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創造主は5日目に補足をなさった

なんだこれは。まるでゲームかアプリの案内だ。悪趣味な広告だろうか?だとしたらあまりにも仰々しすぎる。この世界の変革?言語の統一?一体何を言っているのかがわからない。そもそも全て実感に乏しすぎる。言語が統一されても、種族が塗り替えられると言われても、百聞は一見にしかず、体験しなければどうなったのかもわからない。そもそも創造主を名乗るものたちは何者なのか。もしこの案内が本当ならば、我々がどのように生まれたのかなどの常識が根底から覆ってしまう。つまり我々の科学は全てまがい物だったということなのか…?頭がどうにかなりそうだ。誰一人として何も発さないままただ上だけを見ていると、創造主からさらに説明があった。


『今君達はとても混乱していることだろう。なんせこれまで信じた常識を根底から否定したんだ。何をどう信じていようがどう考えていようが僕の前では全てが《平等》さ。どんな奴でも等しく無価値。だが悲嘆にくれることはない。君達の築いてきた文明は僕の予想をはるかに超えていた。科学だって全てが間違いってわけじゃない。ミスリードに引っかかったものもあったようだけどね。君達の文明と発展に敬意を評して君達にチャンスをあげたってわけさ。アップデートは来週の月曜日。流石に世界を作ると言っても2回目だし追加しただけだから、5日目は君達に告知をする余裕があったのさ。6日目は地形と言語をいじって、最後の1日は休むとしよう。では月曜日の夜明けをお楽しみに。』


そう言い残すと声は聞こえなくなり、上にあったビジョンも消えていた。


ここから始まる───いやすでにここで終わっていたといえばいいのだろうか───酷なほどに冷たく、血のように熱く、全てを混ぜ合わせた世界が始まるのだ───。

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