運命の扉
運命の扉は、開かれた。
破滅から栄光への分水嶺。
さやかマギカ7
恋愛思考物語
2025年4月6日
e-maid、Sweet Tease、Milk Cafe。
花屋に寄ってからララボトルへ。
赤い三本のバラを、また喜んでくれた。
前回のが、そろそろドライフラワーに。
それは、推測してた通りだった。
「自作の花瓶に入れて大事に飾ってる」
そう言われ、ときめかない者が、いるか?
心を掴まれない男が、いるのだろうか?
いや、いない。
いるはずがない。
男なら惚れる。
惚れてしまう。
それで惚れなきゃ男じゃない。
ガキで未熟な精神のボウヤだ。
そんなボウヤは、家に帰って眠れば良い。
すでに、花を捧げているという事実。
その時点で充分に惚れている。
そこに更なる言葉。
それは、魅了の魔法として作用する。
恋愛遊戯の応酬。
甘言なる言葉に、男の心が、翻弄される。
惚れて惚れて惚れさせられる。
その惚れ惚れする指が、流麗に動く。
画面に触れ、さやかマギカ第四話を投稿する。
全宇宙に発信された共同作業は、恋愛結晶。
刹那の恋が、永遠の愛と結びつき煌めく。
澄み切った星の光が、輝く煌めきの如く。
138億年前、宇宙誕生の様相を呈する。
そして、46億年前に地球を誕生させる。
40億年ほど前に深海で単純生命の誕生。
そして、そこから進化したサルの一種類。
霊長類としての自覚は、おありですよね。
多くのヒトは、迷い彷徨うイキモノ。
何のために生まれてきたのか?
何のために生きているのか?
何のために自分は、存在しているのか?
何のために宇宙が、存在しているのか?
探して迷い、彷徨い続けて生き絶える。
集団所属欲求や自己承認欲求の根源。
求めて欲する根源理由は、孤独の恐怖。
孤独に対する恐れや怖さは、ヒトによる。
正しい男にとって、現在は、皆無だ。
恐怖する対象が、まったくない。
恐怖する理由が、見当たらない。
運が悪けりゃ平和を実現出来ない。
その時は、その時。
世界大戦に突入するなら、愚かな人類。
獣と神以上に分けれなければそうなる。
その時は、不敵に笑うだけのこと。
我が生涯に一片の悔いなし、と。
無機物質から生命体の誕生過程は、未観測。
様々な実験が、行われてきた。
しかし、再現されていない。
最初の生命体が、誕生した過程は、不明。
確率的にあり得ない事が、起こった。
起こるはずのないことが、起こった。
起こった原因については、謎。
その過程であるプロセスも推測のまま。
観測不能。
生命の誕生は、ゼロから壱の部分が不明。
一つの単純生命体からの進化は、解明済み。
何億年か何十億年かけて深海で誕生した。
確率的にほぼほぼゼロの可能性。
その奇跡は、科学で説明不能。
ただ、現在、生命体が、存在している。
その結果から、仮説が、通説になっている。
正しい男の説は、567億念。
この思念考察については、いずれまた。
物質や事象を扱う科学の限界領域。
万有引力も、その力が、ナゼあるのか?
ナゼ存在しているのかを説明出来ない。
再現性の無いものは、科学で扱えない。
無いモノや観測出来ない領域は、不得手。
感情についてもナゼ生まれるのか不明。
心の領域は、特に最終的観測不可能。
観測者の意識が、結果に影響するから。
観測者の心や思念考察が、反映される。
そうであるならば、観測結果は、無意味。
観測者の心情によって変化する観測結果。
それは、科学的に無意味を意味する。
相対性理論は、絶対性の反対に位置する。
唯一絶対神を信仰する宗教に反する理論。
つまり、正統思想に対する異端思想。
反対する思考として相対と絶対が、ある。
八百万の神々を受け入れてる思考の集団。
唯一絶対の存在を信じている思考の集団。
正しい男にとって、両者は、共存可能。
相対は、相まみえて、対する者達。
特に絶対を拒絶しない。
全てを受け入れるのが、相対論。
絶対なる神の存在について思考。
『神は、存在する』
『神は、存在しない』
最終的にどちらかの考えに分けられる。
ヒトは、科学的にどちら、と、決めたがる。
どちらかが、正しい、と。
更に反対を正しくない、と考えたがる。
男は、全てを正しい、と、受け入れる。
どちらも正しい、と、合わせて考えた。
『神は、存在する、と同時に、存在しない』
シュレ猫の思考結果である重なり合った状態。
生きている状態であり死んでいる状態。
量子論における結論が、浮上してくる。
それが、結論。
男は、そのように認識している。
仏教における悟りの境地。
仏とは、悟りを得た者。
何を悟り、何の境地に至ったのか?
