さやかマギカ5最終話
さよならバイバイの軽い『ciao』チャオ。
長い別れを意味するスペイン語の挨拶。
「adiós」
「あでぃおす」
恋愛揺籃期の終わり
2025年3月27日
「愛してる」
「我爱你」
「あいらびゅう」
愛の交流を婚約者達は、嬉しみあった。
じゅてーむ、さらんへ、てあも、さがぱお。
現在の状況を確認し未来を話し合う。
魔法少女になることを願った社会人女性。
魔法少女になるだけなら簡単。
自分が、魔法少女だと宣言するだけ。
言ったもん勝ちである。
しかし、そう簡単なものでは、ない。
彼女の目的は、他にあった。
魔法少女になることは、手段だった。
少女と初めて出会ってから9年?
もうそんなに経ったのかと驚いた。
その時から彼女は、言っていた。
すでに、平和を、願っていた。
すきぴ、さやぴ、平和な世界、ぴぴぴ。
戦争の惨禍や恐怖のない世界。
日本国民が、憲法に依って目指す世界。
人間社会においては、ほぼ不可能。
なぜなら、戦争の原因が、人間だから。
では、神達の社会になれば!
むしろ、戦争の危機は、増大する。
神話時代から複数の神いれば戦争。
それは、定番とも言える神の筋書き。
戦いを好む神の多さに笑うしか無い。
単数の神の場合のみ、平和になる。
神に敵対できる者が、いないから。
歯向かう人間など即座に消し飛ぶ。
歯向かわずとも大きい水で流す気分屋。
人間社会には、多数の神が、生息する。
会社や集団に神は、存在する。
命じる者である使用者の立場。
集団内最高意思決定者が、神の頂点。
つまり、会社内の社長が、代表で神。
集団内の長が、親であり神。
従う者が、子であり人。
それが、神と人の基本的概念。
そこにあるのは、博愛と憧れや友愛。
現在、世界各国は、軍備増大し配備中。
神の叡智とチカラを戦争にむけている。
神風は、航空にAIと爆弾など搭載した物。
兵器として非常に安上がりで優秀。
実戦で着実に結果を出している。
さらにいくらでも応用が効く。
爆弾の代わりにサリンや毒でも。
ターミネーターの映画は、架空作品だった。
近未来を描いた空想の架空世界だった。
現在では、未来に現実が、追いついた。
故に審判の日が、いつでも起こり得る。
ハルマゲドンの悪で破滅が起こり得る。
強行は、恐慌を呼び惨禍を増大させる。
年内には、決着をつけたいものだ。
もちろんハルマゲドンの善に。
少女達の繋がりゆく未来への道。
そして、未来からの道。
魔法少女革命で彼女は、魔法少女に。
さらに、世界創造で青い聖龍へ。
結の完了としてハッピーエンドの結婚。
138億年後の未来から現在を俯瞰する。
聖福な安心立命の愛で満たされた未来宇宙。
そこからの逆算による愛された地球の現在。
138億年後の歴史研究者達を思い描く。
彼らの心の中を考える。
奇跡に感動している心を。
自身の存在する奇跡に感謝する心を。
大惨事の破滅が、起こらなかった事を。
奇跡は、すでに起こった。
約束は、交わされた。
伏竜鳳雛、伏目の竜は、青い少女の婚約者。
人間女性の鳳雛は、魔法少女から青い聖龍に。
ヒトのフリしてる伏竜は、龍神や神龍に。
まずは、世界中が、望む恒久平和の実現。
宇宙を改変する魔法の無血革命に依って。
愛こそ全てで、愛は、色々。
博愛、、、、、友愛、、、、、恋愛。
自愛。
自分が、道であり命。
シン理。
結果から思考していくのが、最善。
現在から思考すると分散する。
未来は、幾つにも重なり合っているから。
次に逢えるのは、四月になってから。
それも、いつ逢えるのか分からない。
一期一会。
ずいぶん遠い未来に感じる。
三月半ばから今日までで運命は、宿命。
恋が、誕生し、恋愛の炎が、命を灯した。
奇跡。
約束を交わせた奇跡。
恋愛の揺籃期。
つまり、最初期の幼年段階。
無限数の恋が生まれ消えていく。
恋とならずに消えていく無限の未恋。
そして、無限の未練が、有象無象。
淡い炎や火花が、恋チル。
ほとんどの恋は、恋愛とならず消滅。
火を薪につけ大きく燃やす。
簡単そうだが、なかなか難しい。
恋の炎が、愛に燃えうつり恋愛に発展。
恋と愛の結びつきは、たやすく無い。
強風の中で、火は、すぐ消える。
