プロローグ
投稿初めてで稚拙な文ですが最後まで読んでくれますと幸いです。
「好痛様、そこは、そこはだめです。だ、だめ、そんなことしたら私はおかしくなってしまいます」
「おかしくなってしまえ、ご主人様に逆らった罰だ」
玩具と白濁げ広がるベットの上で僕はメイドの尻部に鞭を打ちつける。
「ヒィ、痛いです、もう、もう許してください。なんでもしますから」
泣き叫びながら僕に許しを請う。そうか、なんでもするか。
「よしお前、これで罰は終わりだ。そこで耐えたご褒美に俺の精液を与えよう。なに、お前の今のその顔なかなかだぞ」
そして僕は陰部をメイドに差し出す。
「や、やめてください」
「ふん」
「い、いやーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「ぅあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
布団を蹴り上げて飛び起きる。
……なんて酷い夢だ。
なんで僕がお仕置きなんてしなくちゃならない。責める側より僕は責められる側なのに。
いくら僕がMだからってこのプレイはないでしょ。
……立場が逆だったら満足な夢なんだけど。
そういえば、
「もうこんな時間か」
そばにある目覚まし時計の針は八時を示している。
いけない、いけない、朝からあんまりゆっくりしてると学校に遅れちゃうな。
「変態ドMにい、クソ兄ト! 早く起きろ!」
下の階から妹である佳奈のどこか聞いたことある声が聞こえてきた。
いくら兄妹だからって、第一声が変態ドMはよくないんじゃないかなぁ。
まぁ、朝一番で二重に気持ちいいけど。
「はやく降りてこないと朝ごはんなくなるよ」
「……う、うん、わかった」
「なに期待してんのよ」
「い、いや、なんでもないよ」
学校でお腹が空き、胃の辺りを押さえて悶える姿なんか想像してないからね。
それにしても、相変わらずな鬼畜ぶり。兄として鼻が高いな。
「よいしょっと」
僕ベットを降りパジャマ姿のまま下に降りる。
リビングにいくと佳奈がテレビを見ながら朝食のパンを食べていた。
「にい、遅すぎ。遅刻するよ」
「ごめん、ごめん、すぐ支度する」
「はい、朝ごはん」
そう言って、満面の笑みで渡してきたのは佳奈が食べているパンのパッケージ。それも、カスひとつ無い。
「どういうことかな?」
「だから言ったじゃん、早くしないとなくなるよって」
「なに、もしかして、パンがひとつしかないからってこと」
「そうに決まってるじゃん。にいの分なんて 最初からないんだから私の寛大な心でチャンスをあげたの」
佳奈はその歳にしては先が思いやられる胸を張って言う。
「そ、そうか、どうもありがとう」
たしかに兄としては妹の体系も心配だけど今は僕の家庭内ポジションを気にするべきかな。
なにせ、息子の朝食を無視する家族だからね。
まぁ、奴隷みたいな役割も興味がないといえば嘘になるけど。
「じゃ、私、先いくから」
佳奈はソファーの上にあるカバンを持って玄関に向かう。
「いってらっしゃい、気をつ--」
ズッドーーーーーーーン
突然、我が家が途轍もない衝撃にさらされた。
そして、この衝撃が僕たち兄妹の日常と関係を壊すことになる。
最後までお読みいただきありがとうございます。
これから随時更新していきますので応援よろしくお願いします。
次回はいよいよ異世界が舞台です。
お楽しみに。