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出師水都の補足コーナー1〈西洋占星術の簡単な見方〉

出師水都→水

ココノエ→コ


水「ここでは本編の補足的な内容を紹介していきます。本編に直接盛り込むと趣旨がズレたり、くどくなったりする場合にこちらに移す感じです。今回はココノエさん本人にお越しいただきました!」


コ「よ、よろしくお願いいたします」


水「(既視感)」


コ「先生?」


水「ああ、失礼。あまり緊張しなくて大丈夫ですよ。あと、僕のことは出師か水都とお呼びください。実は占い師の中には、『先生』と呼ばれることを嫌う人が多いんです」


コ「そうなんですね……! ごめんなさい。では、出師さんと呼ばせていただきます」


水「テレビやインターネットの印象が強すぎて、占い師の裏側は意外だらけですよ。例えばココノエさんは、一度占い師に占いを断られたことがあるんじゃないですか?」


コ「え、なんでご存知なんですか!?」


水「抽選で選ばれた時に申し訳なさそうにしていましたから。お金にならない学生を嫌う占い師は少なくないんです」


コ「以前に配信サイトで無料鑑定をやっている枠にお邪魔したんです。年齢を聞かれたので答えたら、『学生は金を持ってないからダメ』だと一蹴されてしまって…………」


水「無料鑑定は客寄せの役割がありますからね。『稼ぐ=リピーターを依存させる』と思っている占い師が多いんですよ。多くの占い会社ですらそういう方針ですし」


コ「占いは悩みを解決するものではないのですか?」


水「本物の占い師はそんな感じで間違っていませんよ。ただ、占いという手段で自分に依存させて稼ぐ偽物もいますから。だから実は、本当の意味で占いができる占い師って、思っているよりも少ないんですよ」


コ「衝撃の事実です……!!」


水「でも知っておくことは大事ですよ。まあこの辺は話すと長くなるので、また別の機会にお話しましょう。今回はココノエさんの性格を、占い目線で本編よりも細かく解説していきます」


コ「そうでした! よろしくお願いいたします!!」


水「こちらこそよろしくね。では改めて、ココノエさんの生年月日を教えてください」


コ「はい。2002/7/5です」


水「鑑定の時も説明したけど、今はインターネットのサイトで簡単に調べることができます。今回は『Goisu Net』というサイトで、ココノエさんのホロスコープを出してみますね」


挿絵(By みてみん)


コ「む、難しそうですね…………」


水「はは、そうですね。知らなきゃならない項目が50個以上ありますから、全部をマスターしようと思えばかなりの勉強が必要です。ですが、知りたいことを性格だけに絞ったら案外簡単なんですよ。今回は、画像の赤マーカーのところに注目してみてください」


コ「太陽、蟹座。月、牡牛座。ASC? 天秤座ですね」


水「太陽は太陽星座のことを示していて、朝の占いコーナーなどでよく使われる、みんなが知っているあれです。月は月星座と言って、SNSではたまに見かけますね」


コ「月星座は聞いたことがあります。でも、太陽星座と月星座はどう違うのでしょうか?」


水「人によって解釈が異なりますね。太陽は表向きの性格で月は裏の性格とか、太陽は生きていく中で作り上げていく性格で、月は元々持っている性格とか。他にもいろいろあります。ですが、どんな内容にしてもその人の性格なのは間違いありませんから、そんなに違いを気にしなくても大丈夫」


コ「そんな大雑把でいいのですか?」


水「うーん、正しく言うなら、大雑把にせざるを得ないんですよ。例えば、他者から見たら裏の性格のほうが強く感じる人もいますし、家庭の環境で形作られていく性格もあります。生き方や相手によって態度を変えていくのが人間ですからね。だから僕の場合は、細かく分けないほうが当てやすいんですよ」


コ「簡単そうにおっしゃいますけど、すごく難しそうに感じます」


水「まあ占いで無難にある程度の的中率を得たいなら、細かくやったほうがいいのかもしれない。でも僕の場合、総合的評価みたいな見方ですから」


コ「と言いますと、星座以外でも判断するということですか?」


水「そういうこと。複数の命術を混ぜて占うのは普通だけど、僕はタロットからの情報や観察で得た分析も交えます。例えば、句読点が乏しい書き方をする人は感情管理が苦手だし、真っ直ぐ目を見てしっかり話す人は繊細とかね」


