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43. 怒り心頭

 

「ご主人様、気絶してますよ!」


「殺れ!」


 俺はシロに、火山スライムキングを殺すように命令する。


 それと同時に、シロは0距離から、第3階位水属性魔法、アイスランスを放つ。


 ギャゥーー!


 火山スライムキングは、シロに攻撃魔法をぶち込まれて、痛さからか目を覚ましてしまった。


「シロ、相手は埋まって動けないぞ!

 今のうちに、ジャンジャン氷魔法をぶち込んでやれ!」


「了解!」


 シロは、言われた通り、火山スライムキングにアイスランスを連射するが、2メートルは優にある火山スライムキングの魔核には届かない。

 これはチョット、不味いな……。


「オリ姫、お前、槍のように細長くなれるか?」


「ピュイ!」


 オリ姫は、俺に言われて、気持ち尖った。

 微妙だけど、まあ、良いだろう。


 俺は、オリ姫を掴み、風属性魔法を付与して、

 そのまま火山スライムキングに投げつけた。


 少しだけ尖ったオリ姫は、風属性魔法により強制的に回転し、拳銃の弾丸のように火山スライムの魔核目掛けて飛んで行く。


 火山スライムキングは、マグマで出来ているので、氷魔法以外の全ての魔法攻撃や物理攻撃を、その強烈な高温で溶かしてしまうのだが、伝説の金属オリハルコンには、マグマの熱さなど全くの無意味。


 少しだけ尖ったオリ姫は、真っ直ぐに火山スライムキングの体を貫き、火山スライムキングの魔核を破壊してしまった。


 それと同時に、


 ティッティティーン!


 頭の中でレベルの上がる音が聞こえて来た。


「ヨシ、来た!」


 俺は思わず、声を上げる。


「ご主人様、僕もレベルが上がったよ!」


「キュイ!」


 どうやら、シロもLv.23に、オリ姫もLv.13に上がったようだ。


 俺は取り敢えず、自分のステータスを確認する。


 種族: パーフェクトスケルトン lv.17

 職業: 勇者

 称号: 不死者、思い出すのが遅すぎた男、骨なのに勇者、運の無い男、陰陽を極めた骨。

 スキル: 超隠蔽、不死、鑑定

 魔法: 第3階位光属性魔法。第3階位火属性魔法。第3階位闇属性魔法。第3階位風属性魔法。

 力 25

 運 50

 HP 120

 MP 250


 オリ姫のステータスを見た後だと、とても貧相なステータスに感じてしまう……。


 因みに、オリ姫はこんな感じ。


 名前: オリ姫

 種族: ネームドオリハルコンスライムLv.13

 称号: シロの妹分、お喋りしたいスライム

 魔法: 第1階位光属性魔法、第1階位火属性魔法

 力 3000

 防御力 15000

 素早さ 10000

 HP 5000

 MP 250


 レベルが1つ上がっでも、ステータス自体何も変わってないが、そもそも防御力15000、素早さ10000って、ほとんど反則だ。


 俺TUEEEとか、そんなレベルじゃないし……。


 オリ姫が本気になれば、避けれない攻撃は無いし、避けなくてもダメージなど受けない。


 前の世界の異世界もののラノベでも、オリ姫を超える魔物など居ないであろう。


 大体、どんな最強魔王でも、最後には絶対、勇者に倒されるし。


 まあ、オリ姫の場合は、勇者でも魔王でもなく、俺のペットだけど。


 まあ、規格外のオリ姫は置いといて、俺達は、再び、火山スライムキングを倒しに山を下りた。


 忘れてはいけない。俺達の目的は、レベル上げなのだ。



 ーーー


「ご主人様、疲れましたね……」


「そりゃあ、そうだろう……だって、俺達、一日中、山の上り下りをしてるんだからな……」


「僕、なんか凄く痩せた感じがします」


「凄い汗かいてるもんな……」


「ご主人様は、骨だから、暑さ感じないかもしれませんけど、この山、マグマが流れる活火山ですからね」


「そうだな」


「って! ご主人様、全く、動いて無いじゃないですか!

 山の上り下りだって、僕におぶってもらってるし、

 火山スライムキングを、ここまで吹っ飛ばしてるのだって、僕なんですよ!」


「俺だって、火山スライムキングにトドメを刺してるだろ!」


 俺は、シロに言い返す。


「そんなの、いいとことりですよ!

 僕が、全ての段取りして、ご主人様が最後に美味しい所を持っていってるだけじゃないですか!」


「違うな、最後にいいとことりをしてるのは、オリ姫だ!

 結局、火山スライムキングは、オリ姫が居ないと倒せないし」


「キュイ?」


 オリ姫が、突然、自分の名前が出てきて、キョトン! とした顔をしている。


「まあ、それはそうですけど……」


 そこの所は、シロも認めるらしい。


「シロが頑張ってるのは、俺も認める。なんてたって、俺とオリ姫をおんぶして、山の上り下りをしてくれてるからな。

 しかし、効率を考えたらそれが一番速いんだ!」


「ご主人様と、オリ姫、滅茶苦茶、足遅いですもんね」


 シロが、いつものように、悪気無く俺をディスってきた。


「お前、俺を馬鹿にしてるのか!

 俺は本来、滅茶苦茶足速いんだぞ!

 ただ、今は、肉が無いから足が遅いだけで、子供の頃は、韋駄天の異名を持つ少年だったのだ!」


 俺は体裁を保つ為にも、シロに、俺の子供の頃の二つ名を教えてやった。


「ハイハイ、そうなんですか。そしたらまだまだ僕が頑張りますから、早くレベルを上げて肉を付けましょうね!」


「おうよ! 肉が付いたら、俺の凄さを見せてやる!」


「キュイ!」


 オリ姫が、何だか知らないがピョンピョン飛び跳ねて喜んでいる。


 まあ、そんな感じで10日間、火山スライムキングを倒し続け、俺達は拠点に戻る事にした。


 因みに、俺のレベルはシロを抜かしてLv.49。シロはlv.46、オリ姫はLv.29になった。


 本当は、lv.50になるまで、第29階層で粘りたかったのだが、シロがこの階層で進化するのは危険だというので、拠点である第22階層に戻る事にしたのだ。


 そして俺達は、第22階層に戻ったのだが、

 その、第22階層の俺達の拠点のログハウスで、俺は、トンデモない物を見る事になったのだ。



 ーーー


 ここまで読んで下さりありがとうございます。

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