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ユニーカーズ ~『夢』と『記憶』の物語~  作者: 金木犀
最初の平原
3/10

第一話

 「っ……ここは…」

 さっきと同じ、ベッドの上だ。が、さっきまではアパートにいたはず。

 なのに、屋根は木で出来ており、(柊には悪いが)さっきいた部屋よりこっちの方が断然広い。

 と、いうことは…

 「ここが、ゲームの世界…なのか。」

 そう、俺はVRゲームをするのは初めてである。

 別に世間に広がってない訳でもなく、生産量が少ないわけでもない。ただ機械をかうお金が無いだけである。

 VRゲームをするにあたって必ず必要になるもの。それが『ヘッドギア』である。

 『ヘッドギア』は、VRゲームを創る会社がそれぞれのヘッドギアを作っている。このゲームを創った会社のヘッドギアは、『ヘルメット』である。

 その名の通りヘルメットの形をしていて、左右にはそれぞれつき出た棒と、それが入りそうなくぼみが作られている。一つ25000円位するそれを6人分用意してくれた柊。

 …金どこからだしてんだよ。



 ちなみにさっきの説明は、全て(..)柊から聞いたものだ。

 だいたいは現実(あっち)でしてくれたけどメインの説明はゲーム(こっち)

でするって言ってたな…。

 と、

 「ライダ~キ~ック!」

 という軽快な声と共に、俺にライダーキックをぶちかます«柊»。

 「えっ、ち、ちょっとまっ…ぐはっ!」という重たい声と共に吹っ飛ぶ俺«木ノ原»。

 「いつまで寝てんのよ。」

 あぁ、ごめんごめん、と柊のほうを見たとき、思わずガン見してしまった。

 

 翠色の目に翠色の髪。

 そして長く、とがった耳。

 

 こいつは…エルフだ。


 このゲームを全く知らなくても外見だけで、エルフだなとわかってしまうような、ザ・エルフって感じだ。

 

 「お前、なんでエルフなんだよ。」

 「ん?あぁ、これね。これは…」

 と、

 「ん?どうした?」

 «凩»が来た、が、こいつも目が紅色で、髪も紅色と、外見が変わっている。

 「ちなみに、俺はドワーフってやつらしい」

 あぁ、ドワーフか。ドワーフってたしか鍛冶とか得意だったよな。…じゃなくて、

 「なんで人じゃないんだ?」

 「じゃあ、それも含めていろいろ説明していくよ。」

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