魔王になってもワクワクする冒険者ギルド!
どうも!
魔王になってから行動方針を改め、体に魔王の紋章があることに気づいてしまったダークエルフのロアです!
しかし、へその下かぁ。ダークエルフってのもあってなんかエロいなぁ。
そんなことはどうでもよくて、へその下にあると安易にお腹出せないよね。お風呂とか一緒に入ったらバレちゃうし。
んー、動きやすい軽装を着込んでその上からロングコートを着る感じにしようか。少し動きにくくなるかもだけど仕方無いね。
武器は………、スキルに格闘術が出来たから籠手を買うだけにしようか。
食料は現地調達で、サバイバルの醍醐味だよね!
問題はお金を持ってないって事だよな。
そもそも通貨を知らない、聞き忘れてたね。
いいや、今日は疲れたし寝よう寝よう。
明日メイリさんとかに聞いてみればいいや、おいでディーナ。
そうして俺はディーナを腕に抱きながら眠りについた。
おはようございます。
朝です、ディーナはまだ寝ています。可愛い。
鼻くすぐってやろ、あぁ!もっとくるまった!可愛い!
って癒されたあと、メイリさんに呼ばれて朝食へ。もちろん食べすぎ無いように言われました。もうしないよ……。
「そうじゃ、実は貨幣について聞き忘れててのぅ。簡単に教えて欲しいんじゃが。」
「あら、そうでしたか。かしこまりました、まずは……。」
メイリさんはそういうと簡単に教えてくれた。
この世界の貨幣は統一されているらしい、その方が楽というのが各国の考えなのだそうだ。
貨幣は上から金硬貨、銀硬貨、銅硬貨の三つらしい。
銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚って感じになっているのだそうだ。
各国で発行していて、硬貨にはその国の王家の紋章が入っているんだってさ。
ファンタジーやメルヘンでは一般的ですねぇ。
ちなみに魔王アルヴァは魔王の瞳を使っているらしい。
うん、割りと分かりやすい感じになってるのね。
全国共通の貨幣ってのがまたいい、お金を替えるの面倒だしね。
「それと、ロア様には今回の功労者として、金貨四枚が送られます。」
なんと!?お金くれるの!?
え、でも今回の騒動って俺のせいなんじゃ………。
「良いのだろうか、大金じゃろ?」
「確かに、一般的に金貨1枚が民の一年の稼ぎぐらいですね。」
やっぱり大金じゃね?
「今回はロア様のご活躍で街が救われました、エリック様を助けて頂いたのもありますので、この辺りが妥当な辺りです。」
「そ、そうなのか?」
「ドランク様が貴族にしようとしなかっただけマシですよ?」
貴族かぁ、貴族になるのは嫌だなぁ。
だって絶対めんどくさい事に巻き込まれるじゃないか。
「なので、朝食が終わり次第お渡し致しますので。」
「分かったのじゃ。」
朝ごはんを食べてお金を貰い、装備を買いに行きたいが場所わかんねぇ。
エリックに聞いてみるか。
「装備をですか?ロア殿はもうこの街を発つのですか?」
「あぁ、まだまだ知らないことが多いからのぅ。色々回ってみるつもりじゃ。記憶の手掛かりがあるかもしれんしのぅ。」
ふふっ、我ながら最もらしい理由だな!
「それでしたら、冒険者ギルドへ行かれるのが良いでしょう。あそこは冒険に必要な道具や装備も売っていますから。」
ギルド!冒険者ギルドキタ!これで勝つる!
そういえばこの国って冒険者が多いって言ってたね。
冒険者ってのも悪くないなぁ。
「冒険者にはなれるのかのぅ?」
「冒険者ですか?ロア殿のようなお強い方なら問題ないでしょう、ただ、ランクの高い冒険者は国から召集されることもあります。」
召集かぁ、まぁランク高くならなきゃいいだけだし大丈夫だろ!
あれだろ?SABCDとかランクついてるやつだろ?
Dとかで留まるから大丈夫さ!
「とりあえず、その冒険者ギルドへの道を教えて欲しいんじゃが。」
「分かりました、今は少し忙しいのでメイリにお願いしてきましょう。ロア殿は玄関で待っていてください。」
「分かったのじゃ。」
昨日の事後処理で忙しいのかな?すまないねぇ。
とりあえず玄関で待つとしますか。
冒険者かぁ、ちょっとワクワクするじゃねぇか!
俺はウキウキしながら玄関に向かうのだった。
初めてコメントを頂きまして!
嬉しくなっちゃいまして!
今後のロアの物語の方針が決まったかもしれません!(笑)