コ「前に蟹座の性格を調べたことがありますけど、当てはまらないものもけっこうありました。細かいところから当てはまる性格を絞っていくんですね」


水「あくまで僕の場合はね。話を戻そう。蟹座は、過保護な性格に多い星座だ。一方で不安に押し潰されやすい性格でもあり、自分が支えることで安定させようとしている」


コ「当たっています」


水「まあ言っちゃなんだけど、ココノエさんが不安を感じやすかったり、一番手より二番手寄りなのは占わなくても分かりますけどね。他にも蟹座には喜怒哀楽が激しいとあるけど、少なくともココノエさんは喜怒哀楽を表には出さない。その根拠は後で解説します」


コ「蟹座一つでだいたいの性格を占めていると思いますが、他にもありそうですね。続きが気になります!」


水「お、初めて感情を見せてくれた感じがしますね。じゃあ次は月星座の牡牛座の解説。責任感があって安定志向。あと頑固だね。蟹座も牡牛座も控えめな性格だけど、いざという時には我を通すところがあります。今回の組み合わせだと、人や何かを支えたり助けたりするためにって時ですね」


コ「中学までの私がそんな感じでした。今でもつい口を出しちゃうこともありますが、やりすぎないように抑える意識をしています」


水「うんうん。その結果、数秘術の運命数7の特徴が強くなったことになる。運命数とは、生年月日を一桁になるまで足し続けて導き出す数字のことです」


コ「私は『2002/7/5』ですから、『2+0+0+2+7+5=16』→『1+6=7』ということですね」


水「正解。運命数7は、自己表現が苦手であり、喜怒哀楽や自分の気持ちを表に出しにくい性質のことを指します。ココノエさんにとっての自己表現が人助けだったので、それを失ったことで自分を出す機会が減ってしまいました」


コ「先ほどの喜怒哀楽を表に出さない根拠も、この運命数7からなんですね」


水「うん。まあ実際は、心の中では激しいんですけどね。だから相手に誤解されやすかったり、溜め込むことでストレスになったりする人もいます」


コ「そのとおりです…………」


水「じゃあ最後にASCの天秤座。ASCはアセンダントと言って、第一印象とか分かりやすい性格みたいな感じ。天秤座だと、グループなどでは常にバランスを意識する調律者のイメージかな。変に目立つことを避け、それとなく手助けをする。先ほど説明した過保護な性質と合わさって、この意識は特に強いと思う。ただそれとは別に、天秤座は独自の基準というか、線引きみたいなものもあるんです」


コ「基準……ですか。あまり意識したことはありませんけど」


水「これが天秤座の面白いところで、自覚はないんですよね。わりと独特な人が多くて、他人からするとよく分からない基準だと思われることも多いです」


コ「私の基準はなんなのでしょうか?」


水「分かりません」


コ「え?」


水「占いで分からないと言われるとは思わなかったですか?」


コ「は、はい」


水「この基準は言語化が難しいんです。感覚的なことが多いので自分で見つめ直すしかありません。ココノエさんのエピソードをいくつか聞けば、ある程度目星をつけることはできると思いますが。しかし直さなきゃいけないわけでもないので、長い期間をかけて自分を知っていくのが一番です」


コ「そうですね。ある程度自分で考えて気づかないと、そこから変わることはできないですよね」


水「そういうことです。というわけで、今回は誰でも簡単に自分の性格が分かる、西洋占星術の見方を解説しました」


コ「出師さんの解説、すごく分かりやすかったです。最初は難しそうに思えましたが、考え方を知れば分かりやすいですね。命術は細かくて難しいイメージでしたけど、簡単に考えていいんですね」


水「占星術だけで鑑定するなら、こんな中途半端じゃダメですよ。あくまで補助として使ったり仲間内で楽しんだりする程度なら、今回説明したやり方だけでも充分ってだけです。占いはどの占術でもどうしても難しく捉えられがちですが、何事もやり方次第。星座の性格もネットで調べたらだいたい分かります。そこから興味を持ったら、ハウスや天体の意味を調べて知識と理解を増やしていけばいいんですよ」


コ「私も自分で調べてみます! いいきっかけになりそうです」


水「それは良かったです。もし難しいところがあれば、気軽に聞きに来てください。ただし」


コ「お小遣いに無理のない範囲で、ですね?」


水「正解」

ポッと出のキャラとの掛け合いは難しいですね。


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