表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第二話

このくらいのペースで、これからも書いていきたいと思います。

よろしくお願いします。では、どうぞ。


 白い光が収まった時、私の目に飛び込んできたのは、青々と生い茂る木々だった。

そして、周りを見渡してみると、そこには小さな湖とそのほとりにたたずむ小さな一軒家があった。

しばらく、茫然として、やっと思考を取り戻した私が最初に起こした行動は湖で自分の姿を確認することだった。湖についた私は、そぉ~と覗き込んでみた。すると、そこにはびっくりした形相の白い狐耳の幼女がいました。

 そして私は、また思考を手放した。どれくらい時間がたったのだろうか。ようやく、状況が飲み込めてきた私が最初に起こした行動は、

「あの、クソ神がぁ~~~~~」

と叫ぶことだった。

『呼んだかい、火鈴ちゃん』

どこからともなく聞こえてきたその声に私は一瞬びっくりした後とっさに言い返していた。

「ちょっと、これどういうことですか」

『いやぁ~、このこと話しちゃうと火鈴ちゃん言ってくれないかと思って黙ってたんだよ。

ごめんね、(・ω<) てへぺろ』

「いや、てへぺろって・・・・・・・・。それは、置いとくとして何でこんなことになってるんですか」

『が・がんスルー!!!

いや、真面目な話をすると、地球の肉体を全て反映させようとしたら、この世界に大きな歪みを造りかねないから、その姿になってしまったんだよ』

「事情は、分かりました。それなら、多少は我慢出来ます。それで、この体になって悪影響とかはあるんですか」

『いや、それについては全く心配いらないよ。むしろ、地球にいたころよりスペックは高いはずだよ。

ごめん、そろそろ時間だ。分からないことがあったら、とりあえず鑑定してみるといいよ。

ああ、それと現在確認されている天狐族って5人だけだから。てなことで頑張ってね』

「えっちょっと待ってくださいよ」

この言葉を最後に神は何も言うことはなかった。

なんかデジャブのような気がする。

はぁ、でもやれることはないし、神様の言ってた通り鑑定でもしてみますか。

そして、私はまず、自分自身を鑑定しようと思い、湖に移っている私に向かって鑑定と念じてみた。

すると、

---------------------------------------------------------------

         水   品質 普通

        ただの何の変哲もない水

---------------------------------------------------------------

と出た。

鑑定がこれで、できるかどうか半信半疑だった、私は驚いた反面なぜ水を鑑定したのか分からなかった。

そこで、私は、もっと強く自分自身を鑑定するという意識を持ってやったところ、

--------------------------------------------------------------------

        九重 火鈴  天狐族 Lv1

        HP24  MP52

---------------------------------------------------------------------

とでて

私は、思わず

「あっ出た」

とつぶやいてしまった。

見たところ、HP、MPはだいたい推測出来るし、そんなに変なところはなかった。

思いのほか情報量が少ないなと思ったが、熟練度によって違うと書いてあったので、使い続ければもっと増えてくるだろうと思いなおした。

そして、今後は事あるごとに鑑定を使ってみようとも思ったのだった。

さて、本当にやることがなくなってしまった私は、家へ向かうことにした。

いざ、家についてみると、そこは、人が長年使っていないような空き家だった。

しかし、ベッドだけ妙に新しいのは、神様が気を使ってくれたのだろう。

ここで、やっと神様らしいことをしたなと思ったのは、黙っておこう。

この家の現状を見渡してみて、私は、掃除をしようと決めたのだった。

しばらくして、家の掃除も一段落したころ、太陽も真上を少し過ぎたころ、私は、大変な問題に気づいてしまった。

そう、それは、この家には、全く食料がなかったのだ。

そのことに気付いた私は、焦ったが、今日のところは鑑定を使って食べられる物でも探そうと思った。

そして、森に入るのは、さすがに躊躇われたので、湖のほとりで鑑定をしながら散策しているとポーンと電子音みたいなのが流れ私の頭の中に

{鑑定の熟練度が一定値を超えたためレベルアップします}

という、アナウンスが流れた。

せっかくなのでと、もう一度自分を鑑定することにした。

すると、

----------------------------------------------------------------------------

      九重 火鈴 天狐族 Lv1

      Hp24  MP38

      ・弓の異才

      ・鑑定 Lv2

      ・翻訳

      ・契約

      ・召喚魔法(武器、使い魔)

----------------------------------------------------------------------------

とスキルの項目が増えていた。

そして、スキルの項目が見れないかなと、試しに召喚魔法のスキル欄に集中してみると

---------------------------------------------------------------------------

      召喚魔法

武器

武器を召喚することができる。見たことがあるものを召喚するのが基本となる。

召喚可能武器

・木の弓   (和弓) 

使い魔

使い魔を召喚することができる。 見たことがあるものを召喚するのが基本となる。       

・狼

・狐

どちらも、継続的にMPを消費する必要がある。

------------------------------------------------------------------------------

と出た。

ここで、私が一番注目したのは、基本は見たことのあるものを召喚する。という基本はという部分だ。

ということは、熟練度を上げていけば、自分の思い描くままの武器を召喚出来るということもできるかもしれない。

しかし、あの神のことだ、もししようとすれば、即人生終了なんてことも

ないとは、言いきれない。

召喚魔法のことが分かるまでしばらく封印しておくことにしよう。

でも召喚可能な、武器や使い魔たちは、帰ったら召喚しようと思う。

次に、私は、契約を見てみることにした。

-------------------------------------------------------------------------------

                 契約

       条件  意志のある相手にのみ使用可能。

           必ず相手の同意が必要。

       効果  召喚する際の必要MPが、10分の1となり、

           継続的にMP払うMPが大幅に減少される

--------------------------------------------------------------------------------

これを、見た瞬間私は、これは、召喚術のために用意されているものなんだと思い、これを勧めてくれた、フィーちゃんに

すごく感謝した。

しかし、これもまた条件と効果は書いているが方法が書いてないあたりに、あの神様の性格が出ているような気がする。

まぁこれもいったん保留でいいだろう。

そうして、食べられそうなものも大体集まってきていたので、いったん家へと戻ることにした。


そうこうして、帰ってきた私の目に一番に飛び込んできたのは、机の上にたたずむ一冊の本だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