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不満8
「なぁ、ゾンビに襲われるゲームってあるだろ?」
クラウンが今度は話し始める。
「あぁ、あるな」
俺はそれに返すようにクラウンの方を向いた。皆も顔をそちらに向けている。
「何で、ワクチンうってねぇのに感染しない しかも、薬草使えば腕ちぎれたはずなのに戻ってるし」
「それは、あれじゃない? 大人の事情ってやつよ」
カイが返すようにクラウンに言った。
まぁ、確かにゾンビに噛まれたのに主人公は感染しないし 寧ろ仲間の方が感染してるし
ゾンビに腕ちぎられたと思って薬使ったら腕がくっついてるな
「何でだ?」
クラウンが頭を抱え込んでいた。
「まぁ、クラウン 知らない方が幸せと言うこともある」
それを白夜が慰めていた。