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ここは江戸時代?悪代官を裁きます!

作者: satomi

久し振りの投稿です!

宜しくお願いいたします!

私は異世界転移をしたようだ。

ロマンあふれる中世の世界ではなく、ここは江戸時代?

気付くと私はオシラスでの速記者のような仕事をしていた。書道をずっと続けていてよかった。

ふむふむ草書で書くようだ。その方が速く書けるもんね。……読めないけど。


なんか裁判的な事をしている。

偉そうな(多分偉い)そうな人が処罰を言い渡している。

「そこにいる、親子はここにいる娘の懐から金を盗んだ。との疑惑がある」

うーん、親子がどうかよりも被害者の尻を撫でながら言い渡してるあんたに問題があると思うけど?女の方も嫌そうだけど、……言えないのか。悪代官というやつか?

「相違ないか?」

「断じてそんなことはしていません!」

「では、判決を申し渡す」

速くない?聞いたのに無視?

「極刑を申し渡す」

キョッケイ?絞殺?死刑?スリで?

いやぁ。悪代官様のセクハラの方が罪深いと思うけど。


結局親子は連れていかれた。


あ、私は倉田 リサ。ピチピチの女子高生でした。何故か江戸時代?に来ました。どうしたらあの悪代官を裁けるかなぁ?私はただの速記者だし。あぁ、明日の朝は着物着れるかなぁ?


翌朝、着物を着ることに成功。私は割と裕福な家の子に転移しているようで。

ただ…食事が当たり前だけど、和食一色で。ジャンクフードが食べたかったり、肉が食べたかったりするのです。まだ牛肉出回ってないか…。

悪代官くらいなら、大きな商会で裁きを下せないかな?

この時代にない技術とか知ってるし。私は腐っても進学校のJKだったわけで、知識はある。ジャンクフードを作るのは無理かな?


そんなことで、私はオシラスでの速記者の仕事を辞めて、この異世界で商会を興すことにした。江戸時代じゃないのかな?女性が仕事をしても不審な目で見られないから。女性の仕事と言えば江戸時代なら産婆とか?だけだよね。

うーん、フライドポテトを作ってみよう。長屋で評判を聞いてみよう。


「試作でこれ作ったんだけど、どうかな?ジャガイモを切って、油で揚げて、塩かけただけだよ?」

初めての食べ物に不審がられてはいけない。作り方を説明。そこらの町民は作り方がわかっても、大量の油を調達できないから作れないだろう。

「何これ?すごい、クセになる。いくらでも食べられる!」

イモだからおなかいっぱいになるよ?

とにかく美味しいという評価をいただいた。商会での商品一号だなぁ。


発明がむずかしいんだよなぁ。後世の偉人のオカブを奪うようなことはしたくないし…。

あれ?ここは江戸時代じゃないのか。じゃ、心おきなくガンガン売り出そう。


そうだ、枕!変な形の枕なんだよね~。長方形の枕を売り出そう。本当は中がストローだといいんだけど、ペットボトルのリサイクル方法も作り方も知らないから作れないし、もみ殻?で我慢しよう。アレルギー症状起こす人いるから要注意だな。


服も和服から完全洋服にリメイク!着脱が面倒なんだよね。金属加工の技術あるだろうからそちらに依頼してホックとか作る。


なんか知らないけど、私の商会はあたった。

外食の習慣などなかった庶民が外食するようになり、服装も和服から洋服へ。


「肉食べたいなぁ…」とポツリと家で呟いていたら、その日の夕食にジビエの肉が現れた。しかし、血抜きが上手くいっていなかったのか、臭みが…

「これ、血抜きをもっと上手にできるようになれば商品化できるよ?」

と言うと、漁師は努力し血抜きの技術は向上した。

冷蔵庫がないので、氷頼みだけど商会で新鮮なうちに売りさばくようにした。



そんなこんなで、私の商会は大きくなりこの世界でハバを利かせるようになった。

「さて、あの悪代官を断罪しよう」

そう言って私はオシラスへ。


今日もよくわからない罪で町人をキョッケイにするようだ。

この悪代官…キョッケイ以外知らないんじゃないか?しかも被害者の娘さんの尻を今日も撫でてるし。セクハラ悪代官。成敗いたす!

「このセクハラ悪代官!罪が軽い町人を何人もキョッケイにしてばかりで罪深い。自分は被害者の女性のお尻を触ってるし、最低!」

「せくはら?いきなり現れて何者だ?」

「リサ商会の商会長よ。以前はその後ろで速記者?やってた」

「元部下か。今更何の用だ?」

「あんたが罪なき町人をキョッケイにばかりして自分はウハウハ遊んでばかりっていうのは調べてるの!うちの商会の情報網を舐めないでくれる?証拠ならすでにあんたの上司に提出しちゃった。あんたはもうおしまいよ」

「死なば諸共だ」

なんか刀を振りかざしてきた。そこはうちの商会の護衛さんは優秀です。簡単にねじ伏せてくれました。

「ちなみに、今日を含めてあんたがどう考えてもおかしいじゃん。て判決起こして牢に入れた人は全員出してるから。牢の番人、買収しちゃった」


こうして私はセクハラ悪代官を裁くことが出来た。

ついでに、商会が大きくなった。




読了ありがとうございます‼

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― 新着の感想 ―
短い物語ですが、前向きな主人公の活躍をもっとたくさん見てみたいと思いました。 フライドポテトを作ってみたり、和装にホックをつけて洋装に変化させてみたりという、江戸時代に現代の要素取り入れたアイデアがと…
[良い点] オシラス→お白洲。現代で言う裁判所の様な所ですね。先ずは、主人公が転生した事には、余り拘る事なくその場の状況を冷静に判断している所が凄いと感じました。自分であれば慌ててしまうと思います。そ…
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