プロポーズの決意
地球上知的生命体の命運を握る御嬢様。
さやかマギカ9
恋愛思考物語
2025年4月14日
府庁で星野さんと話しeに帰宅し、こちゃへ。
もこメイドが、ソワソワしている。
婚約者と、過去を振り返った。
基本的人外の界隈で過ごす日々。
悪魔でメイド長の情報に従い、こちゃへ。
苺之妖精や沢山の少女達との出会い。
赤髪妖精や鬼に天使、妖怪などなど。
イブキ少女との出会いは、てぃーじ。
ロイス帝国168世から世界平和のいぶき。
ウインクし合った少女給仕者の卒業。
その前に秘密基地のバーテンダーと会った。
そして、圧倒的銀髪の吸血鬼にも出会った。
さらに、伝説の地下アイドルだった元店長。
やがて、厨房をオープンさせ店長になった。
赤髪妖精と厨房店長に、恋愛相談をした。
秘密基地の少女は、偶像集団に加入。
偶像について厨房店長から教えて頂く。
そして、pandemicにおける少女消失。
ゆうかり店長の配慮でラヒ少女との再会。
それは、お別れの挨拶となる幻影な夢時間。
恋愛相談に乗っていただいた厨房店長。
彼女に結婚願望は、あまり無かった。
だが、世間の目を気にしないこともない。
いわゆる世間体。
複雑な乙女心。
理想の男性像は、相談の際に聞いていた。
夢を叶えた少女にプロポーズを検討。
恒久平和を実現するための恋愛を思考。
そして、意を決して求婚した。
2024年5月23日、メイド服姿の乙女へ。
「保留で」
「はい」
捕龍となった正しい男。
次の月の最終日には、無事、婚約した。
それが、最高潮だった。
再びライブ活動を活発化していく彼女。
店長は、加藤しょこら等へ復活。
アイドルとしての輝きを増していく。
かつての伝説的存在が、再び。
それは、信者にとって喜ばしいこと。
アイドルの愛は、基本的に博愛。
できる限り平等で公平を意識した心掛。
匿名の『お嬢。』によれば、恋愛不可。
それが、アイドルとしての基本的原則。
オタクと結ばれる事は、決して無い。
『お嬢。』こと村上悠莉亜による断言。
博愛こそが、絶対的偶像王道にして正義。
それを踏まえて恋に恋する歌や踊りなど。
女心の乙女心が、追い求める夢と現実。
光輝く眩しい世界に進む道筋。
その道を選んだ女聖に婚約者は、不必要。
忘れられていく存在。
オタクとして生きる?
それには、時間も決意も熱意も、無い。
男として男の道を歩む事しかできない。
正しい男であるために。
正しい男として生きる。
ものごころついた時からの命題。
自分が、自分であるためのリユウ。
2025年が、目前に迫っていた。
分水嶺で、世界大戦へ進む人間社会。
恋心は、ゆっくりと冷やされていた。
2024年の最愛は、アボカドとして消えた。
博愛こそ正義の王道。
愛に依れば、当然にして正しい選択。
年が明けて2025年1月16日、自由出来事。
捕龍状態から自由となり無明の闇へ。
一縷の望みを、追い求める。
3月2日、懐かしいメイドと再会。
ロイス帝国168世の王女。
約1年ぶり。
イブキ少女給仕者のおかげ。
特別ゲスト給仕者の懐かしきセリフ。
「ご機嫌麗しゅう、いろはでございます」
懐かしさで心が満たされる。
恋愛や博愛と、また違う愛。
共有愛や、郷友愛と言うべき愛。
家族愛や郷土愛の感覚。
恋心の湧き上がる余地は、見当たらない。
発展するとも思えない。
さらに恋愛となれば、時間が、必要。
2日の他に15日だけが、お給仕予定。
そのあと会えるのは、また来年かな?
「15日も、ご帰宅されますよね」
「えーと」
厨房では、クレジットカードが、使えない。
もうまもなく半年ほど休業中の身。
交通事故で仕事中に追突されたから。
現金あるかな?
そんな事が、頭の中をかすめた。
王女は、察しがいい。
読心能力や女の勘と呼ぶべき能力発動者。
時折、核心をついてくる。
王女にとって会いに来る事は、愛と同義。
「次、いつ会えるか分からない。
なら、絶対、愛に来ますよね。
愛に帰ってこない選択肢なんて無いです。
そんなことは、あり得ない。
そうですよね、まさおさま」
「……はい」
「よろしい」
昔と変わらない圧の強さだった。
ここぞと言う時の圧は、ハンパない。
さすがは、帝国女王で皇女のいろは王女。
後日、18時からお給仕だと知らされる。
3月15日イブキ生誕祭での王女出勤予定。
生誕祭主役は、17時から18時休憩予定。
厨房のアカウントから席の予約を行う。
18時から予約して、それをスクショ。
送信する。
お褒めの言葉が、返ってくる。
どこかで悪役令嬢が、高笑いしてる感覚。
それは、気のせい、だと思うことにする。
そして、3月15日が、運命の日となった。
地球上知的生命体の命運を握る御嬢様。
恋愛揺籃期さやかマギカの始まり。
プロポーズの決意は、わりと早かった。
次の日には、もうアレコレ考えていた。
3月24日には、もう完全に決めていた。
4月に入って最初の逢瀬。
その時に、驚かせる。
びっくりさせる予定。
びっくりした顔を拝めるはずだった。
びっくりさせられた。
以心伝心?
意表をつかれた。
驚かされた。
求婚されたのだ。
「はい。
………。
結婚して恒久平和を実現し、この星を、、、」
あとがき
ソワソワして何か聞いて欲しそう。
「どしたん?」
「もうすぐ発表なんですよ」
「はっぴょう、ね、はっぴー?」
「あの順位が、発表されるんですよ」
「おぉー、この前、五位やったやつ」
「そう、それ」
「中間順位、また、発表されるの月曜日?」
「そう、18時に」
「もうすぐだけど、今更、何もする事ない」
「大妖精さんが、降りてくるんです」
「赤髪妖精?」
「そう」
「GM的なGMね」
「結果発表を配信するみたいなんです」
「ももかグランやるね」
「順位が、下がったら外で懸垂なんです」
「鉄棒にぶら下がって身体を引き上げる奴」
「そう、それ」
「やるんや、雨やのに」
「出来ないんですよ、ケ、ン、ス、イ!」
「雨だと、滑るね」
「ケンスイ、普通に出来ないんですよ」
「普通は、出来るよ」
「もこは、出来ないんです」
「なんで?」
「出来ないものは、出来ないんです」
「家から布団に乗ってこちゃ来てるのに?」
「それは、そう、なんですけど、無理なの」
「順位が、上がってたら、大丈夫?」
「それは、大丈夫、かな?」
大妖精の気分次第、と言う感じ。
同じ順位だったらどうなるんだろ。
「あっ、順位、見ても教えないで下さいね」
「はい」
「演技とか出来ないんで。
そのままの反応で配信がんばるんで」
「がんばって」
いまさら中間順位結果に変化は、無い。
これから、どう気合を入れていくのか。
赤髪の大妖精は、負けず嫌い。
性格だから、仕方ない。
メイドとして試練を乗り越えるのだ。
立派なメイドとなるために!
ひっそり声を出さずに応援しようと思う。
ガンバレー。
そんな事を考えていると、大妖精達降臨。
メイド達に、集合の号令がかかる。
すみっこから、こっそり見守る。
「五位」
順位が、発表された。
ゆらメイド長と、もこメイドが、腹筋開始。
19時前にこちゃを出た男は、ララボトルへ。




