不満2
「なぁ、カイ お前は不満とか無いのか?」
俺は前に座っているカイに聞く
カイは少し笑って
「やだなー、不満なんて... あるに決まってんだろ」
そう言うとカイは、腕をくみ話し始めた
「あのね、私ヒーラーじゃない?」
「そうだな」
「この前、ダンジョンに出かけたのよ」
ダンジョン内で敵が出てきたら剣士とか魔法使いとかが攻撃するじゃない?
で、みんな疲れて私が回復するって感じじゃない?
それで、最初は良かったんだけど
カイの言葉が詰まったと思ったら急に顔を下に向けた
「おい、カイ?」
「そしたらそしたら、ボスまで来た途端みんなボロボロになって私の回復が追いつかないのよ! 何でヒーラー1人に対して剣士や魔法使いが4人もいるのよ! 間に合うわけないでしょ!」
「おっ、おう ヒーラーを増やせば良いのでは?」
「そうよ、これはあんまりだと思ったのか、プレイヤー様が変えてくれたのだけれど 今度はヒーラーが4人も居て....」
「散々だな」
「そんなに回復要らねぇよ!」
カイは声を上げて言う
「極端すぎんだよ!」
「まぁまぁ、落ち着けって 俺なんかヒーラーいなくて食べ物をひたすら食わされたんだ 最後らへん吐きそうになったけど」
「あんたも大変ね」
こんな感じで俺らは愚痴を言い合っている