入学
花水城高校。
それは、とても都会とはかけ離れた山の中にある。
とても山深く、即なくとも近くのショッピングできるところまで30分くらいかかる。
元々、男子校だったため共学になった今でも女子の率は少ない。
『アキ~。行くぞ!』
「おう。今行く」
『はぁ~~。にしても受かってよかったな受かって。』
「あぁ。」
カレンにとってはそうだろう。
何せ、ここはT大やアメリカのH大の進学率がトップなのだから。
受けただけでもすごい。
『余裕みたいにいうかよ、普通。』
「え、違うの??」
『これだから優等生は…。』
馬鹿話を続けてると、
{キャー、男子がいっぱい♪}
{やった~、選び放題!}
{ゆめみたい}
上級生の女子の皆さんだ。
去年は女子が集まったみたいで、30人くらいいるんだそう。
で、カップル率が50越。
僕らはそれを無視し、さっさと教室へ…
『あ!?』
「どうかした??」
『…俺とお前、クラス違うぞ。』
「そっか、…しょうがねーな。」
もう、桜の花が散ってるくらいなのに校舎の中は異常なまでに寒かった。
『じゃあな~!』
と、鹿廉と別れる。
教室の中は、さすがに暖房が付いていたけど、暖房の周りにはもう人だらけであった。
仕方がないので座席表をみると僕は後ろから3番目の右端だ。
ふと、横をみると隣の人も本をよんで座っていた。
声をかけずらかったので、本のことで話かけようとした。
しかし、その人はぼくが近づいて来たのを察知したのか
本を閉じてこちらを向いた。
すると、驚いた顔をしてこういった。
『おはよう。あんた、顔だけみるとオレオレ詐欺の人みたいだね。』
絶句。
空気が一瞬凍りついた。
なんでか、分からなかった。
声が異常に高かったから?
背がすごくちっちゃかったから??
いや、違う。それは…
「…ッ、童顔で悪かったな!!!」
僕のコンプレックスを言われたから