第五話
更新遅れてごめんなさい。テスト期間マジパネェ
くっ…速ぇ!
ガードを使い、避けるのに精一杯で攻撃する隙がない。しかも、ガードでも完全に防ぐことはできないため、体力が少しずつ半分に近づいている。
流石暗殺者だな。
「どうした?よけてばかりか?」
ここで俺はひとつのかけにでる。
「«ステップ»!」と叫び、
凩に突っ込んだ(・・・・・)。
「なっ...!」
そして、
「«スラッシュ»«ステップ»!」
スキルの多重使用。
二つ以上のスキルを連続で使用することで、ほぼ同時にスキルを使うことができる。
スラッシュにモターをのせ、当てながらステップで移動。
そして全回復
「...チィ!」
うん、やっぱ満タンだな。
と、体力を確認し、
視点を前に戻し、
「え...?」
凩がいないことに気づく。
「うっ...«ジャンプ»!」
とっさの判断で跳んだ俺の体は、
「がぁ!」
横からの衝撃にたえられずに吹っ飛んでいき、入り口から入ってきた人にぶつかった。
「ぅわぁ!す、すいません。」
「あぁ、こちらこそ。」
そう言うと、こっちのことは全く気にする様子もなく、ここもだめか…とか、いや、これだけなら…とか、ぶつぶつと独り言を言いながら観客席へ上っていった。
「...ごめん。やりすぎた。」
「大丈夫大丈夫」
«勝ち:凩
まけ:木ノ原 »
凩のスキルは、«幻覚»といい、自分の姿を見えなくすることができる。
「やっとうちらの番だ~」
「手加減は無しだよ」
「それくらい大丈夫って……っ!!」
不意に、柊が走り出す。
「ち、ちょっと柊!どこいくの……なっ!」
新島も走り出す。
二人の視線は同じところにあって、
その視線の先にあったのは、
さっきの男が奈落に飛び降りようとしている様だった。
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なにしてんのよあいつ!
「«ジャンプ»!」
上に上がる。
と、
男が落ちた。
ストン、と
「くっ!」
間に合うか?
「もう一回!«ジャンプ»!」
私も飛び降りる。
ためらいなんてない。
だって----
「«スピードアップ»」
今の私は、空を飛べる。
いける。追いつける!
手を伸ばし、
服を掴んで、
「«ホバリング»」
空中で静止。
「ふぅ...間に合ったぁ。」
「・・・何なんだよ。助けないでくれよ。死にたかったんだよ!」
「じゃあ、なんでこっちで死のうとした?」
「!! それは...生きたかったから...」
「死にたかったのに?まあいいけどさ。«上昇»」
100メートルくらい昇ったとき、
カクン、
と急激にスピードが落ちた。
「え...まさか!」
MP 10
「やばっ!」
わすれていた。
使うのが二回目のスキルなんて、MPなんかすぐに減る。しかもレベルがまだ1だから、MPの最大値は100しかない。そして、いくら飛行スキルでも、効果があるのは自分だけ。人一人を担いでの飛行は負担がかかり、MPの消費が余計に激しい。そして-----
「え、どうし---うわぁ!」
-----MPが無くなると、スキルは強制終了する。
私たちは、落下を始めた。
のだが、すぐに、
カクン、と
落下が止まった。
「一人で無茶しないでよ~!」
新島だった。
「あ、ありがとう…」
なんで飛んでる?私のスキルはユニークだ。
「なんで…飛んでるの?」
「え、それは…っ!ごめん、あとにして。MPがヤバイ。」
豪、とフルスピードで昇っていった。
だいぶ長めに書いたつもりだったのに……