだ。


怒りで我を忘れていたミミズには、その攻撃を避けることは出来ず、そのまま頭を地面に埋めた。



あ、また蹴っちゃった。

武器を装備してても頭を使ってないんじゃ意味がないな。


俺はミミズから飛び退いて、一息つく。

さて、ここからが本番だ。


俺はミミズが起き上がった瞬間に最速の一撃を叩き込もうと身構えた。


しかし、ミミズは起き上がるどころか、どんどん地面に潜っていくじゃないか。

気がついた時には、すでにあの巨体は形もなかった。


え、まじかよ。

逃がした?


どうしようか考えていたら、何やら地鳴りがしだした。


地震か?

突然どうして?


地鳴りはどんどん大きくなっていった。

心なしか俺の真下辺りが盛り上がった。


って、まさか!?


俺は勢いよくその場から離れた。

それと同時に、さっきまで俺が立っていた場所には、体にいくつか岩を貼りつけたミミズが地面から生えていた。



あなをほる攻撃かよ!

そういえばアースドラゴンってなってたな、地面はホームグラウンドってか?


これはミスった、地の利はあっちにあるってことか?

とか考えていたらミミズはまた地中に消えていった。


地鳴りがしだした。

また俺の回りにいるな。

ヘイトは稼げてるから、街へは行かないだろうから良いけど。


どうしたもんかなぁ……。



考える俺の事なんて知りもしない(当たり前)でミミズはふたたび地中から突進、俺に避けられて地中に消えていった。


それを繰り返す事十数回。


繰返し繰返し俺の真下から現れる。

今度もまた俺の真下だ。


ふふっ、バカめ!

魔王に同じ技は通用しないのだ!


俺は同じようにバックステップ回避をした。

ミミズが出てきたところに正拳突きをお見舞いしてやる!


だが、ミミズは俺の予想とは違い、地中から出てこなかった。


なんだ?

何故出てこない?


俺は立ち止まって様子を伺った。

しばらくすると穴から紫色の煙が立ち上ってきた。


なんだこれは?


その煙はたちまちこの辺を覆った。


ぐぇ、なんだこれ。

この辺の空気がものすごく苦い。


あれ、この苦さ前にも……。



考えていると、あのミミズが地中から現れた。


そして思い出した。

この苦味はついさっき味わった毒の味だと。



こいつ、俺を毒で弱らせる作戦か!?




遅くなり申し訳ありません。

もうしばらくはこんな感じだと思います。(´;ω;`)

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