8.ストーカーが世界を救ってしまった
アイドルを追いかけるストーカー。しかしアイドルが薬物使用している場面を偶然に写真へ納めてしまい、さらに偶然に近くにいた警察官が写真に気が付いてアイドルは捕まえられた。彼は逮捕に協力したとして称賛される。
今度は女優の後をつけていたストーカー。家も特定し、彼氏がいることも知った。女優は彼氏とともにホテルに入っていった。その様子を収めた。それをすぐに張り込んでいた記者は報告しに離れた。だが彼はショックのまま入り口を見つめていた。すると、別の男と女優は出てきた。その画を彼は写真に収める。そこにさっきの記者が現れ、彼の張り込み力を称え、さらにライバル視する。馬鹿馬鹿しくなった彼はその写真を渡した。
次は若い人妻をターゲットにした。結婚したばかりで不倫するわけもないし、幸せの中だから薬物も持っていないだろう。だが予想を大きく上回る。結婚は嘘、人妻はある国のスパイであった。銃を持って変装するようすを彼は目にしてしまう。それを写真に撮り、彼は警察に出した。信じてもらえなかったが、この前の警察官がたまたま現れて、調べると言った。
最終的にテロを起こす手前だったことがわかり、彼は英雄となった。
次は大人気の女子アナウンサー。もう確立された地位にいるから、何の心配もなくストーカーができると意気込んでいた。しかしそれも裏切られる。アナは闇営業を取り仕切っていた。
その現場を彼は写真に収める。
次は歌手。世界的にも売れている日本人歌手。もはや欲情ではなく、ストーカーとしてのプライドだった。腹いせだった。普通のストーカーになりたくなっていた。
しかし歌手は秘密に付き合っていることが判明(外国で)そのようすを彼はまたしても写真に収めてしまう。そこにパパラッチが来る。彼はベテランのパパラッチを置き去りにしていたのだ。それによりパパラッチは彼をスカウト。いい金額だったので、彼は承諾してしまった。
次は世界的モデル。パパラッチの仕事としてである。外国人には興味がないと感じていたが、彼はいつの間にか気に入っていた。彼はモデルが男と車に乗ったところに遭遇、仲間とともに追う。しかしうまく巻かれそうになり、彼は味方を置いて走って追う。
彼は先回りし、モデルと男が山に入っていくところを見た。山は切り開き、どうやらヤバそうだ。宇宙人が出てきた。世界的モデルは宇宙人に姿を変えた。その現場を彼は写真に撮る。
このことを知らせようと逃げようとしたとき、スーツの男と会う。男はCIAであり、その写真をよこせと言った。それは敵対勢力のものであると。怖くなった彼はそれを渡す。する男は彼を気に入り、CIAにスカウトした。彼はCIAになったのである。
CIAになり、彼は様々な技術を叩きこまれた。そして腕も超越的であり、いつの間にか捜査のトップになっていた。
彼は女のテロリストを追うこととなる。皮肉にも女は彼の好みではない。
だが追っていくうちに彼は恋してしまった。そしてまた現場を押さえる。
彼は疲れ果てていた。ゆえにそれ以来、仕事はやめた。
自然とストーカーにいそしむ日常に戻る。
適当に街で見かけた女を追う。だが何かおかしいと彼は察した。
女はあらゆる手段で移動する。彼も経験ゆえの力でついて行く。
ただ見かけただけの女のくせに、今までで最もハードはストーキングをさせられる。どうやら長年の経験ゆえに、自然と彼は怪しい女を見つけられるようになってしまっていた。
彼はついに彼女に追いつき、その秘密を目撃した。
それは戦争の引き金となる作戦会議だった。彼はその内容を記録。
CIAに送った。
彼は自然に未然に戦争を止めていた。そう、世界を救っていた。
あらゆる女との出会いが運命的に思えるのは、このような事件が起こるからだと彼は実感した。でも彼はストーカーをやめられない。
彼は女をストーカーしていた。女はただのOLである。
自分の腕に自信がある彼は、何の心配もなくストーキングする。
普通の女がゆえに、パパラッチもCIAもいない。
事件が起こることもないはずだ。
そう思いながら行動した。実際に何の変哲もないことがわかった。
だからだろう、彼は油断した。今までの中で最も楽だったからこそ、油断した。
彼は警察に捕まる。見つけたのは皮肉にも刑事になっていたあのときの警官だった。
その女から見たら気持ちの悪いストーカーだ。だがその中身はどこかの救世主であったのだ。でも罪は罪。彼は牢獄に入れられた。
こんなの書けるか。




