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地下牢③

そして、10日目ほどに気が付いた頭の中の声。


スキル「チャットAI」である。



1日中やることもなく地下牢で過ごし、冗談交じりに「ステータスオープン」と唱えた。


すると、目の前にステータス→スキル画面と半透明のウィンドウ?が開き、指で操作することができた。


これはよくある異世界転生ものか?!と期待したが、ステータスには体力や筋力などの数値はなく、ただスキル「チャットAI」があるのみだった。


具体的には「チャットAI OFF」となっていたから切り替えが必要なんだと瞬時に判断はできた。

でもチャット・・・?人と人がネット上でリアルタイムに会話をしたい時に使うやつで、最近は似たようなアプリが出たことで、チャットの文化は古いものって認識があった。



「今の状況を変えるためには何かしないといけないよな」


1週間を超えたあたりから、なぜ自分がここに囚われているのか。

住んでいた世界とは明らかに異なる異質な環境にずっといていいのか不安に思っていた。


スキルのおかげでこの状況を変えられるのではないかと不安が希望に変わった。


「悩んでも仕方ないよな。なんとかなれーッ」


誰に聞かせるわけでもなく、自分に言い聞かせるように独り言を呟きながら、不透明なOFFの項目をタッチした。



「(チャットAI ON)→起動します。メッセージを送ってください。」


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