第六部 登場人物まとめ
◇主人公◇
夜見ライナ
桃色の髪をツーサイドアップ(後ろ髪があるツインテール)にした美少女。
ヒーローネームは魔法少女プリティコスモス。
13歳。身長164cm、体重48kg。公式スリーサイズは不詳だが、中学一年生なのに女子高校生並みの身長で、少なく見積もってもDカップ以上はある。
そしてこの物語の主人公。元限界社畜おじさん。
最近の悩みは肩こり。
-相棒-
聖獣ダント
光の国ソレイユからやってきたオレンジモルモットの聖獣。
語尾に「モル」が付く。
夜見ライナが通常の役員ではなくいきなり副会長職を選んでしまい、活動資金が足りなくなって冗談抜きで詰んでいる。
その説明は第七章で行います。
◇実家◇
遠井上家
家長に遠井上願叶、妻の凪沙、その娘に遙華と夜見ライナ。
執事に「佐飛」というダンディな老人男性がいる。
今の悩みは夜見ライナに悩みを相談してもらえないこと。
シャインジュエルを稼ぐ方法ならいくらでも用意出来るのに、と歯がゆい思いをしている。
遠井上遙華
黒髪美幼女。五歳。
わかば幼稚園をお休みしたのは、海外旅行にむけて予防接種を受ける必要があったから。
それを本能で察知したのか、夜見の通学とともに聖ソレイユ女学院に逃げた。
現在の遠井上家本宅では逃亡犯「遠井上遙華」の大捜索作戦が始まっている。
◇ヒロイン◇
中等部一年組
夜見ライナの仲良しグループ。
それぞれに理想の魔法少女像があり、夜見ライナに匹敵する力と才能があるので、ヒロイン兼ライバルになって貰うべく作中での動かし方を変えた。
相棒愛をテーマにするなら、まず離れ離れになるところから始めないとね。
赤城恵
ついにヒロインレースのトップを奪いに来た女。
なんとか抑え込んでいたが、もうだめらしい。
仕方ないので師匠枠を与える。
◇聖ソレイユ女学院の生徒会役員たち -高等部編-◇
生徒会長
金髪美人の女子高生。本名は屋形恵美子。
高等部三年の頂点に君臨する旧体制の女帝。
ゆえに、魔法少女プリミティブエンプレス。
悪人ではないよ、と作者はフォローを入れておく。
副会長
黒髪赤メッシュ美人の高校生。本名は空渠陽子。
ヒーローネームは魔法少女ストレリチアレッド。
朝七時から開かれた職員会議にて、新校則による成果報告を実施。
試験的に選ばれた五名の成長が目覚ましいことから、プロジェクトの拡大を認可された。その後の記者会見で号泣したという。
わずかばかりの仮眠を取り、自身の動画を見て、恥ずかしいので消した。
書紀
緑陣営のリーダー。本名は枝間緑。
夜見からの通称は青メッシュ先輩。技術職なので戦闘は苦手。
会計
以前は赤城恵だったが、半年前にメンタル不調で辞めたため不在。
なので業務代行を申し出たソレイユ上層部に一任していたところ、今回の横領が発覚するまで不正利用に気づけなかった。
業務を任せたら、進捗状況を不定期でもいいから目視確認しましょうね。
広報
赤陣営のリーダー、ハムスター先輩こと朱ノ宮可憐が広報を担っている。
聖ソレイユ女学院基礎トレーニング部の活動は全国の普通女子学生たちに大人気。
風紀
筆頭候補の州柿井鶴のほか、「赤の愛野」「紺の灰原」など候補者はいるが未定。
元風紀部長としてはトップスリー「ワイズマン」墨田智子がいる。
基準としては「会長と互角に殴り合える」が必須条件。
庶務、美化
作中には未登場。
もし出るとすれば、ヒントは「イエスマン」と「ノーマン」。
◇紺陣営◇
紺陣営の上級生
中等部二年、三年が中心になって活動している争奪戦ガチ攻略チーム。
光子中等部会長に憧れを抱いている。
屋形光子
そろそろ、彼女が尊敬されるに至っている経緯を語ろう。
屋形光子は自称ニューリーダーとして常にその最前線に立ち、あまりにも強大すぎる姉――屋形恵美子を超えるべく幾度も挑戦し、数えきれないほど敗北してきた。
そのたびに彼女は泣き、悲しみ、怒りで自分を奮い立たせて立ち上がってきた。
半年前に完全敗北するまで。
どうしようもない才能の差を知り、苦しんだ彼女に手を差し伸べたのは、いつの間にか出来ていた彼女のファンガールズだった。
次こそ勝てるなんて安っぽい声援では響かない。挑んでいた理由ではないから。
だから彼女たちはこう伝えた。
敗者の城と蔑まれる紺陣営を導けるのはあなたしかいない。
ゆえに、屋形光子は燃え尽きた残骸から再起できた。
勝てる見込みはない。だけど、盛大にやろうと。
だからこそ彼女は後輩や同級生の尊敬と畏敬の念を集め、中等部生徒会長の役職を得るに至った――
-性格と容姿-
分かりやすく言うとツンデレ。若干マゾの気がある。
どれくらいツンデレかというと、間延びした口調や辛辣な態度で誤魔化しているが、夜見ライナに対する期待と失望と嫉妬と希望で毎晩ベットのシーツがぐしょぐしょになる程度には夜見のことが大好き。
現在の容姿はソバカス黒髪美人。良家の令嬢らしさが漂っている。
◇ダークライ・秘密結社関連◇
越前洞爺と息子の後矢、息子の妻の罰天
作中では別人のように扱っているが、実は全部同一人物。
越前後矢の奇妙な精神状態を斬鬼丸が分かりやすく分解したところ、「洞爺」「後矢」という二つの交代人格と、「罰天」と名付けられた主人格があることが判明した。
原因はボンノーン寄生原虫脳炎による解離性同一障害。
一番加害性の高い狂気人格「洞爺」を本人の意思で切り落とさせて、まだ社交性のある「後矢」と「罰天」で進行を抑えつつ、寄生虫の切除を待っている形。
ボンノーン寄生虫も原種に近いため、切除手術が難しくなっている。
拙者の力を受け継いだ者による早急な対処を、と斬鬼丸は指示を出し、今日もC-D部隊駐屯地で稽古をつけるという体裁で彼の脳ごと寄生虫を焼くのだ。
リズール・アージェント
読者視点ではよく分からないままに倒されたラスボスA。
作者視点で語ると、そもそも遠距離狙撃や軍の指揮が得意分野なのにとか、あれだけ匂わせてどうしてこんなにも呆気ないのかと言うと、自身の神性に気づいたから。
死んで完成したとかそういう意味ではなく、「女王に武力しかない……? あ、これソレイユの玉座取れるわ」と分かったので秒で退場を選んだ感じ。
ちっとも玉座に帰らない現女王様と違って、半世紀に渡って真面目に発展に寄与してくれているうえ、玉座に座れる「人間」になれたので、ピクニック感覚でクーデター起こしてます。どちらがいい女王様かは聖獣だって分かる。
次話くらいにはティアラを持って夜見のところへ帰ってくるでしょう。
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キャラ紹介は以上となります。
七章はダブルクロス編を続けようか課外活動編にしようか迷いどころ。
決まったら書き出しますのでどうかお待ちを~!