初めての魔法レッスン
なかなか毎日更新とはいきませんね。
まぁ、細々とやっていきますのでよろしくお願いします!
どうも!
おはようございます、大量に食べたらコックさんを倒してしまったダークエルフ、ロアです!
いやぁ、昨日はやり過ぎたかね、反省反省。
ふかふかベッドで寝たので気分スッキリ!
大きく延びて深呼吸、うん、今日も問題ないね。
天気も晴れで大変よろしい、絶好の魔法レッスン日和だね。
そう、今日は初めての魔法を使ってみようと思うのさ!
イメージさえ掴めれば魔法は使えるらしいし、ダークエルフには才能があるらしいから、これを利用しない手はないだろ。
攻撃魔法、派手なやつがいいなぁ、竜破斬とかそんなの!
「ロア様、朝食のご用意が出来ましたので、こちらにどうぞ。」
朝食だってさ、昨日のコックさんたち大丈夫かな?
昨日の今日で復活するとは思えないし。
「ロア様、朝は私が作っておりますのでご安心を、それとおかわりは御座いませんのでどうぞよろしくお願いします。」
先に釘を刺されてしまった………、ちょ、ちょっとだけだもん!
ちょっとだけメイリさんの料理かぁ、そいつは旨そうだなぁって、二人前ぐらいなら良いかなぁって思っただけだもん!
爽やかな朝食を済ませて、ドランクさんにちょいと提案。
「魔法を使ってみたい、ですか?」
「そうなのじゃ、ちゃんと使えるのかまったく分からないし、使う練習をした方がもしもの時に役立つかもしれん。」
「はぁ、構いませんよ?中庭をお貸しします。あと、我が家で魔法に覚えのあるものを付けましょう。お役に立つはずです。」
「助かる!」
やったぜ!これには思わず満面の笑み!
なんかドランクさんがぽけーっとしてるけど気にしない!
良いから訓練だ!
「と、言うことでわたくしが監督役を務めます。」
現れたのは、いつかの団長、ガーランドさんだった。
てかアンタ、魔法も使えるのか。これってすげぇ優秀なんじゃね?
レベル低いとか言ってごめんなさい、魔法騎士カッコいい。
「さて、では始めに魔力を感じる事から始めましょう。そこが出来なければ魔法は発動しません。自分を見つめ、力を何となく形にしましょう。」
「何となく?随分曖昧な表現じゃな?」
「そもそも魔法は個人のイメージによって異なる力を放つもの。すでに曖昧なものです。重要なのは感じること、あとはイメージ出来れば発動します。」
ふーん?しっかりした形がある訳じゃないのか。
ならまぁ、やってやりますか。
まず自分を見つめる……、これは鑑定の時の応用で良いか。
【鑑定が上級スキル、看破に進化しました】
へ?進化?
スキルって進化すんの?てか鑑定の上が看破ってあってんのそれ?
いかん、崩れた。集中集中……
なんかこう、オーラ的な……
某超戦士的なオーラが良いなぁ、お?なんか沸き上がってきた。
「おぉ!それですロア殿!素晴らしい!とても強力な魔力を感じます。」
え、イメージこれであってんのか。
でも強力か、強すぎんのもダメだろうからちょっと弱く。
「このくらいか?」
「なんと、魔力の調節までこなしますか。流石にダークエルフと言うことですかな。」
ガーランドさんに誉められた、この人の素顔スゴくダンディーだから素直に嬉しい。
「では、次に魔法を使ってみましょう。まずはわたくしが、大地よ隆起せよ、ストーンモニュメント」
ガーランドさんが手をかざすと地面から岩が生えてきた。
おぉー、なんかショボいけど魔法だ!
「この岩を的にしてみましょう。ああそれと、詠唱はなくても構いません。あるとイメージが強固になり、より正確に魔法が行使出来ると言うだけですので。」
そんなもんなのか、でも詠唱があった方がカッコいいよね!
とりあえず炎が妥当かな?
ファイヤーボールなら一般的でしょ。
火の玉をイメージして手に浮かべるように………
あれ?出ないなぁ…
「ふむ、魔力に動きはありますが発動まで至っておりませんな。イメージが足りてないのやもしれません。」
なんだと?
ふふっ、良いでしょう。ここは封印された若かれし頃の黒歴史を開放するしかないな。
妄想で勝てると思うなよぉぉお!
「集え炎よ、赤く輝き敵を討て、ファイヤーボール!」
とたん、ての上に人の頭サイズの火の玉が現れて、地面から生えてきた岩に当たり、爆発した。
「こ、これは……、とてつもない威力の魔法ですね。加減してこれですか。」
見てみると地面が結構抉れてた、うひゃあ、威力高いなぁ。
いや、確かに「これはメラゾー○ではない、ただの○ラだ」みたいなイメージだったけど、まさかこんなに再現されるとは。
「ロア殿が敵でなくて本当に良かった、並の人間では敵いませんよ。魔人でもどうか……、流石はダークエルフですな」
そ、そう?大丈夫よ?人間の敵にはならないと思うよ?
元々人間だしね。
とりあえず魔法使えたね、あとは制御と種類だな。
愉しくなってきたじゃないか!
とりあえず、お昼ご飯を食べよう!!!