もちろん、仏教の真髄である『空』。
すなわち、『無』にして『零』である『 』。
『 』という空白の『0』は、習ったはず。
小学校で算数の時間に学んでいるはず。
覚えてないなら、思い出してもらいたい。
それこそが、唯一絶対神の正体である愛。
唯一の『1』は、愛である『0』である。
よって、『1=0』であり『0=1』だ。
いちは、ぜんにして、ぜんは、いちなり。
『壱は、全にして、全は、壱なり』
等価交換。
聖書における神は、愛であり博愛。
大切に思う心が、愛。
広く平等に大切と思う心が、博愛。
集団内の仲間に対する思いも博愛。
国家への愛や、郷土への愛も博愛。
博愛こそ、絶対的正義の正統。
平安であるシャロームこそが、涅槃。
極楽浄土やparadiseが、絶対至上。
正統にして正当で正道な正しい筋道。
だが、正しいモノには、反が、生まれる。
それは、影であり、異端の存在。
イエスさまも、おしゃかさまも、知っていた。
しかし、理解しなかった、とある心。
火花のように生まれて消える、とある感情。
熱して激しく心を燃え上がらせる炎。
いきなり冷めてカケラも残さず消失する熱炎。
正常者にとって狂気そのもの。
正気の沙汰でない、激しい感情。
平安にとって、狂おしい反である対立命題。
恋狂い。
恋というモノを理解不能ゆえに除外視。
当然、恋と愛が、結びついた恋愛も異端。
恋愛禁止を、集団内の約束事とする。
そんなケースが、たくさんある。
宗教団体だけでなく営利団体である会社も。
アイドルが、ファンと交流する時も。
集団内部の調和を司る博愛に対する冒涜。
不協和音を奏でる劣等感の噴出。
集団形成を維持できなくなり崩壊する要素。
だから、恋愛は、禁止となる。
しかし、禁止したら禁止したで禁止ゆえに。
禁止されてるのが理由で行うケースも。
大抵は、一過性の恋で終わる。
恋愛にまで到達しない火遊び。
肉体交渉による快楽で思考力をショート。
出来た、ゆえの結婚で育まれる家族愛。
それは、それで、幸せな博愛の日々。
自然生命体として幸せの到達点。
だが、一度、概念の知的活動を経験すれば。
知的生命体として喜びを味わえば?
物質的快楽だけで、満足できない。
にくざいくに宿る精神生命体としての欲求。
精神と精神の交流や相互理解。
そして、森羅万象、知り尽くしたい好奇心。
孤独の恐怖は、肉の交わりで消せない。
せいぜい紛らわせるくらい。
肉の目でしか世界を見ないのであれば。
やがて、心は、すれ違い離れだす。
そうならないために必要なのが、約束。
何のために生きているのか?
それに対する解答であり理由。
愛する女のために!
彼女の夢や願いを叶える。
シンプルで分かりやすい。
それこそが、正しい男の本懐。
社会的承認を経た持続的な男女関係。
それが、法律上正式な婚姻。
結婚は、風習や通念などの社会的承認。
大事なのは、男女の愛をどこまで育めるか。
博愛だけで、満足できるのか?
恋の獄炎を知らなければ、あるいは。
だが、猛火で大炎の恋獄を知れば!
我慢、できるだろうか?
正気の沙汰と、狂気の沙汰。
愛の安寧と恋の混沌。
恋愛の織りなす不可思議の思念考察。
複雑怪奇の奇門遁甲が、問答無用。
平安と程遠い不穏で剣呑な恐怖の波乱。
恐怖を消し去る正気の愛と狂気の恋。
恋と愛が、結びつくなどあり得ぬ事。
一般常識から鑑みて、あり得ない。
あっては、ならない事。
特殊で稀な稀有の出来事。
一般理論でなく特殊相対性恋愛思考。
それは、太古の昔より言い伝えられる。
奇跡、と。
それにより全宇宙の時空間が、再構築。
改変される。
運命の扉は、開かれた。
破滅から栄光への分水嶺。
思考は、現実化する。
思念や考察の想像は、物質世界に影響する。
そして、新しい未来世界が、創造される。
幻想の架空世界に影響を受けた現実世界。
幻想的世界。
未来の扉は、開かれた。
新世界の幕開け。
あとがき
もこメイドが、詰めてくる。
「もこは?」
「ん?」
「もこの出番は?」
「えーと???」
「もこもっと出てくるべきでしょう」
「あっ、この前、ブロマイドゲットした」
「うん、嬉しい、ありがとう」
「うん、良かった、良かった」
めでたしめでたし。
と、ならなかった。
「で、なんで、もこ出てこないの?」
「小説家になろう、のこと?」
「そう、それ、なんで?」
「なんでって、言われても」
「なんで、もこもっと出てこないの?」
「それは、やはり、アレよ」
「アレってなによ?」
「さやかさまへの愛」
「あぁ、やっぱり」
「うん」
「そうか、うん、なるほど」
なんとか納得してもらえた?
めでたしめでたし。




