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■第5話 魔物たちの異変

親譲りの魔力持ちの叶恋ちゃん、魔法の成績は常に上位だけど、恋となると全然ダメな女の子。初恋だったこともあり、上手くいかない恋愛。それは魔法にも影響が、ではじめる。けど、頑張り屋さんな叶恋ちゃんは、魔法の勉強も恋も、今日も頑張ります。

ここまで、魔物に遭遇しないのは……怖い。


以前に魔物の大群が押し寄せて来たと、書物で読んだことがあった。


今回のそれと、よく似ていた。


一刻も早く、このことを先生方に伝えたい。


私たちは、1度拠点に戻ることにした。


「どうしたの、あなたたち、まだ試験は終わってないのよ」


「先生、説明はあとでするから、とにかく急いで、みんなを戻して、試験を中止にして」


「それは、できません」


できませんって、もしかして、先生は今の状況を分かっていない。


危険が迫ってきてるっていうのに、どうしよう……。


「きゃぁぁぁ」


この悲鳴、陽太君のチームに何かあったのかも……。


私たちは、急ぎ駆けつけた。


そこには、木のそばで横たわる陽太君たち、それに、猛毒の状態異常を付与する毒雹蜘蛛(どくひょうぐも)も居た。


「和ちゃん、陽太君たちの毒の解除頼める」


「はーい、剣矢君と叶恋ちゃんには、毒無効の魔法かけるね」


「おう、助かる」


「和ちゃん、ありがとう。私、魔法の詠唱に入るね」


「おうよ、敵の引き付け役は任せな」


剣矢君は、毒雹蜘蛛の敵対心をくすぐり、上手く敵を引き付けている。


それに攻撃をかわすのも上手い、流石だね。これで、私も心置きなく詠唱に入れる。


「精霊さんお願い、力を貸して……集え水、自由を奪え、開け魔法の扉、水球牢」


私の魔法で、毒雹蜘蛛が水に包まれた。


身動きが取れなくなったところを、剣矢君が剣技で、水球牢ごと真っ二つにした。


相変わらず、魔法を斬る封魔斬りの剣技は、凄すぎる。


見た感じ、陽太君たちは無事のようだし、このピンチは、なんとかなったね。


それにしても、あの場所に毒雹蜘蛛が出るなんて、これは、思っているよりも、深刻かもしれない…………。

最後まで見ていただきありがとうございます。

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