無風でも小さくなり消えていく。
水滴が、わずかばかりでも。
風の流れは、大事。
水の流れも大事。
風流は、風雅風龍にして水画水龍。
『が』は、全て我となり、龍に至る。
結婚は、勢いや時期が、大事と言われる。
それもしっかりと思考した上での事。
相互の心の動きの揺れと時間の流れ。
揺籠は、そっと揺らすもの。
感動の強弱は、揺れ幅そのもの。
心の波動は、感じて観るもの。
時間は、過去から現在へ。
そして未来に流れていく。
三次元生命体に科せられた宿命。
過去は、変更不可が、科の学問。
未来は、不確定な漠然で曖昧模糊。
観測された今の心に依って過去となる。
超越者達は、四次元生命として決定する。
未来を決めてから、どう行動するかを思考。
時間に縛られる三次元の知的生命体。
三次元生命体は、まだマシな方で優秀。
奥行きや厚みを思考しない二次元生命体。
二元論でしか考えず、間のマを考えない。
単次元生命体は、シンプルゆえに可愛い。
行動様式が、わかりやすいから可愛い。
小さければ小さいほど可愛い。
犬猫も可愛いし、大きい鹿や馬も可愛い。
三次元に存在する物は、全て原子の集まり。
原子は、全て小さい、故に全て可愛い。
この全宇宙が、全て可愛い理由。
可愛いは、正義であり美しい真実。
超越者達は、時を縛り行動を思考。
精神世界の心で、最初に最後を決定する。
意思決定を終えれば、それに向けて動く。
時間の流れは、水が、流れる如く。
流れは、龍であり理由。
立ち、流れ竜の水で滝が、理由で龍と了。
志を立てることが、なにより重要な理由。
終わりとなる目標を立てなければ?
はじまらない。
はじめれない。
始めることが、出来ない。
動き出しても終着点が、無い。
何のために?
リユウは?
目的地は?
なればこそ人は、まよいさまよう。
迷い彷徨う生き物こそ、人の宿命。
理由を求めて探して探して探して忘れる。
神は、決定する。
そして、迷わずゴールに達する。
人が、真似しても出来ない事が、多い。
最初に決めてないから当然と言える。
神にできて、人にできない諸々の事。
時間の流れも違うので当然と言えば当然。
ほとんどの神は、すべてを知っている。
過去と現在のすべてを知り得る。
森羅万象を知っている全知全能な存在。
しかし、本質や流れを理解できてる?
全てを知っていても過去現在だけ。
未来は、重なり合って存在している。
可能性として知ることしか出来ない。
確定するのは、現在が、観測した時。
自分が、今の心で観て測った時。
念じた瞬間。
唯一絶対神に不可能な事がある。
それは、博愛の対極に位置する恋愛。
唯一絶対神に恋愛は、理論上不可能。
共に何かを成し遂げたり過ごす友愛。
博愛や友愛は、唯一絶対神にも可能。
恋愛は、対等な相手が、必要不可欠。
そして、男と女という異性である点。
だが、唯一こそ唯一絶対神の拠り所。
唯一の存在でなければ、相対になる。
よって、唯一絶対神には、無理。
人や神によっては、不安や恐怖の未来。
漠然として不確定な将来。
神であったとしても、制限が、かかる。
因子として不確定要素の存在。
原因により結果が、決まる因果律。
合理的に平安なら順当な結果に。
だが、乱れたり、計算が狂ったり。
不確定となる原因の要素が、ある。
未来が、決まらない理由の一つ。
恋。
正気でない狂気こそが、恋の本質。
博愛においては、平安こそが、愛の本質。
だが、博愛の対極に位置する恋愛は、反。
つまり、平等の逆。
狂気こそが、恋の王道にして正道。
恋狂いこそが、恋愛の真骨頂。
予測不能、突発で始まり終わる。
それは、恋の火花が、魅せる摩訶不思議。
幸せは、苦しさや辛さがあってこそ。
愛別離苦は、最強最大の苦しみ。
愛するものと別れ離れる苦痛の辛さ。
感情の奔流で耐え難き辛さ。
それらが、苦しければ苦しいほど。
辛ければ辛いほど。
強ければ強いほど。
解放された時の幸福は、増加増強する。
ギャップ効果。
再び逢えた時の喜びや幸せは、さぞや。
空腹は、幸福を感じるための調味料。
空いていれば空いているほど。
美味なる美味しさを心が、感じる。
食材などの値段?
金銭が、心を満たしている者には?
