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地下牢④

頭の中に響き渡る機械音声。


某ボーカロイドのような声がする。自由に動画や音楽を楽しめた時間が恋しくなる声だ。


「質問を何も考えていなかった。どうすればいいんだろう?」


「異世界にいるということは、おそらく新しい環境に慣れる必要があるでしょう。以下は、あなたが今いる異世界での生活を開始するためのいくつかのアイデアです。 周りの人とコミュニケーションをとる。周囲を探索することで……」


「呟いただけなのに返事された。それになんだかとても優秀そうだ。俺の周りの状況も考えて的確な意見してくれてる」


話を遮りながら驚いてしまった。


今のやり取りでこのAIさんが周辺の環境を認識して、質問に対する答えが考えてくれるらしい。



「異世界人に地下牢に入れられて、助かるためにはどうしたらいい?」


「異世界人に地下牢に入れられた場合、次のような方法が考えられます。 異世界の文化や言語を学ぶ 。……。自分自身の能力や魔法を使う 。」




魔法があるのか。

スキルがあるから剣と魔法の異世界ファンタジーなんだろうとうすうす感じていたけどAIさんが言うのなら確定事項なんだろう。


でもさっきのステータスで能力といった能力がないことを知ってしまったからな。


まてよ。優秀なAIさんならチャットAI以外のスキルがないことも解決してくれるのでは。


「スキルがない。異世界でスキルを増やすためには?」


「新しい経験を積む必要があります。異世界には、あなたが知らなかったスキルや能力が存在する可能性があります。新しい経験を積んで、異なる環境で生きることで、自分自身を成長させることができます。異世界での多くの活動には特定のスキルが必要であるため、訓練や修行を受けてスキルを磨くことができます。 」


「つまり新しいスキルを覚えるためには経験を積む=経験値をためるってことが重要なんですね」



あまりの有能っぷりに口調が丁寧になってしまった。


AIさんは1から10まで教えてくれる。


貴重なご意見をいただいたのでさっそく行動してみることにした。


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