思ってたより平和な一日
昔の書いてた感じを見直しても思い出せなくなった。
歳かな?
どうもー。
お風呂にて魔王ばれてしまったアホの子のロアです!
はぁ……。
同じような感じでバレるなんて学習能力無いよねぇ。
自分でいってて泣きたくなるわ。
「確かに、私は魔王じゃ。」
「でも、悪い魔王じゃ無いんですよね?ロアお姉さんは私を助けてくれましたもん。」
まぁ、助けたけどねえ。
「信じてくれるのか?」
「もちろんです、私はロアお姉さん好きですもん。優しいし。おかあさんみたいです。」
「でも、魔王って怖くないかのぅ?」
「怖い魔王もいるけど、いい魔王もいるし、人と同じだよ。」
「………………そっか。」
そうかぁ、いい魔王になろう。
「あ、でも魔王だってことは隠した方がいいかもしれないです。」
「ん、何かあるのか?」
「はい、最近新参の魔王が増えてきているようなのです。」
なにそれ怖い。
魔王大量発生か?某トレーナーを呼んで来なきゃ!
あ、無理ですか、そうですか。
「魔王が増えてる?」
「はい、ロアお姉さんは魔王が最初何人いたか知ってますか?」
「確か、六人だったな。」
「はい、現在はその六人を加えて20人います。」
「に、20人?」
おいおい、世界でも滅ぼそうってのか?
ん?なんかそんな話を聞いたような?
「見つかっているだけでそれだけいますから、実際にはどれだけいるかも分かっていないんです。」
まるで虫だな。
話はわかってきたけど、チョイ疑問だな。
「なぜそんなことを知ってるのじゃ?」
「人さらいに連れられてたときに、そんな話を聞いたんです。」
んー、人さらいとも関係あるのかな?
「そういうわけで、あまり明かすのは良くないと思います。」
「まさか、国とかも動いとるのか?」
「らしいです。」
討伐対象とかにならないよね俺。
「わかった、なるべくバレないようにする。エルザもこの事は内緒じゃ。」
「もちろんです。」
はて、なぜか嬉しそうだな。
しかし、丁度この辺に俺たちしかいなくてよかった。
あまり聞かれたくないし。
「さ、そろそろ出ましょうか。」
お、結構長風呂だったかな?
エルザに続いて、俺も温泉から出た。
んー、いい湯だった!
おはよーございます、朝です。
というか夜明け前です。こんなに早くに何をするのかと言うと。
修行です!
ちなみに現在のレベルはこんな感じ。
名前:ロア
種族:ダークエルフ (魔王)
レベル:625
性別:女
従者:アクアリス(ディーナ)
スキル:看破6、家事10、投擲7、暴食の王EX、断絶の牙EX、格闘術8、短刀術10、解体術6、絶影10
称号:格上殺し、捕食者、おかあさん、森の暗殺者、熊殺し、精霊と歩むもの、魔導師、災いをもたらすもの、魔王、王を喰らう者
うむ、25上がってるな。
前ならもっと上がった気がするが、レベルが上がる後とに取得経験値でも減ってるのかね?
まぁ、それは追々考えよう。
とりあえず絶影使って隣で寝てるエルザを起こさないように庭に出るか。
さて、とりあえず正拳突きするか!
両手を合わせてお祈り、からの正拳突き。
んー、結構難しいぞ。
そういえばエルザのことうやむやになったなぁ。
どうしようか、エルフってだけで悪い奴から狙われるしなぁ。
人さらいくらいならなんとかなるか?
んー、なりそうだけどなぁ。
んー。
どっかのたまねぎ騎士よろしく唸りながら正拳突きをする。
駄目だ、全然集中できてない。
今日はやめとこうかな、他にも試してみたいことはあるんだ。
「ロアさん、早いですね?」
雑念が多かったので別の修行をしようかと思ったらオスカーが起きてきた。
「おはようオスカー、お前も早いじゃないか。」
「僕もロアさんと同じですよ。」
そういって剣を掲げる、なんだお前も修行か。
まぁ、二人で修行ってのもいいのかもね。
そんな呑気なことを思いながら、俺とオスカーは鍛練を続けた。