さぞや美味しさを感じるのかも。
それより希少性や話題性や物語性。
どれだけ魔法の調味料を扱えるか。
賢い母は、魔を見極め空腹感を煽る。
匂いや音、言葉や時間を操作する。
食事前に運動させるのもより効果的。
汗を流した後の飲食は、極上の至福。
宗教界隈における食事前の長い祈り。
食事を美味しくする神秘の儀式。
神秘という神の秘密。
それは、叡智で秘められた魔の蜜。
神秘や魔法も、生命の種であり仕掛け。
飯の種は、メシの秘密。
アルファでオメガ、終わりではじめ、了で始。
十字架の中心が、指し示す特異点。
神と人は、渾然一体。
心を理解しないケモノ達。
お金に支配される知恵あるケモノ。
資本主義は、お金で世界を支配管理する神業。
物欲や貪欲を好む愚か者。
心を認識しない者を効率よく誘導する奇術。
人間社会が、不完全で愚かとなる理由。
愚かとは、思考しないこと。
思考する能力があるのにしない愚か者。
怠惰。
完全で賢さを追い求める理想追求生命。
愚かな集団内にて叛逆する存在。
損得よりも尊徳を重要視する御仁。
御仁は、御仁であり、精神性優位生命。
論は、龍で、仁義礼智信の流れ。
教師の仕事は、教えてもらうコト。
分からないところを。
説明して納得して理解してもらえれば至福。
どこが、分からないのか?
それを、最初に教えてもらう。
疑問点は、何なのか、を。
彼女の疑問を聞いて核心に迫る。
問題が、一体何なのか、まず確認。
原点回帰は、問題解決の初期思考。
はじめに思考しなければならない点。
はじめを思考しなければ問題不明。
それでは、解けない。
はじめ無ければ、終わりなし。
長年の疑問を解消した彼女。
表情が、晴れやかで、さわやかな笑顔。
「まさおさまと話してると賢くなった」
「こちらこそ賢くなった、アリガタキ」
森羅万象を仲良く解き明かす楽しさ。
彼女の指が、画面に触れて投稿完了。
さやかマギカの第二話が、全世界に。
こうして、共同作業が、続けられた。
そして、そろそろ、別れの時。
男は、投げキッスを受け止めた。
そして、投げキッスを同じように返した。
幸せ、喜び、嬉しさ、愛を込めて。
スペイン語で別れの挨拶は、大別して二つ。
さよならバイバイの軽い『ciao』チャオ。
長い別れを意味するスペイン語の挨拶。
「adiós」
「あでぃおす」
そう言って男は、手を振り歩き出す。
史上最高の笑顔に見送られ、夜の闇に。
了 《恋愛揺籃期の終わり》
あとがき
感謝。
全てに感謝。
はじめに感謝。
アリガタキ。
有難気。
人間駆逐計画は、人類を判別する。
心を思考する生命体と、自然生命体に。
つまり、魔法少女や男志と、餓鬼に。
新しい歴史を、はじめるために必要な選別。
それは、旧き人間達への餞別であり手向け。
そして、人類の歴史は、終焉を向かえる。
地球揺籃期の終わり。
全ては、概念に依る世界。
簡単な大別を行う。
神とケモノの間にある人類。
人とケモノの線引きは、空や無の零。
何も無い真空の存在を認識できるかどうか。
仏教の真髄が、無で空。
悟りの境地で至る無で空。
大昔に発見された『0』の概念。
小学校の算数で最初の授業で学ぶ『0』。
自然数の始まりは、『1』。
よって自然の原始点は、平面で(1,1)。
三次元なら、(1,1,1)となる。
0や鏡の領域であるマイナス領域。
精神の空想世界である思念領域にある心。
心の領域における原点は、(0,0,0,0)。
(X軸、Y軸、Z軸、時間軸)。
三次元生命体と四次元生命体の違い。
異なる別次元の生命体と言っていい。
神と人の線引きは、想像からの創造能力。
神が命じて従うのが、人。
神あってこその人であり、人あってこその神。
人神は、分け難い。
人の領域を神とケモノが、埋め尽くす。
女性は、魔法少女や女神となれば良い。
妖怪や悪魔、鬼など、人外も可。
少年は、男志と男子に分けられる。
志が、あれば高みに至るだろう。
坊やでガキの甘えん坊は、ガキのまま。
つまり、餓鬼は、そのままなら餓鬼のまま。
躾しなければ、餓鬼のまま。
愛情と甘やかしは、別物。
だが、男子三日あわざれば刮目して観よ。
惚れた女が、できれば、変化する。
好きな女によって突然変異を遂げる。
だからこそ少女の役割は、大きい。
未来を見据えて心の内を読みとる訓練を。
読心能力は、天性の能力では、ない。
生まれつきのものでは、ない。
訓練によって向上する技術であり技能。
まずは、自分の心を正しく観る。
空っぽになるまで迷走して瞑想する。
自分の心を無にする。
空にする。
空想する。
空を想う。
相手の心を自分のこととして思考する。
心の指向性を思考する。
思考形式を思考する。
観て話しの内容を吟味して推測する。
質問して推し測りの精度を確認する。
あとは、何度も試行錯誤するだけ。
意識するかしないか、それだけの差。
あとは、経験値を増やすだけ。
レベルアップは、楽しい。
悟りの世界へ、ようこそ。
滅びゆく旧人類に、感謝の黙祷。
有難気!
あでぃおす永遠に!