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地下牢②

今いるのは地下牢である。



日本の警察署にあるような清潔感のある部屋ではなく、布団の代わりなのか藁が敷かれている。


壁際には排泄物を流すための用水路が見える。


当然、そこから抜け出せるわけはなく、人の頭が入るかどうかの大きさなので、脱獄なんて当然無理そうだ。


食事は朝と晩に運ばれてくる。

顔の前面を一枚の布で覆った人型の生き物が無言で鉄格子の隙間に差し入れてくる。指の数が3本なので、自分と同じ人間ではないのだろう。


食事内容はいつも変わらなく、一度に飲み込めない硬さのパンと木のカップに入った牛乳のような甘く白い液体。カップは次の食事の時に通路側に置いておくと回収されていく。


その生き物は食事以外の時も通っているので、看守的な役割なのだろう。



ここに入った当初は不安と驚き、孤独感で気が狂いそうになったがすでに1週間ほど経過するが案外快適である。

布の半そで、半ズボンで肌寒くもなく、室温はちょうどよい。食事を運んでくる、ヒト?に話しかけても返事がないのが残念だ。


会話ができないのがつらい。



通路を挟んだ向かい側やその隣にも鉄格子ではめられた部屋が存在するようだ。


日中に差し込む光で見えるはずなんだけど鉄格子の先がぼやけて見ることができない。


見えているはずなんだけど認識できないような不思議な感覚。

最初こそ驚いたものの、異世界要素の一つなのかなーと気楽に考えられるようになった。


段々と感覚が麻痺してきたのかもしれない。


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