例え魔王になっても頭の中は鳥頭。
もしかしたら投稿が途絶えるかも。
どうも!
見事に大食い大会で優勝を果たしたダークエルフ、ロアです!
ちょっとズルッぽかったかな?
どれだけ食べても経験値になるだけみたいだし、まぁその代わり魔法使ったりするのにも経験値を使うようなんだけど。
うん、本当は魔力とかが消費されて使えるらしいんだ。
魔力を使うものは魔法と技があって、技は言ってみれば魔○剣!みたいなやつらしい。
と、言うのをオスカーから聞いた。
大会終わって宿屋に戻り、また特訓してたんだけど。
「これならどうですか!紅蓮!」
オスカーが剣を振ると突然炎が宿り、地面を走ってきた。
あぶね!?なんだこれ!
動きがこっちのが早かったお陰で避けれたが、同速なら当たってたな。
「な、なんじゃ今のは。」
「え、ロアさん技を知らないんですか?」
ってことがあって、教えてもらったのさ。
なんでもイメージが大事なのは魔法と同じらしいが、剣なら剣が、斧なら斧が熟練してなくちゃ使えないらしい。
んー、こりゃ自分の使いたいものを使うには練習を一杯しなきゃならんって事かな。
一筋縄じゃいかないけど、まぁそこはガッツで頑張るか。
とりあえずその話の後にもう一戦して、今日はお開きとなった。
現在は夕方あたり、晩ごはんを食べる時間だな。
「ロアお姉さん、まだ食べれるんです?」
エルザに不思議そうに見られた、ほら、今日は訓練で動いたから少し減ってるんだよ。主に経験値が。
経験値が減るとお腹も減るからなぁ、ご飯食べたいのよ?
ご飯も食べ終わり、俺たちは夜の街へ繰り出している。
別にムフフな所へしゃないよ?
なんと、この町には温泉があるらしいのだ!
そりゃあ行くしかないだろ、日本人としては!
ってな訳で温泉施設「サルサ」についた。
外装はログハウス的なもので、それなりに大きかった。
時間的にも人が結構出入りしているな。
「私、温泉初めてです。」
エルザも心なしかウキウキしている。
俺もこの世界での温泉は初めてだからなぁ、ウキウキするぞ。
「では、僕はこっちですので、後程。」
オスカーは男湯へ、危うく釣られてそっちに行きかけたのは内緒だ。
いかん危ない危ない。
「うわぁ、広いですー。」
確かに中は思ってたより広い、カインの屋敷が異常だったからなぁ。
とりあえず体洗うか。
「ロアお姉さん、洗いっこしましょう!」
洗いっこ……だと?
そんな素敵な言葉があったのか。
いやいや、今は同性だから!真の意味での洗いっこだから。
ま、まぁ裸のお付き合いって言うし。
別に変な意味じゃないし?
「エルザは結構子供っぽいのじゃな?」
「ハイエルフで17は子供ですよ?」
「それともロアお姉さん、洗いっこ嫌ですか?」
へっ……、エルザよその上目遣いは止めなさい。それは俺に効く。
「いいよ、洗いっこしようか。」
「えへへ、それじゃあロアお姉さん背中向けてください。」
言われるままに背中を向ける。
おほ、こりゃあ気持ちいいや。
「ロアお姉さん気持ちいいですか?」
「あぁ、いいなぁ。」
「よかった、それにしてもロアお姉さん肌スベスベしてますね。」
「そうか?」
「はい、胸も大きいしスタイルいいし強いし、なんかずるいですよね。」
ずるいってなんね、まぁずるいかもしれんね。
とりあえず洗いっこなので俺が終わってエルザの背中を洗う。
エルザもスベスベやないか。
お互い洗い終わったので湯船に浸かる。
「「あぁ~」」
呆けた声が見事に被り、二人して笑った。
こういうのいいなぁ、まったりしてるなぁ。
「ロアお姉さん、お姉さんはこれからどこへ行くんです?」
「ん?とりあえずエルドラドへ行こうかと思っとるよ?」
「私も、付いていっちゃダメですか?」
あ、すっかり失念してた。
エルザ一人じゃん、俺が出てったら一人じゃん。
すっかり一緒に行く感じに考えていた。バカだなぁ。
んー、でも危険だよなぁ。
正直カインへ戻ってエリックたちに預けたい。
その方が安全だろうし、俺といると後々危険になりそうだよなぁ。
俺って魔王だし。
色々回ってて、俺よりも強いやつが襲ってきたら守り通せる自信もないしなぁ。
もう危険なことに巻き込まれて欲しくない。
「エルザ、私と一緒に行くのはやめておいた方がいい。きっと危険じゃ。」
そうそう、絶対に今後も妙なことに捲き込まれるから安全じゃないよ。
「それはロアお姉さんが魔王だからですか?」
な!?
なぜそれを?
俺が困惑してるとエルザが続けざまにこういった。
「お腹の紋章、魔王の紋章……ですよね?」
あ、忘れてた。




