少女探偵
「少女探偵さやか!」
「いややぁ、なんか違う名前が、良い」
「全ての謎を解き明かす少女探偵グレフル」
さやかマギカ15
恋愛思考物語
2025年5月7日
交野市役所、枚方市役所、野村證券。
eから、こちゃで、ララボトル。
えみメイドが、今日は、執事姿で御給仕。
メイドの気まぐれパンケーキにお絵描き担当。
さっそく、御嬢様の画像をお見せする。
「ララボトルのさやかさんじゃないですか」
「知ってる?」
「存じ上げておりますよ」
「素晴らしき」
「いいねもしてますし、されてますからね」
「そうなんだ」
「お綺麗な美人さんですからね」
「有難気」
「なんで、お礼言うんですか?」
「それは、まぁ、婚約者なんで」
「ハァ?
何言ってんですか?
そんなこと、許しませんよ」
執事が、ご乱心。
一悶着していると、まえのメイドが、来る。
先日は、オムライスにお絵描きしてもらった。
チョコカプチーノにもお絵描きしてもらった。
参考画像などを見て声をかけてくれる。
「おぉ、今日も安定のフィアンセさんですね」
「こんな美女をフィアンセ、なんと、なんと」
「詳しくは、WEBで、ですよね、まさおさま」
まえのメイドに向かってうなづく。
そして、今日の予定を報告する。
「今日も、19時からララボトル」
「そ、そんな、そんなことって」
「ところで、実際に会ったことは?」
「ないです、まだ、ネットだけです」
執事が、がっくりとうなだれながら答える。
「それは、もう、まさおさまの圧勝ですね」
まえのメイドが、トドメをさした。
傷心の執事服を着た少女が、お絵描き。
パンケーキにチョコペンで、描いてくれる。
「美女で美しすぎて画力が!
この綺麗さを描く画力が!
美しすぎる〜」
なんだかんだ言いながら可愛く仕上げてくれた。
プロフェッショナルの出来栄えに感謝。
まえのメイドから言葉を預かる。
「末永くお幸せに、と、お伝えください」
「了解」
さりー先生に見送られて、こちゃに向かう。
外から内にいる、ゆらメイド長と眼が合う。
奇妙な動作をしながら近づいてくる。
「まさおさま、おかえなさい」
「ただいま、で、ナニ、コレ」
男は、先ほど少女が、行った動作を真似た。
「それは、見つけたよー、ですよー」
「なるほど」
「今日も隅っこのこっち?」
「OK」
安定の隅っこ席。
入り口から右に向かって歩き突き当たり角。
「いつもの」
注文をいつものように済ませる。
りつメイドが、話をしに来てくれる。
「まだ、見せてない、今日、このあと」
そう言って三日前の記念写真を見せる。
そして、書きかけの日記も見てもらう。
楽しそうに喜んでくれる新萌少女給仕者。
ふわりメイドが、休憩に入ろうとしていた。
軽くフワリと手を振った。
こちらに気づく。
じっとマジマジと見られる。
「まさおさま?」
「久しぶり」
「まさおさま、お久しぶりです」
「何年ぶりだろ」
「そんなに経ってないです」
「確かに」
今年の初めに会ってから会えてなかった。
足を怪我してお給仕休業中だった少女。
復帰して元気そうでなにより。
ひまメイドが、ジワジワと笑う。
「あとからジワるんですよ」
「どれだ、どれが面白くて笑ってる?」
「こうコレですよ」
「コレか!」
「そうそれ」
「この星を、我等のモノに、、、」
手の平を上に向けて小指から閉じていく。
「それ、この星をわれらのものに」
少女も真似するが、ぎゅっと握りしめる。
「そこは、ふわりと丸める感じで」
「こう?」
「そう、握り締めずに。
お菓子の国をふわりと握る感じ」
「ふわりちゃんじゃないですか」
「そんな感じで、ハムハムっと」
「ハムハムって覚えてくれてるんですか?」
「ハムハム王国のハムスターのお姫様」
「すごい、ヒマヒマ王国ってよく言われるのに」
「ひまだけに?」
「そう、ひまだけに。
いんたちゃんは、vipからですよ」
「ぶいあいぴーのびっぷ」
「重要人物じゃなくてネットの中のアレで」
「ねっとのびっぷね、びっぷ」
「詳しくは、直接聞いてください」
「ゆらメイド長は、海の底からだったかな?」
「ゆらさんは、アトランティカでしたね」
「アトランティスじゃないんだ」
「どっちでしょう。
それも直接聞いてもらうのが、早いですね」
「あとで聞いてみよう」
SNSのプロフィール欄を確認する。
自己紹介欄に、載ってない。
その下にアトランティカとあった。
キッチンから、出てきたゆらメイド長。
聞いてみた。
「アトランティカですよ」
「アトランティスじゃないんだ」
「そう、太平洋にあるんです」
「大西洋のアトランティスでは、ない」
「ゆらの国は、太平洋にあるアトランティカ」
「太平洋から」
「道頓堀まで海の底で繋がってるんです」
太平洋のハワイと日本の間かな。
それとも、ハワイとアメリカの間。
いずれにしろ歩いていくには、遠い。
パスポートとかは、いらない?
