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たくあん侍シリーズ  作者: モモル24号


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第十四話 ごぼう侍見参!


 ごぼう侍、名は黒鉄(くろがね)。拙者と根は同じながら、その生き様は対照的であった。


 黒鉄は土中深く限界まで身体を絞り、その身体は鋼のように堅く引き締まっている。


「フッ、泥に浸かった軟弱者め。わしの鍛えられし身体を見るがよい」


 彼の者は下積み時代に三年も漬物樽で熟成された拙者を見て嗤う。


 ある日二人はきんぴら街道の護衛任務で鉢合わせする。折り悪くそこへ炊きたてご飯を狙う凶悪な一味の歪なおひつ(白米強盗団)達が襲来する。


 黒鉄は自慢の「牛蒡星(ごぼうせい)」を抜き放ち、真正面から斬りかかった。


「俺の堅さ、思い知るがいい!」


 しかしまっすぐ過ぎる攻撃を、強盗団は簡単にかわしてしまう。


 そこに、拙者が「塩分刀」を構え助太刀に入る。


「真正面だけが道ではない!」


 拙者は、しなやかな身のこなしで敵の懐に入り込み、塩分攻撃で次々と無力化していく。


「馬鹿な⋯⋯」


 呆然とする黒鉄に、たくあん侍は言った。


「お前は主役になりたがる。拙者は違う。他の味と絡み合い、引き立て合ってこそ真価を発揮するんだ」


 黒鉄は悟った。自分一人ではただの硬い棒だが、醤油や砂糖や唐辛子(しし党残党)と和えることで、「きんぴら」という名脇役になれるのだと。


 その身を漬けることで、拙者より靭やかな身体を入れようと努力する。


 我らのライバル関係は、互いに切磋琢磨し認め合う友情へと昇華するのであった。

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― 新着の感想 ―
>フッ、泥に浸かった軟弱者め。 ごぼう、土に埋まってるお前が言うなwwwwww ごぼうのささがきが入ったごぼうハンバーグ、我が家の人気メニューでございましてよ!(`・ω・´)
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