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紹介
入学式は眠っていて分からなかった。
教室へ戻って、先生が話をして解散。
放課後剣に連れられて、ある木の下で待ちぼうけ。
『あっ!!来た来た!!』
ボーイッシュな格好をした女子がこっちにかけてくる。
「初めまして。...でも僕らのクラスの子じゃないよね??」
『コイツは若葉。俺の幼なじみで、学年で唯一女にみられる。』
『宜しく。』
すごく優しい。でもはきはきした印象だ。
『って、そうそう。俺も、あんたの名前聞いてないんだった。何て名前??』
「千秋。狂唄千秋。」
『へ~。』
『てか、“くるうた”って名字初めて!!』
そういって若葉がはしゃぐ。
「いや、“つるぎ”って名前の方が珍しい。」
「…にしても遅いな。僕らのクラスの女子」
そういって、2人を見ると剣は目を見張り、若葉はクスクスと笑っていた。
『…気づいてなかったのか?』
『アハハハハハッ!!やっぱり剣って男の子だよね』
え…。
「も、もっかい言って?」
『だーかーら
俺が女だよ』