通行許可証とか?
発行されたら、いつかそのうち。
自己紹介欄には、最近まで載せてたらしい。
メイド長になって、そっちを大きくアピール。
その時に、消えたらしい。
そのうち、また、載せるかも、との事。
休憩から戻った少女給仕者と記念撮影。
19時前にお出かけ。
19時ちょうどララボトルに到着する。
時を同じくして階段を降りて来てた婚約者。
NASIちゃんが、奥から声をかけてくれる。
「ピッタリや」
顔を見合わせて微笑む。
注文は、いつもの飲み物を頼んだ。
「今日は、人差し指で投稿しちゃう」
そう言って12回目の投稿を成し遂げる。
近況報告し合う。
まえのメイドからの伝言も伝えた。
少女給仕者達の記念写真も見せた。
お絵描きオムライスやパンケーキも。
先日の名探偵はちねイベント黒の組織。
お留守番だった彼女が、暗号名をご所望。
色々と酒瓶を見ては、あれこれ考えてる。
どれもコレもアレも気に入らないらしい。
そのままで良いのでは?
そう考えて、提案してみる。
「少女探偵さやか!」
「いややぁ、なんか違う名前が、良い」
だだをこねるのもかわいらしすぎて萌え出る。
目の前に出て来てる飲み物を参考にしてみた。
「グレフル」
「可愛い」
「暗号名グレフル、少女探偵グレフル」
「良い」
「良かった」
気に入ってもらえて有難気。
Keynoteで、黒地に白文字の画像作成。
『少女探偵』改行して『グレフル』。
森羅万象この世の全てを探求する少女誕生。
「全ての謎を解き明かす少女探偵グレフル」
「解き明かせるかなぁ」
「大丈夫」
「大丈夫かなぁ」
「全てを解き明かす鍵は、もう知ってるはず」
「かぎ?」
「魔法の鍵、秘密の鍵、世界を革命する鍵」
鍵【key】。
① 錠のあなにさし入れる道具。
錠をかけたりあけたりする道具。
② 解決のために最も重要な要素。
それがわかれば問題が解けるもの。
あとがき
NASIちゃんは、タイ王国からの異邦人。
暗号名は、シンハ。
少女探偵シンハ。
黒の組織に所属する少女探偵団の構成員。
というわけで、黒の組織は、国際組織。
世界を股にかけるinternational system。
システムブラック。
黒の組織。
ブラックシステム。
組織
①organization
組織、機構、団体、構成、編成、協会。
②system
システム、系、方式、制度、系統、組織。
有象無象の主、つまり、たくさん存在する主。
それもまた、組織を構成する要員。
さらに友情や共生で結ばれた御嬢様連邦。
聖域界隈は、11日に特別出来事。
五名の少女探偵団は、ソーラン節で参加予定。
22店舗の中では、異色や異彩となりそう。
名探偵はちね。
少女探偵シンハ。
少女探偵グレフル。
少女探偵チョーヤ。
少女探偵スイ。
はちね、NASI、さやか、おと、ひかりん。




