記憶の断片
初投稿です!暖かい目で見て貰えると嬉しいです。
この世界の用語はのちのち物語で説明していくつもりです!
眩しい、、、、、
炎に包まれたドラワーク村の少し外れの方に少年はいた。朦朧とした意識の中その少年は目を覚ました。
「あれ、父ちゃんは?」
しかし辺りを見回しても"生き物"はいなかった。
あるのは世の中をさほど知らない幼い子供にその惨状を伝えるのには充分すぎる残骸と人の亡骸だった。
しかし少年は泣き叫ぶことをしなかった。いや、出来なかったのであろう。どうやら少年には情報量が多すぎた。
ほどなくして少年は歩きだした。体だけが動いていた。
ふと何か飛ぶものを視界にとらえた。それは人型であった。飛ぶのには大きすぎる純白な翼と自身とさほど変わらない幼い子供を持っていた。
その青天霹靂な光景をただ茫然と眺めていた。
夜が明けた。少年はまだその場で寝てしまっていたらしい。
「おい、坊や大丈夫か。これでも飲めよ」
気付けば銀髪で細身ながらもがっしりとした成人を少し過ぎたくらいの男がすぐそばにいた。
「てか、お前この空拳(エンプティ·ハンド)、、」
「え?」
少年は知らなかった。
この一夜のうちに現れていたのだ。この世界の人間が後天的に手に入れる第三、第四の手。
空拳を。それも特別な、、、、
「お前は運がいいらしい。俺についてこい」
「名はなんだ?」
「、、、ライン·セルディック」
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