8. 青かん
俺は森の奥深くまで移動すると、猫耳冒険者の足首を調べてみた。
『ウン、大丈夫だ。捻挫は完璧に治ってる』
という事で、俺は猫耳冒険者を助けた対価を頂く事にする。
俺は元々冒険者。
冒険者とは、対価を貰い受け、仕事を請け負う者の事を言う。
今回、猫耳冒険者に直接頼まれた訳ではいないが、もし俺が「助けましょうか?」と、尋ねたら、絶対に、「お金でも体でも、何で差し出しますので助けて下さい! 」と、言ってた筈なのだ。
俺は猫耳冒険者にしっかり確認しようとしたのだが、当の猫耳冒険者は気絶してしまっていた。
ウン。これはもう、「体を差し出します」と、言っているようなものなのである。
実際に、女冒険者は気絶してるから、どうする事も出来ないし。
俺は、早速、猫耳冒険者のズボンを脱がしてみる。
なんと、猫耳冒険者は、ノーパンだった。
ノーパンのパ○パン。
俺は獣人とナニをするのは初めてだったので、まさか獣人がパ○パンだとは思わなかった。
大体、男の獣人族は毛深くて、ギャランドゥが、チン毛と合体しているのが常なのだが、猫耳族の女は、尻尾の辺りと耳以外には毛が殆ど生えていないようである。
まあ、その代わり、尻尾の辺りのケツ毛は少しモサモサしているけど。
そんな訳で、御開帳!
俺は猫耳冒険者の足首を持って、お股を広げる。
『おおぉぉ……! 綺麗な割れ目ちゃん!』
思わず、俺のマグナムがそそり立つ!
「ん……」
そそり立つ。
「ん……」
そそり……。
「……」
そ…そうだった……骨の俺には、三本目の足、44マグナムは付いていなかったのだ……。
「肉が欲しいよぉー!」
俺は四つん這いになって、泣きながら地面を叩く。
骨なので、実際、涙は出てないけど。
暫く、地面を叩いていたら、目の前に可愛い割れ目ちゃんがある事に気付いた。
俺は思わず舐めてみる。
「……」
舐めれない……。
骨なので、舌が無かった。
「うおぉぉぉ……肉が欲しいぃーー!」
(骨語)
「ギィィィィ……ギィギィィィィーー!」
第5階層中に、今までで最大級の不快な叫び声が響き渡った。
余談だが、この時、第5階層にいた冒険者と魔物は、その余りに身の毛がよだつ不快な叫び声によって、全員失神したという事だ。
「そうだ! さっき倒したホーンラビットの肉があった! アレを食べよう!」
俺は先程倒した4匹のホーンラビットの死体を、魔法の鞄から取りだし、頭からむしゃぶりついた。
「肉うめぇーー!」
口が止まらない。
俺はあっという間に、4匹のホーンラビットを食べてしまった。
「まだまだ足りない……人肉喰いてぇ……」
俺は思わず、猫耳冒険者の足首を掴んで、口元に持ってくる。
「ハッ……!?」
俺は、なんという事をしているんだ。
この美味そうな猫耳娘を食べてしまったら、俺は完全に人間の心を失ってしまう。
耐えろ! 耐えるんだ!
しかしながら、俺は猫耳娘の足首を離す事が出来ないでいる。
多分、これ程 人肉を欲するのは、俺がスケルトンだからだ。
スケルトン以外の種族に進化できれば、俺は人肉を食べたい衝動が抑えられる筈なのだ。
例えばグールならどうだ?
奴らは、やたらと脳味噌を食べたがる。
脳味噌が溶けて、液体になっているからか?
人肉を食べるより、酷い気がする……。
他に、スケルトンから進化出来そうな種族は、何だ?
バンパァイアとかだったら、成れるだろ!
バンパァイアなら、血を吸うだけだ。
血を吸って眷属とかに出来れば、可愛い女の子にイタズラし放題だ!
尚且つ、俺は光属性に耐性があるので、日光も怖くない!
俺のハーレム人生の全貌が見えてきた。
今は耐えるんだ。
耐えれば、明るい未来が待っているんだから。
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