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暴食魔王の食べ歩き  作者: 因幡之黒兎
36/83

魔王対決、強欲対暴食!

少しだけおくれたなぁ




どうも!

ナチュラルに街に現れた魔王に喧嘩を売ってしまったダークエルフのロアです!

まぁ、イメージアップも兼ねてるので問題ないだろ!

べ、別に子供のためじゃないからね!?自分の我欲の為なんだからね!


なんてこと考えてたらグリグリが指を一つ立てた。


「一呼吸するうちだ、それでお前は倒れる。」


なんでそんなネタしってんだ。

一呼吸するうちだって?ははっ、そんなのハッタリだな。

ハッタリだろうけど念のために看破してみるか。


グリード・ガイツ

レベル650

種族:魔族

スキル:魔王の覇気EX、格闘術5、剣術10、瞬神7、強欲の王EX


うはぁ、俺よりも強かった。

瞬神ってなにさ速いの?しかも強欲の王なんて訳のわからないスキル持ってるし、あと俺は何故魔王の覇気もってないんだ?


とにかく、相手が強いなら全力でやらないとな。

とりあえずグリグリのスキルがどんな効果なのか知りたいな、看破出来ねぇし。


で、なんでグリグリが目の前にいるのさ?


目の前にきたグリグリが拳を突き出す、ガード間に合うか!?


「っつ!?」


「ほう?今のを防ぐかよ、大した奴だ。」


グリグリは衝撃で後退する俺を面白そうに見て笑う、わらってんじゃねぇよ。

てか速すぎる、瞬神ってのはやっぱり速いってことか。

俺が遅い?俺がスロウリィ?冗談じゃねぇ!!

よく見ろ、レベルだってそこまで開きは無いだろうが、スキルでの強化があるならそれを補えばいい。


さて、んじゃあ新技と行きますか!


「さて、次は防げるかな?」


グリグリは余裕の表情でこちらを見る、余裕でいられるのも今のうちだぞ?

グリグリが構える、そこから一歩踏み込み一気に加速して俺の前まできた。

勝ち誇るグリグリ、そのまま拳を突き出すだけで俺は直撃を食らう。

流石に直撃食らったらキツいだろう。


だけどね、そんなにゆっくり(・・・・)じゃあ当たらないぞ?


俺はその攻撃に合わせてカウンターの右ストレートを叩き込んだ!


「がばぁ!?」


まともに食らったのはグリグリのみ、グリグリはまたもやぶっ飛び俺は立っている。

ふふふっ、我ながら素晴らしい術を産み出したもんだ。

俺が使ったのはただ速くなるだけの魔法だ。

ただし、現在の自分の速さを倍にするから、相当速くなる。

しかも倍率は変更可能、現状5倍まではいける優れもの!

とりあえずアクセルと呼ぶことにしてる。


「き、貴様、今のはなんだ!?」


おうおう、カウンター食らってまだ立つのかよ。

結構マジで殴ったんだけどなぁ。


「ただ、お前の攻撃に合わせて殴っただけじゃが?」


「まずそこがおかしい、俺様の速さを突然越えてくるなど、どんな魔法だ!」


「そんな魔法じゃが?」


「ふざけるな!」


失礼な、いたって大真面目じゃないか。

それ以外のネタバレもないぞ?


「くくく、まぁいい。そんなことは些細なことだな。」


些細なことならそんなに大声ださんでもええやんね?


「俺様とまともに戦える奴なんて、ここいらじゃ居なかったんでな。とても嬉しい、本気が出せるからなぁ?」


ほんとに嬉しそうにその口を歪ませる、まだ本気じゃないのは分かってたさ、お前の本命は剣だろう?


「ま、まずい!?ロアさん!逃げてください!」


え?


「もう遅い!」


オスカーが叫ぶのとグリードが突然剣を出すのは、ほぼ同時だった。

って、どっから剣を出したんだ?


取り出した剣は黒々としており、時々脈動しているかのようだった。

なんだ、あれ?


「頂くぞ?その力を!」


グリードはその魔剣としか言えないものを構えた。

一瞬、その剣が笑ったように俺には見えた。




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