リスさんと俺と美味しいお水
気が向いてるから書くんだぜ!
だけど仕事が大変だから正直続く自信がが無いんだぜ!
飲み水探してエンヤコーラっと。
どうも!坂月鉄平でございます。
ダークエルフ(仮)やっとります。
(仮)なのは、この世界にダークエルフがいるのか、よくわからないからで。
さて、水を探して10分ぐらい歩いたかな。
湖、ありました。
おぉー、飲み水確保!
これなら当分水には困らないぞぉ!
……ん?
なんか湖の辺りになんかいるぞ?
三角耳に太い尻尾、スラッとした手足……
狐か!
「可愛いのう…」
………………?
なんだろう、喉の調子がおかしいのかな?
俺の声がやけに高く可愛らしいものに聞こえたぞ?
んっ、んんっ!
「可愛いのぅ」
……………んん?
やっぱ俺の声か……しかも少し婆くさいような気がするが、深く考えるのは止めとこう。
とりあえず狐がこっち見てるから呼んでみるか、モフらせろー。
「ルールルルルル」
あ、逃げられた…………
……へっ、べっ、別に良いもん。
狐が目的じゃねぇし?
目的は水だし?
………とりあえず、飲むか。
ぐいっと一杯、いただきます。
「あ、美味い」
なんだこれ、すぅーって入ってくる感じ?
なんか言葉が見つかんない、餓死寸前の時に水飲んだ感じ?
初めて水がこんなにうまいって感じたわ。
いや、語彙力無くてすまんね。
【レベルが上がりました】
「なんじゃ!?」
おっと思わず声が出てしまった。
なんとも言葉使いが古い感じだわ。
てか、レベルが上がりました?
レベルの概念があるの?
ステータスとか見れないかな?
ほら、ステータス!
…
……
…………
うん、無いんだね?
「ステータス」
うん、声に出しても無理だったよ。
確認出来ないのかぁ、ラノベじゃ出来るのになぁ。
そうだ、鑑定ならどうだ?
鑑定使えないか俺?
例えば、この湖とか。
じぃーーーーーーーーーー。
【ペレッタ湖】
おぉー、あるんじゃん!
やれば出来るじゃん!
あとは自分に鑑定をして。
……………………………………
あれ?
おかしいぞ、イメージが違うのかな?
―――10分後―――
名前:無し
種族:ダークエルフ
レベル:2
っしゃおら!!
やってやったぜ!
てかムズッ!?自分に鑑定ムズッ!
むっちゃ集中したやん!!!
ふぅ、さてさてまずは名前かな?
名前無いのかよ、どうすっかなぁー……
まぁ、この辺人いなさそうだし、今はいいか。
次に種族、ダークエルフいたのね。
てことはエルフとかもいるのかな?
ダークエルフだけってのは流石になぁ。
で、レベル。
……2かぁ。
やっぱ弱かったよ、冒険しなくて正解だったなぁ。
てか、なんでレベル上がったんだ?
水飲んだだけだぞ?
飲めば上がるのか?
もう一杯飲んでみよう。
「っんく」
…………上がんないね。
そのあと三杯ぐらい飲んだらレベルが3になった。
やっぱり、なんか飲んだら上がるのか?
だとしたら温くね?
誰でも上げ放題やないか!
楽チンだねぇ、レベル3ってやっぱり雑魚だったねぇ。
しかし、この水旨いなぁ。
でも、水だけじゃなぁ。
なんか食える草とか無いのかなぁ。
ということで、鑑定さんお願いします!!
【ガガ草 (食用)】
おぉぉぉおおお!!!!!
素晴らしいぞ鑑定さん!
この草食えるんだね?食べちゃうよ?
「いただきます」
もぐもぐ、美味い!
この草も美味いなぁ!なんていうの、甘くてジューシー?全然草と水で行けそうだわ。
しかもこの辺に一杯あるみたいだし。
食料にも困らない、ここが神物件か………
あの後もう少し食べてたらレベルが4になった、やっぱり食べればいいんだねぇ。
ふと、見てみるとさっきの狐がこっちを見ていた。
なんね?水か?草か?一杯あるからこっちきんさい。
しかし、まったく寄ってこないなぁ。
まるでうちのネコみたいだ。
あぁー、あいつ元気かなぁ、もう会えないんだろうかなぁ、もう少し一緒に居たかったなぁ。
ペロッ
何か舐められるような感覚が走ったので、手元を見てみると、さっきの狐が右手をなめていた。
はて?なんだろうか、ってなんか垂れてきた、え?俺ってば泣いてる?
あー、ホームシックてやつかな?
我ながら涙腺弱いなぁ、昔はそうでもなかったのに、性転換のせいか?
この狐、まさか慰めてきてるのか?
いいやつだなぁ~。
「ありがとう、もう大丈夫じゃよ」
そういって、微笑みかけてやったよ。
しかし、この自動翻訳もうちょっとなんとかならんかなぁ、なんか偉そうなんだよなぁ、言い回しの問題か?
狐が逃げなくなって、すりすりきた。
なんだよお前可愛いなぁおい!
思わずニヤけながら狐を見ると………
【アクアリス 精霊 (レベル10)】
鑑定が発動しこいつの情報が見える、そのなかの精霊とかレベル10とかよりなによりも思ったのは………
お前リスかよ!!!